GREEN

昨年
6、7、8、9の4ヶ月間
半袖類をほとんど仕込まず
6月からウールのコートを仕上げにかかり
道ゆく人々から親の仇を睨むような視線を贈られました

今年はちゃんと仕事しました
半袖をなんと3型も仕込んだのです
MR2098 black,olive,white
MR4149 black, navy,olive
MRN004 black,white
いずれも好調です

さらに今年のショーツ
MR3079 black,olive
私も気に入っております
これまでのインサイドのショーツの生地と比べ
かなり薄く快適なものに変わっております

そんな夏のメンツの中でグリーンが絶好調です
日々、真っ黒で暮らしている私も
今年はMR4149oliveMR3079oliveのセットアップなど嗜んでおります

しっかり仕込んだ在庫も順調に減ってきております
サイズが揃っているうちに一度お試しください

完売御礼

2024年の新型ジャケット
MR1176とMR1179ともに完売いたしました
お買い上げいただきました皆様
有難うございます

縦糸に和紙の糸を用いたこの葛城は
カラッと乾いた表面と横糸のコットンが成すしなやかさが
見事な協業をしたグッドファブリックでした

もう一つのリップストップのリーフカモフラージュ
こちらはより軽く
私自身この春もっと長く着ました

双方フライフロントの中に差した蛍光のオレンジが好評
こういうアクセントはmerphにとって大事な要素です

普段ロングコートばかり創っていますが
こういうショート丈のジャケットも
常に描いてはいるんです
しかし
洋服は面積が狭くなるほど
よりデザインするのが難しくなります
慎重に精密な配置とサイジングを行います
ひとまず
2024年1番手は合格だったと胸を張ります

下半期の製作で
再びショート丈に挑戦しています
かなり手をかけています
生地もコンビネーションも
うまくいくでしょうか
項垂れても修正重ねて
必ず店頭に並ばせて見せます
ご期待ください

MR2098

MR2098
C/# white
C/# black
C/# olive

梅雨を前に
夏のマスターピースが上がっていました
MR2099同様
この形には生地の制限、縫製の制限がさまざまあります
過去に使用していた生地が廃盤になり
代替えを探していましたが
ようやく見つかった今年復刻しました

実績のある白と黒に加えて
新しく見つけたモックロディにはグレーに振ったoliveがありました
写真は技術的問題で少しグレーが強く見えますが
実際はもう少し緑が強いと思ってください

サイズ展開は
女性向けの
1と2
男性向けの
3と5
4サイズ展開です

吸湿速乾のモックロディ
乾きやすく干すだけでしわもほぼ気にしなくて良い優れた生地です
これからの日本の夏に向け販売開始します

*オンラインストアにも取り急ぎアップ完了しております

MR4150

MR4150 beige

この冬にリリースする予定だったロングローブ
サマーウールの平織り生地がまだ残っていたので
どうしても作りたくなって
各サイズ4着のみ製作しました

サイズ展開は1、3、5とワンスキップ
寸法はこちらをご覧ください
サイズ5で着丈は114cm

MR2095MR3078と同じ生地を使用しています
これをセットするのもなかなか良いのではないかと
ステージ衣装にすらなりえる迫力があると思います

これまで
セットアップはおろか
コーディネートを前提に製作をしてきませんでした
私の仕事は洋服を作ることで
コーディネートまでこちらから提案することは
洋服を買う人の楽しみを奪うことだと考えておりまして
なるべくしないようにしてきました
でも
こういうコーディネートを製作段階から設計するのも
楽しいので時々企画していきます

5月も半分終わりましたが
また今日も肌寒く
まだまだmerphの出番は続いています
ご購入いただいたmerphの上着達をお楽しみください

MR1181 RESTOCK

MR1181 black

MR1181 olive

RESTOCK

生産数が多かったため
2段階にて納品を計画しておりました
3月末から4月にかけての初回納品分の在庫が
サイズ欠けが生じ始めた良いタイミングでの登場です

こういうコートをこの時期にリリースすると
必ず『いつまで着れるか?』という質問をされますが
こう答えます
『お手入れにもよりますが、生地と縫製仕様から10年は大丈夫かと』

