100枚の赤いmerph

赤いコートの動きが11月に入って活発になって来ました
昨年の教訓からステンカラーを資金の限り生産したのですが
どうやら今年も十分な在庫とはいえないようです
しかしこのくらいで打ち止めにしないと
まだまだ作らなきゃいけない新作が後ろに控えておりますので

このスーパー120ウールの赤いメルトン
昨年愛知県一宮の生地屋さんにお願いして仕込みました
2年間で紳士用48着と淑女用62着
ステンカラーとフードロングコート二種の計3デザインで
ちょうど110着を生産しました
19歳の大学生から銀髪の大先輩まで
先日は小学6年生のかわいいお嬢さんまで欲しがってくれました
性別年代だけでなく国境も関係なく
いろんな国の方にお買い上げいただきました

展示会をしていた頃
こういうコートを作ると必ず
『わかるんだけど、売れないんですよね』
などと言われました
彼らはその原因をお客さんのせいにしていましたが
違いますよね

ただいま接客の合間を縫って
ひたすらに春の新作の準備をしております
私が楽しく服を作らなくちゃ
お客さんが楽しいわけがないのです
最近本当に何もかもが楽しいんです
しばらく良いシーズンが続くと予感しています

御食事処乃 福松 近松真樹

merphoniaに参加する料理人のご紹介
その一番手はやはり私の同級生
盟友 福松の近松からさせていただきます

事あるごとに
我が社の行事に参加してくれて来た福松の近松
通称まーくんとは
私が会社を立ち上げた頃からの付き合いです
一時はパリに苦行に出ていましたが
戻って来て福松を始めたのはもう9年前のこと
当時は自宅も二本通りを南へ行くだけの距離だったので
仕事帰りや休日に予約の隙間や3回転目を狙って飲みに行っておりました

一汁三菜をまず最初にいただいて
その後豊富なメニューから食べたいものをオーダーするスタイル
日本酒も豊富に揃い
ビールはもちろん黒ラベル
当店のお客さんにもすでにファンの方も多いようです

今年の春に
従来の三条衣棚の店を屋号もスタイルもそのままに
番頭の海老蔵くんに任せて
新たに北大路橋の東詰にもう一つの福松をオープン
その圧倒的なコミニケーション能力で
早くも北大路界隈に常連さんを増やしています

merphonia当日
彼が何を作ってくれるか
ご期待ください

2020年2月29日(土) 
merphonia @ 京都KBSホール
公式website
merphonia.com

御食事処乃 福松 北大路店
〒606-0812 京都府京都市左京区下鴨上川原町35
tel 075-748-1586

デザイナーの意地

11月が本気を出してきましたね
紅葉も桜の木から赤く燃えて
加茂街道の出勤が毎日楽しみです
もみじはようやく薄く赤が差してきたくらいですが
ここ数日夜の冷え込みがきついので
そろそろ色もつく頃でしょうか

11という数字がやはり人の心を冬仕様にしてくれたのか
今月に入ってから急にスヌードが売れ始めました
このスヌードは過去に2度リリースしています
最初はブルーグレーとワインレッドの2色を
そして2年前に濃淡つけたグレーのツートンと
ベージュと薄いグレーのツートンの2パターンを制作
全て大好評でしっかり完売しました
昨年もたくさんのリクエストをいただきましたので
今年はチャコールとベージュの2色を仕込みました

このスヌードの特徴をもう一度まとめておきます
かつてこのニットで大きな長いマフラーを作りました
それをうまくボリューム出して巻く方法を相談されていた時に
これをただ頭通すだけでその状態にできるようにスヌードにしてみようと考え
さっそく手元にあったニットマフラーをピンでつないでやって見ました
しかし
何かうまくいかなかったわけです
世のスヌードを思い出していただきたいのですが
首元にだらりと下がってると思います
二重にして巻くには短いのでしょう
短すぎてネックウォーマーみたいになってるのもよく見ます
これを突破するアイデアが出せれば価値がある
しかし頭を捻ってもなかなかそのちょうどいい長さができない
捻っても捻っても出てこない
捻っても捻っても、、、
あ、捻ってみよう
そうです
捻ってマフラーをメビウスの輪にして見ました
すると出来上がりました
ただ頭を通すだけで首元をふわりと包む防御力の高いスヌード
それだけじゃ無いんです
このひねりを利用して
つなぎ目の線を首の後ろに合わせて肩を覆って前に回せば
ボレロのように使えます
『シンプルな中に計算されたアイデアが練りこまれている』
昔デザイナーをしてたフランス人のご婦人に言われた嬉しいお言葉
マフラーという仕事する余地のないものでも
自分の入り込む余地を探す
これぞデザイナーの意地です

 

