NEW ONLINE STORE “KAMMER” 始動

NEW ONLINE STORE “KAMMER”

ようやく新作も格納されアクセス数も増えてまいりました
そして新作MR4135には続々とオーダーもいただき
準備した苦労が報われております

特にこちらのMR4135grayが好調
春ですからね
やはり明るい色を着たくなりますね
入荷後連日売れております

コートなどの吟味が必要なものはやはりECでは売れにくいのですが
merphの場合、こういったサイズがユーティリティーで
価格も30,000円以下ですと動きも活発になります
ECが売れなかったのはそこにも問題があるんです
さあ
ということは
コートの中に着るものの充実を進めていかないといけませんね
ただ、merphだという製作をシャツやカットソーで表現するのは
コートを作るより数十倍難しく
限られた表現スペースと縫製の条件などから限定されるデザインを
どこまでオリジナリティーがあり
そしてここが一番重要なのですが
ユニクロなどのシンプルで縫製や生地そして寸法が優秀で低価格なものとは違う
『値打ち』を持てるか
我々の商品が彼らの商品に勝負できる部分はやはり購入者の高揚感を与えられるかどうか
そこにしかありません

よくユニクロを敵視しているものだと思っていたとお客さんからも言われますが
私はユニクロに感謝をしています
シンプルで品質が良い商品の製作を彼らが担ってくれているので
私は存分に好きなややこしい服に専念できます
かつてはよくこう言われました
『ややこしいものが作れるからこそシンプルな高品質なものを作ってくれ』
バイヤーやジャーナリストがよくいうセリフです
まあ仕方がありません
彼らは良服を作らないし考えない
いわば良服作りの素人です
Tシャツ一枚いとから吟味して製作したことなどないでしょう
生地やを探したことも工場を探したこともないわけですから

シンプルで高品質なものというのは
大量生産でこそ生まれます
大量仕入れによるコストダウンに伴う高品質な素材の仕入れ
大量生産によるライン管理により細分化された分業性による精度の向上
ユニクロの1000円前後で売られているシンプルなTシャツを弊社の生産規模で
全く同じ生地で製作して売ると
7000円くらいになります
その上、縫製はユニクロより劣ると予想します

それでも弊社の7000円のTシャツの方が良いと説明するとなると
ジャーナリストやらインフルエンサーやらを利用して抽象的な紹介文と過剰に飾られた経歴や評価
まさにまるでインスタの加工画像のような付加価値の厚化粧をして
『うちのシンプルなTシャツはこの値段の価値がある』と
お客さんを騙して売る方法しか私には見つかりません

少し脱線しましたが
つまりシャツやカットソー、パンツなどは
そんな強烈な存在の優秀で安価な商品が溢れる中
その数倍の値段で出してでも買う価値を感じてもらえる
ユニークで高品質で
アカデミックな構造理論からできたプロダクトでないといけないと考えています
そう
だから
merphではなかなかそのポディションのアイテムのリリースがないのです

長文読んでいただいた方
ありがとうございました

まとめますと
要するに

長い言い訳です

MR4135

MR4135 gray 

MR4135 black

少しずつ新作が店頭に届き始めています
今年はコートを控えめに
カーディガンそしてシャツ
ロングスリーブカットソーなど
ここ数年のmerphらしからぬスタートです

その先陣を着るのは
何年ぶりになるでしょう
所謂、カーディガン?に見えるこちら

もう10年くらい作り続けているドルマンスリーブ構造の作品
まだカーディガンがありませんでした
カーディガンと言いながら?がついている理由は
こちらシャツ工場で縫っています
ニット生地を裁断し縫うのでカットソーとはカテゴリしましたが
36Gのソロテックスモックロディを使っているので
サラサラな上に程よくストレッチが機能しながら
シャツ工場で縫える程度の張り
そして美しい表面の光沢
 

ドルマンの弱点はツラに線が入らないこと
表情を司る線がなくなれば
生地が体にのっているだけとなり
そこに洋服を作る人間の出番がなくなります
それではつまらないので
”わざわざ”線を入れるんです
でもその線が無闇に入って説明が必要になると野暮
さりげなく
そして重要な線であること
余分に入った線
果たしてみなさんにわかっていただけたかどうか

カラーはblackとgray
3サイズ展開

size1(着丈F80cm/B85cm,バスト124cm,裄丈80cm)*155〜165cm
size2(着丈F82cm/B87cm,バスト130cm,裄丈83cm)*165〜175cm
size3(着丈F84cm/B89cm,バスト136cm,裄丈86cm)*175〜185cm

あくまで裄丈を基準にした目安です
女性がサイズ3を着てもそれはそれで様になります
サイズにお困りでしたら
お気軽にご連絡ください

sample続々…

先日紹介したEiRのコート
E01-R0001好調です
特に白
merphでも滅多に作らないので喜んでいただけて良かった

さて
そのmerph
新作の到着が遅くて申し訳ございません
過去2年のコロナショックで痛い目を見たため
2〜3月の製作に臆病になりまして

その代わり今年の春は
merphにしてはカットソーやパンツが多く上がってきます
もちろんジャケットやコートも仕込んでおりますが
長袖のカットソーやシャツ
半袖シャツに新型Tシャツと
現在企画を進めております