2024年春夏
2023年秋冬
作品に自ら賞味期限を書き込んで
価値を限定してしまうのをやめました
5年10年着てもらいたいので
そうやって付き合ってもらえる服を作ることが
merphのやり方です
付加価値をつけず必要以上の自己満足的仕様を避けています
上半期には日本の気候なら
一年で6ヶ月以上着用できるものを創ります
下半期には真冬を凌ぐコートを創ります
このやり方は実際新規が80%のmerphにとって
最適なやり方です
なので夏日もちらほらし始めたこの5月にも
コートの在庫が必要です
6月になっても7月になっても
8月の真夏日が続く中でも店の主力はコートなんです

merphはファッションという概念では服を創りません
ファッションというものは
洋服製作の2次的な環境を指すものだと思っています
かつては一元的だったのでしょう
しかし現在
洋服の世界は成熟して分業化され
色々な立場の服が存在します
その中で
merphとして造形物を洋服製作にて行います
それが日常に溶け込む範囲であるという拘束の中で表現します
全くの自由な表現は芸術(アート)と呼ぶのでしょう
制限がある中での表現はデザインと呼ぶのではないかと思います

今日も店を開けながら
新しいmerphの製作をしています
日常と現実と理想の混沌からいいものが出来上がると思っています

 

MR3079

MR3079 black

MR3079 olive

今年のショーツはシンプルにタックを無くし
裾幅を広く股下を短くカスタムをしました

表生地は4wayのストレッチ
かなり薄く軽い生地を使いました
内側の生地は薄手のジャージ系素材
肌接触もサラサラしていて快適です
二重構造による暑さへも対策しました

カラーはblackとolive
サイズは3、4、5の3サイズ展開
サイズ表記変更の件もご確認ください
(1→3、2→3、3→5)

MR2099

MR2099 black

MR2099 white

このシャツのリクエストが止むことはなく
できれば毎年製作して良かったのですが
使用する生地に条件があり
以前使っていた理想の生地が廃盤となり
ずっと代替えを探していましたが
ようやく納得できるものが見つかったので
復活いたしました

生地はコットン60%ポリエステル40%のモックロディ
吸水速乾のニット生地です
シャツ工場でも縫えるギリギリのテンションと
皺の残りにくいキックバックと
しなやかなドレープ
部屋干しですぐ乾く上に濡れている時の重みで
シワが伸びて乾けばシワが消えます
この条件を満たす生地を見つけたわけです

カラーはblackとwhiteの2色
サイズ展開は1、3、5の3サイズ展開
寸法はオンラインストアをご覧ください

今期から
サイズ表記が変わっております
旧サイズ
00→1
0→2
1→3
2→4
3→5
に変更しております
よろしくお願いいたします

MR4149

MR4149 black
MR4149 navy
MR4149 olive

リクエストが絶えなかったメッシュフロントのTシャツ
久しぶりに3色にて製作しました

メイン素材はPrimflexという吸湿速乾のPEカノコ
乾いた接触感で非常に軽い素材です
フロントメッシュはいつもの格子レースを
ポケットになっています

サイズは3と5の2サイズ展開
それぞれの寸法はonlinestoreにてご確認ください

SET UP

MR2095 beige
MR2097 tan
MR3078 beige

3月末から続く入荷ラッシュ
その中の同素材を使ったMR2095 beigeMR3078 beigeh
セットアップできます
そこにMR2097 tanコーディネート
裾からはみ出させて切るのが好きなんです
今回の生地を散々探して80/2ドビーにしたのは
インナーとしても使いやすくするためです

この上からさらにMR1180 walnutを重ねると
ベージュのグラデーションが中に向かって薄くなっていく
私の大好きなコーディネートです
いつもコーディネートのことなど考えず

いつもそのデザインにどの生地を乗せるかだけでmerphを作っています
だからその時揃っている品番どうしでコーディネートができないことが多いんです
しかし
今年は製作にしっかり時間を取れたので
じっくり生地を揃えて
コーディネートも重要要素として仕上げました

とは言っても
パンツはこの一色ですが。。。

 

MR1181

MR1181 0live
MR1181 black

生地は60/2ベンタイルギャバ(cotton 100%)
綾織の密度で加工なしに水を弾きます
100年以上の歴史を持つイギリスの名作コットン生地です

色は二色に絞りました
このところあまり作っていなかった黒と
もう一色は悩みましたがオリーブにしました

腰ポケットは貫通で
裏につけているパッチポケットを袋にしています
3シーズンのオーバーコートとして利用できるよう
冬には中に来たもう一枚の防寒着
例えばインナーダウンだったりジャケットだったりのポケットへ
この貫通ポケットからアプローチできます

寸法はかなりオーバースペックです
裄丈も1m以上ありますが
袖口に入れたゴムで袖口に止まり
袖を弛ませて着ていただけたらと考えています

サイドにはジッパーを深く走らせていますので
これを全開すればパンツのポケットにもアプローチ可能

先にご紹介したデニムバージョンMR1177とともに
この時期だけでなく秋と冬の間も使えます
1年のうち6ヶ月コーディーネートの選択肢に
上半期はそういうジャケットを作っています

 

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