cassowaryにこの光線が入る季節になった
これがフロアの真ん中より奥まで届くと冬だ
待ち遠しいかった秋が突然やって来た
油断をしてると底冷えとともに冬がやって来る
時間はまじめに前へと進んでいるはずなのに
一瞬の気のゆるみがその一定のはずの時間の流れを
何倍もの速さに感じさせる
今日のcassowaryは吉川と千葉に任せて
僕は北山で春夏のバッグのサンプルの到着を待っていた
先程西濃運輸がやって来て
不安と期待を胸に箱を開けた
安心した
新型3Wayトート
いけそうだ
最初のサンプルが出来が良いとその後も流れに乗る
来週から続々とサンプルが届く
なんとかこのトートに続いてもらいたい
神様でも悪魔でもかまわないからよろしくどうぞ
9月20日過ぎから店頭がにぎやかになって来た

今年は兎に角穴がなく

全品番がしっかり売れている

お忙しくてご来店が叶わない方

こちらでご覧あれ

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気になるものあれば

弊社の低反発店長

吉川薫までお問い合わせを

昨日は楽しかった
東京から来た元スナフキンは
かき鳴らしていたギターの代わりにビジネスバッグを携えて
少しギタリストだった頃よりふっくら健康的な顔になっていた
ついでに今や父親にもなっている
なかなか幸せそうで良い
大事な客が来たら僕はもちろん福松へいく
福松の扉を開けたら
嫡男『隆乃助』が出迎えてくれた
もうすぐ3ヶ月を向える福福としたうちの息子の1つ下の後輩を
さっそくだっこさせてもらい宴が始まった
1歳7ヶ月と6ヶ月と3ヶ月の男の子の父親3人
それぞれの写真を見せ合いながら
秋の旨い物を黒ラベルとともに楽しんだ

話題はやはり弟のバンドの話しになり

次の弟のアルバムがすごく良いと言ってくれていた
ギターは置いたけど
彼もちゃんと見守ってくれている
嬉しかった
終電で帰る彼に
次回は嫁と息子も連れて来いと伝えた
あいつの嫁は僕が東京にいる頃
沢山の時間を過ごした大親友だ
そう
実は僕が立役者
まわりの友人には悪魔だの鬼だの言われているが
そういう事もできるのだ
両翼28mの黒い翼のキューピッドが居ても良いでしょう

それにしても

この僕が手を焼いた

あの滅茶苦茶な女が母親になっている姿は
暫く酒のつまみになるから絶対に見たい
たのしみだ
京都駅へスナフキンを見送った僕は
もう一つの大事な行事に向った
ベトナム大将の12周年
大将を慕う面々が2日に渡って店を満員にしていた
僕は2組の先輩夫婦のテーブルに合流して
そこの美男美女の子供とじゃれ合って来た
手のひらに乗るくらい小さい頃から知ってるこの子達が
もうすぐ中学生になる
僕のこめかみに白髪が増えるのも当然だ
それにしても
奥のリコちゃんはもの凄くべっぴんさんになってきた
あと3年もたったらanimaのモデルしてもらおう
久しぶりにほんとに楽しい夜だった
おかげさまでビールの奈良漬け状態の今日
事務所でひっそりと珈琲を飲みながら絵型にステッチを入れている
いよいよ9月が終わって10月がやって来る
展示会も大変だが
このところの急激な秋変化で店も賑わって来た
しっかり避け抜いて
時間を無駄にせず頑張ろう

彰久が勝負に出ると言った
まわりにそう言って何を勝負したか分からない連中が沢山居るが
この男
声は小さいがやる事はでかい
出会った頃よりずっと顔が凛々しいくなった
飲んだとき以外は
merphのベストとパンツ
似合ってるでしょ
10月10日リリースのニューアルバム
それとオーケストラを引っさげて
渋谷さくらホールで大コンサートを主催する
目標動員数を聞いて『勝負に出る』という言葉の価値を見た
レコード会社やプロダクションの力を借りず
自らの手と足と喉と心で彼らはそのホールを満員にしようとしている
武者震いがこっちにまで飛び火する
10月29日
渋谷さくらホール
展示会明けの集計やら生産準備やらの地獄に居る頃だ
でも
まだ僕は諦めていない
これは見なくては
そして聴かなくてはいけない
そう思っている
彰久も高稲ちゃんも世間から見ればひねくれ者なんだろう
分かりやすい方法をとらず
頑に自分のやり方を通す
そうすると皆
白い目で見る
全部知ろうとせず
好きな事を言って来る
素直じゃないなんて言うけれど
そういう人達の言う『素直』ってのは
単に『都合がいい』ってだけだ
だからどんどんひねりまくれば良いと思う
ただし真っ直ぐに
ドリルの様に
そう
壁に穴をあけるなら
ドリルにならなくちゃいけない
ぐりぐりと捻り
硬いコンクリートに穴をあけろ
穴があいて光が見えたら
昨日までの白い目が
全部真っ黒になってこっちを向く
その日が来たら
乾杯しよう