そんな中
本日ドングスリーブドルマンラグランのサンプルが上がってきました
サラサラのちょっとハイテックなニット素材で作ったニューフェイス
これがべらぼうに良かったのでまだこれから本生産ですが
見せちゃいます

もう何年作り続けているのでしょうか
このドルマンネタ
そういえばまだ作っていなかった長袖をようやく着手した次第です

もちろんポケットもついています
今年は黒は作らず
白とネイビーで参ります

納期はまだまだ見えませんが
これ
かなり良いです
気に入りました
風通しも良いので
夏場もいけるんじゃないかと
ご期待ください

MR1159

MR1159 glen check

anm1093anm1087の入荷後
男性客からの『メンズじゃないの….』とのお声をたくさん聞きました
もちろん仕込んでおりました

悩みに悩んだ結果
形はM65タイプのショートジャケットにしました
まるで擬態ように柄合わせによって消えたマチ付きのパッチポケット
かなり複雑な形をしているのですが
みごとに柄が合いました

実は私のファスナー発注漏れした挙句
サイズを間違えるという大失態があったにもかかわらず
納期遅れを最小限に留めてくれた関係各所に感謝

こちらも例外なく柄合わせにより
恐ろしい用尺を要し
生産数が…..

旗艦店並びに merph online storeにて
みなさまのご来場お待ちしております

MR1161

MR1161 black

MR1161 olive

新作です
脱着式キルティングライナー付きのC/Nギャバ微起毛のロングコート
SNSでも書きましたが
時々自分で創ったコートじゃないと感じる作品があります
うまく説明できないんですが
良い意味の時と
悪い意味の時と両方あります
悪い意味のそれは
まさに誰かに作ってもらったような服という感覚
よくできているんだけど
私の遺伝子が入っていない服がしがった時
今だから告白しますが
膨大な数(一度の展示会に100型)を製作していた時には
そういう服がたくさんありました
楽しくなかった。。。
良い意味のそれは
自分の製作の壁を一個破った時に感じるそれです
今年でオリジナルレーベルを初めて16年
それでもまだまだそういう体験は無くなりません

構造としては
男子女性どちらが来ても構わない設計です
身幅ではなく
裄丈でサイズを選んでください

不思議な価値をしています
型の設定がなく
アームホールと呼べる場所は肘にあります
それでもしっかり形は板のように大きくならず
生地が脇の下に倒れこんで普通の見頃に見えるはずです

黒もあります
黒はキルティングも黒
オリーブのキルティングはオレンジ
そしてこのキルティングライナーが大いに活躍します

夏にリリースした半袖ドルマンラグランTシャツと同じような形のベスト
袖がないのですが
肘まで覆い隠します

裏側も使えます
あたりをつけたナイロンツイル
ライナーとして滑りを持ちながらちょっと退屈じゃない生地を探しました
山のようにある生地見本の中からこれを見つけた時は一人ガッツポーズを決めました

黒にはグレーを
ライナーにもしっかり価値を持たせたかったんです
適当に作られたただの防寒装置にはしたくなかったから
非常に満足しています

スウェットパーカや
ざっくりとしたニットの上に
ポンチョのようなふわりとしたフォルムのキルティングベスト
そんな日も如何でしょう

さらにさらに
キルティングライナーを外せば。。。
完璧なスプリングコート
このコート
1着でいく通りも楽しんでもらえます
これ買ってくれる人はきっと春のコートは買い来てくれないでしょう
商売下手と言われても
これは大満足の仕上がりです

迷いに迷いましたが
製作者自身も黒を1着購入いたしました
残ったらオリーブも行く予定です

サイズは
1(155cm〜165cm)2(165cm〜175cm)3(175〜185cm)
が一応目安です
でも大きく着たい方少しコンパクトに着たい方
それは着る方の自由
じっくり選んでください

merph online store KAMMER

 

 

anm1087

昨年リリースする予定だったanm1087
様々な苦難を超えて
本日ようやくリリースにこぎつけました
生地に関してはこちら⇨anm1093をご覧ください

昨年のサンプル段階から数カ所ブラッシュアップしました
まずは生地の件
これはもう先日の投稿で書いたので割愛
キルティングをやめてポーラテックに変更
防寒性をたかめました

問題は数量
入荷数
もう残り何本とか書いません
どうしてもこれを手に入れてい方を
私たちはお待ちしています

anm1087              

MR1160

春にリリースしたMR1155の秋冬バージョン
MR1160
コットン側の生地が二列配列の綾織りに変更
厚手ですが非常に腰が柔らかい綺麗な生地です

カラーは今回このscarlet x oliveのみのリリースです
今年の春
瞬く間に消えてしまったこのコンビネーション
半年たちこれから秋本番というタイミングになってもやはり人気です

サイズは00、1、3という変則展開
オンラインストアの寸法表をご覧いただければと思います
バストサイズはトンデモナイ数字になっていますが
着丈と裄丈でサイズをお選びいただくのが良いかと思います

