猛追

今年の冬はコートを5型製作しました
その中でMR1171MR1172が爆発的に売れております
入荷が早かったMR1171がもちろん多く売れていますが
約2ヶ月間で売った数量のその半分をMR1172は2週間で突破しております
もちろん、まだ30度を超えていた9月下旬に入ったMR1171と
最高気温が10℃を切った11月半ばに入ったMR1172では
環境は違いますが
それでもこのスピードは正直驚いています

昨年
11月の半ばでサイズ欠けやカラー欠けが生じ
ご希望のコートをご用意できなかった反省を活かし
今年はこの寒くなったタイミングで
ご自分のコートを選んでいただけるように
各コートしっかりと数を仕込んでおります
じっくりご試着してお選びください

MR3077

MR3077 gray size 0,1,2,3

この品番が2023年最後の納品となります
恒例のレイヤードパンツ
極秘ルート(?)で手配したスーパーウールのシャギーを贅沢に使い
艶やかで柔らかく弛むワイドパンツに仕上げました

通常弊社でもこのランクの生地は外套にしか使いませんが
それを成し遂げられる環境を『努力』とお察しください

御礼

merph TOKYO satellite storeにお越しいただいた皆様
非常に楽しい5日間でした
もちろん売り上げも上々でしたが
それ以上に毎日が楽しく
サプライズもたくさんあり
あっという間に終わってしまいました
そして会場のSORANE COFFEEさんにも非常にお世話になりました
毎日SORANEさんの美味しいコーヒーで仕事を始め
夜はいろいろな友人と食事をし酒を飲んで
いろいろなことを話しました

merphというちょっとクセのあるレーベルを通して
様々な人とただ洋服を売り買いする以上の場所が
中目黒で5日間作れたことに
ちょっと満足を感じて新幹線乗り込みました

売り上げは大きな目標を持って行きましたが
達成率は80%
来年への宿題を残してしまいました

21時に降りた京都のホームは
シンとした冷たい空気が立ち込めていました
いよいよ冬が始まるんでしょう
昨年在庫がつき始めた11月半ば
今年はチキンハートにニトロを注いで
ここからまた全需要に応えられるように準備しております
思い出してください
テレビのニュースが毎年のように異常気象だの暖冬だの
毎年のように騒ぎますが
ちゃんと毎年凍える寒さはやってきました
今年ももれなくやってきます
弊社はそれに対するお手伝いを得意としております
堺町六角の重い扉を開けて中にお入りください
お待ちしてます

中目黒で会いましょう

明日から5日間
中目黒で皆様をお待ちしています

京都旗艦店と連携し
オーダーいただいたら即座に
弊社ロジスティックセンター(京都旗艦店)から発送いたします
お直しが必要な場合は中目黒で坂井が完璧に採寸し
京都で我が社の信頼するテーラーさんに仕立て直していただき
加工仕上がり後発送いたします

merph TOKYO satellite store 5daysに関して
詳しくはこちらをご覧ください
それでは
中目黒で会いましょう

MR1172

待望のMR1172
納前の各色各サイズ各1着が店頭に届きました
本生産は11月中頃の到着
店頭にてサイズカラーを確定いただければ
本生産仕上がり次第ご自宅にお届けいたします

色は2色
限界まで濃くしたグリーン
これ以上濃くしてしまうと黒に見えてしまいます
はっきりとグリーンだと認識できた上に濃く染めました

MR1172の胴体は2層構造
外の大きく少しフレアなシェイプの中に
もう一つストレートなシェイプの胴体が入っています
サイドのボタンと後ろのボタンを外し
中の強烈な赤が飛び出します

もう一色は優しい赤みのあるベージュ
こちらの中にはオレンジが隠れています

素材は二重織りのリバーメルトン
ボタンのループはその二重織りの生地を2枚に割いて
薄くしてからループを縫っています

スペックの自慢をすれば大量に書くことがありますが
まずはこのコートのインパクトを
皆様にその体で感じていただきたいと思っています

東京にももちろんこちらのコートを連れていきます
各色50着ほどの生産です
ご自分のサイズを在庫の豊富なうちにご確認ください

秋雷

今日で今週2度目
京都は秋の雷が轟いています
雨はさほど降らず
大きな音だけが賑やかに鳴り響いています

気温が今ひとつ気持ちよく下がらずに
海外の人たちはいまだにノースリーブです
今年はスペインやイタリアそれにブラジルやメキシコの人が多く
merphの服はラテンにまったく受けません
これは新発見でした
やはり北欧〜中央ヨーロッパ
そしてアメリカとアジアに受け入れてもらっています
ぴちぴちのシャツを着た方がには独特のフォルムをプレゼンしても
それより自分の肉体を際立たせたいと言う考えがあるようです

その昔
お師匠様が言うてました
『イタリアは肉体が美しいと考えるので体に沿った線を引く
フランスはとにかく飾り付け原型を無くしてくる
イギリスすなわちアングロサクソン
それにゲルマンは人間の体は醜いと考えるから
服のフォルムで格好をつける』

決めつけてはいけませんが
やはり日本人の感性はアングロサクソンやゲルマン系に通ずるかと
憧れではなく共感が得られる気がします

merphの洋服作りにも
やはりイギリスやドイツのエレメントが強く入っています
若い頃ドイツのトレンチコートで心をくすぐられ
1990年代のロンドンのデザイナーたちの服を道標に
2000年代の先輩デザイナーの生き血をすすって

merphの服を作っています

10月もあと少し
ここ数日静かな日が続きました
例年ここから忙しくなります
11月には初の繁忙期に東京POP-UPを開催します
今回はmerphの主人が全日程働きます
しっかり体調整えて東京へ参じますので
よろしくお願いいたします

 

back 12 3 4 5 6