 

merphonia メインビジュアルアート 近藤康平

こんなに大きなイベントを主催するのは
それはもう不安と興奮が入り混じり
寝ても覚めてmerphoniaのことを考えております

さて
今回のmerphoniaのwebsiteやパスター、フライヤーでメインを飾る
このビジュアルは近藤康平氏に依頼しました
昨年11月
衣装デザインとして参加した美保神社での『神と海の祭』で
前夜祭に出演したcalybooの一員
このcalybooとは
こちらではおなじみのドラマーあらきゆうこと
BEGINなどのサポートメンバーとして活躍しているベーシスト
カナミネケイタロウが奏でる音楽に乗せて
近藤康平が即興でライブペインティングをしていくユニット
私もその即興ライブで描かれた絵を一枚手に入れていますが
何か琴線に触れられた気持ちになる不思議な魅力を感じる絵なんです

イベントの企画が始まった時点で
彼に描いてもらうことは決めていました
こちらからはイメージを伝えず
近藤氏の感じた私のイメージで描き上げてもらいました
そこに描かれたのは
私たちが出会った境港から連想する穏やかな水面と
そこに並ぶ作品たち
後ろにはたくさんの大きな緑の木
そして私が15年間で築いてきた洋服を作る会社の歴史を象徴する白い家
先日の告知開始がこれほどまでに反響を得たのは
市原氏や近藤氏の作品の力も大きいと思います

そしてこのcalybooというユニット
とても素晴らしいライブをします
ぜひ皆様にもご覧いただく機会をと
盟友あらきゆうこと話しております
また近々そのお知らせもできればなどと企んでおります

出演アーティストの紹介もしていないのに
これほどまでに細部に至るまで
素晴らしい才能が関わってくれていることに本当に感激しています
告知の手段がすでに作品のようです
この調子で今回関わる仲間たちを
隅から隅まで紹介していきます
もちろん、本業もしっかりしながら

 

本業

音楽祭で騒いでばかりおりますが
本業もしっかり頑張っております
こんなに納期がうまくいった年は今までありませんでした
その上
この店に押し寄せてくれる日本中、世界中の一見さんに勇気付けられ
シャボンのメンタルにグリセリンを混ぜまして
少しだけ強くなったハートでしっかりと在庫を仕込んだので
7月からコートが売れまくっていますが
まだまだこれから見ごたえのある店頭をご披露できます

 

とはいえど
次第に完売品番も出始めて
紳士用のパーカの黒や淑女用のトレンチコートは
早々と店頭から姿を消してしまいました

昨年の11月は弊社史上最高の月間売り上げを記録しましたが
本日の時点でそのSnactum新を大幅に上回る売り上げを叩いております
これから一年で一番コートが売れる季節です
昨年はもうほとんど在庫がない中
赤いコートの大爆発のおかげで記録的売り上げを叩きましたが
今年はその赤いコートのリクエスト再生産に加え
トレンチコートや黒いフードコートとバルマカーン
さらにヴェンタイルwithキルティングライナーのフードJKT(こちら好調です)
好評のスウェットptも届き
トドメにイタリアから届いた素敵なウインドウペーンcheckの生地で
淑女用のバルマカーンを仕込んでいます
赤いコートがなくなる頃にまた一騒ぎ起こす目論見です

洋服屋が不況にあえぐ昨今
胡散臭いご意見番に褒められるような服ではなく
本当にそれを買って着てくれる人たちへの物作りに固執してきました
料理屋はやはり美味いと潰れません
洋服屋もシンプルです
作った本人とそれを買う人間がかっこいいと思う服を作れば
売れます
これがやりたかったんです
洋服を作る皆さん
無知で無責任なファッションジャーナリストなんか相手にせず
あなたの服を着る人をもっと大事にしましょう
業界権威のコレクションリポートなんかに載ったて
その服を着る人には何のメリットもないんですよ

 

タイトルデザイン市原 直樹

さて
昨日ようやく白状できた我が社の企みですが
本日はまず
この一大イベントのタイトルを書き上げてくれた男に関して書きます

察しの良い方はもうお気づきでしょう
そうですTALKING ABOUT THE ABSTRACTIONデザイナー市原直樹
彼と私は運悪く京都産業大学の先輩後輩の間柄で
東京で他社に勤めていた時も
角を一つ曲がるだけの距離で働いていました

私より一足早く独立して大阪で起業した彼は
我が社でもおそらく500本くらい売れた
あの伝説の転写デニムを開発し
その後続々とレーベルを立ち上げる後輩の先頭に立ち
良くも悪くも見本となって突っ走ってくれました
工場に密着し理想の生地や加工を追い求めて
とことん作り込む姿勢は
酒を飲んだらめんどくさい点を差しい引いても
辛うじて尊敬に値します

今回のイベント
パソコンでデザインするより手描きをイメージしたので
真っ先に彼の書く文字が候補に上がり
とりあえず書いてもらったところ
私の考えていたイメージ通りのロゴを送ってきました
決め所を知っている男です

イベント当日はTALKING ABOUT THE ABSTRACTIONも
何かしら作品を販売します
ご期待ください

TALKING ABOUT THE ABSTRACTION

back 12 3 4 5 6