入荷直後から活発に売れています
先代のこのカラーを買い逃した皆様
お早めに

 

anm1093

anm1093 glencheck balmacaan 

昨年の春
一目惚れした生地がありました
イタリアのチェックを得意とする老舗のものです
シックなベージュとブラウンの上に
鮮やかなターコイズとオレンジの窓枠が重なるグレンチェック
輸入コストも乗っかりかなり勇気のいるお値段だったんですが
まずは着分を取り寄せ
フードジャケットサンプルを作ることにしました

仕上がりはご覧の通り
これはもう大枚をはたいて買うしかない
覚悟を決めて発注書を送りました
しかし!
この魅力的な生地は私以外誰もオーダーを入れなかったのか
イタリアからの返答は
『量産しません』
サンプルの出来があまりにもよかったため諦めがつかず
ダメ元で一宮の生地屋に相談したところ
『こんな品のない糸じゃなくもっとええ糸でやりましょう』
捨てる神あれば拾う神
ただ心配なのはお値段
ところがまさかの大幅コストダウン
品質は実際格段に上がり肌触りもさらさら
そして毛玉の心配もなくなった
それなのに値段は1,500円もプライスダウン
逆に関税と輸入コストの恐ろしさを知りました

そして届いたWOOL100%の美しきグレンチェック
余計な説明は不要でしょう
写真で伝えます

インスタをご覧いただいた方々から
たくさんのお問い合わせを頂き
先ほど急いでオンラインストアにアップいたしました
この後フードのショートジャケットも届きます
紳士用はフォトグラファーJKにて製作しています
ただ、この大柄のチェックの柄あわせのため
3型とも収率50%以下の贅沢裁断
純米大吟醸並みのそぎ落としにて生まれました
それでもこの値段に落とし込めたのは
この生地を作ってくれた一宮の名工のおかげです

自信を持って皆様にお渡しできるコートが
今年もまたできました

merph online store “KAMMER”

anm2027

anm2027 dolman sleeve shirt dress

過去に数度
ロングシャツをフレアシェイプにしたワンピースを製作しました
製作者としては当初ワンピースでしかなかったその作品を
お客さんたちは一枚仕立てのコートとしても着用してくれました
冷静に考えれば騒ぐことではないのですが
改めて洋服は製作者が着方を決めるものではないと思った次第です

今回リリースする新型のそのシャツワンピースコート?は
merph近年のアイコンともなりつつあるドルマンスリーブを採用しました
結果融通がきく身巾になりましたが
その大きく空いたスペースは
着用時後ろ身頃側に消えます
袖口は細く設計していますので
前から見てやたらとぼってりせず
すっきりと見せられると思います

秋の羽織りものとしても活躍すると思います
腰にはちゃんとシームポケットを作ってあります
腰のベルトは背中で叩きつけてありますので
左右の長さが変わったり落ちてきたりする心配はありません

素材は先にリリースしたレイヤードパンツと同じく
cotton/wool 50:50のミドルツイル
ウールの肌ストレスがほとんどなく
素肌にも問題ないと思います

京都もいよいよ秋の雰囲気が強くなってきました
一足先に店頭は秋の装い
九月はもうひと型ご紹介できると思います
オンラインストアにも随時格納してまいります

merph online store KAMMER

 

Humphrey

名優の名を冠させました
昨年デザインしたトレンチコート
あまり使いたくない言葉ですが
『定番商品』と言うことになります
新たに何かすることが一年経っても見つからなかったと言うことです

少し真面目に語ります
トレンチコート
みなさんが今まで見てきたトレンチコートと
私の作るトレンチコート
正直パッと見て大きく何が違うかすぐにはわからないと思います
と言うことはしっかりトレンチコートとして認識できる仕上がりである
そう思うのですが
どこかに違和感を感じてくれていると嬉しんです

まずわかりやすく違いが出ているのは
この前のカッティングでしょう
大きく下半身に向かってシングルの位置までえぐっています
このカットにより前の生地の重なりが少なくなり
歩きやすくなると同時に
このカットされたラインを利用してこう言うこともできます

ボタンの止め方によるアレンジで
全く違うコートに見えるように
そう考えて設計をしています

生地はコットンとナイロンのウエストポイント
聞きなれない生地の名前だと思います
略してウエポンっていわれることもありますが
名前の由来は米陸軍ウエストポイント士官学校のユニフォームに由来します
チノクロスの上品版とでも言えばいいんでしょうかね
チノが単糸なのに対しウエポンは双糸の綾織
今回のこの生地は
そこにナイロンの横糸を使ったハードボイルドタイプです
少し重量もありますが
そこはパターンと仕様でカヴァーしていますのでご安心ください

着丈は120cmほど
寸法としてもmerphのコートの中で一番ビッグスペックのオーバーコートです
色々なものを中に着込んでお楽しみください
ちなみにMR2080をライナーとしてお使いいただくと
なかなか男前だと思います

ちなみに
少しバランスを変えた淑女用もございます
anm1089

9月中旬に差し掛かり
夜は完全に秋の雰囲気
洋服製作をしている人間に
この時期心が踊らない人間は少ないんじゃないでしょうか

merph ONLINE STORE “KAMMER”

MR1151

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