今日は水曜日
cassowaryの門番
先週と影絵の様子が明らかに変わって来た
気分がいいから今日はpolarisの“光と影”をずっとリピートしている
安物のドリップ珈琲がやたらと旨い正午過ぎ
今日は沢山洋服の絵を描かなくてはいけない
展示会スワッチに載せるための大事な絵
この絵を描くのはとても疲れる
シャープペンシルで描いた後
0.7mmの水性ボールペンで輪郭を描き
0.5mmで切替を引く
そして0.3mmで釦やファスナーとステッチを入れて行く
肩こりと目の充血
首の痛みにペンだこ
およそ80型の絵型を完成させたら
それらの勲章を下げて黒ラベルを飲みに行こう
おそらく明日には完成する
今夜は我慢だ
明日の黒ラベルはもう一つの理由で格別な物になる
東京から嬉しい客が訪ねて来る
出張の仕事が終わって最後の新幹線までの4時間半を
僕と飲みたいと言ってくれた
だから明日は久しぶりに福松だ
沢山の友人が京都に来たら連絡をくれる
旨い所を沢山知っているからだろうけど
どんな理由であれ
嬉しい事だ
秋がやって来て
これから沢山京都に友人がやって来る
一緒に酒飲んで
近況を話しながら楽しい時間が過ごせるはずだ
ちゃんとお相手できる様に
しっかりした“近況”を過ごしておく

Flavorich
名のごとく
ここの服は実に品格を感じる
瀬川健太はまさにこの服のままの人間
姿勢は美しく礼儀正しい
ただ
酔っぱらうと顔が真っ赤になって少々声が大きくなる
洋服はきめ細やかで丁寧なのに
雑な一面も“バランス悪く”保有している
それで良いと思う
自分の洋服をわざわざ創る人間が
誰にでも褒められて付き合いやすい優等生というのはうさんくさい
でしょ?
Flavorichはとにかくテーラードに絶大な自信を持っている
そしてファンも非常に多い
こことの取引は弊社立ち上げ直後から始めて
一度こちらの店の運営方法から一時中断していた
その間も多くの顧客さんからリクエストをもらって
昨年から取扱を再開した
顧客さん達もその責任をしっかりとってくれるかの様に
次から次へとFlavorichの作品を買ってくれている
もうすぐ僕も展示会で気に入ってオーダーをつけたパンツが上がると思う
それが来たらここで紹介しようと思うので
少々お待ちを
さて9月の末にようやく本気を出した秋
引き際の悪さも夏が嫌いな理由の一つ
それに比べて秋は潔い
短い期間で真っ赤に燃えて
さっさと冬に主役を譲る
そんな人間に僕もなりたい

弟はゾンビになった
ゾンビになったついでにアルバムを出すそうだ
『なんとでも言うさみんなは そりゃ何も知らないから』
その通りだな
好きなら聴く
嫌いなら聴かない
好きなら着る
嫌いなら着ない
それで良いじゃないか
それをいちいち論ずるな
何もしてくれない偉いらしい人達にそう言ってやったら
怒られたけどね
坂井家の次男坊が来ているのはMR1021
衣装を貸せと言われたので
変な汁をつけない事を条件に貸してやった
しっかりクリーニングして返して来た
ゾンビにしては礼儀正しい
このジャケットも今回のヒットナンバーだ
このジャケットまだ僕がlaluと冠して服創っていた2007年
メルトンとグレンチェックのコンビで出したジャケットがご先祖様
それはもう良く売れた
最後の1着を残して
気に入っていたから資料として残しておいたのだが
一昨年の年末
在庫がなくなって来たから過去の物をいくつか店頭に出した時に
思い切ってこれも売る事にした
そうしたら次から次へと購入希望者が現れたのだが
皆サイズが合わず
そんな方々から再リリースのリクエストを頂き
図に乗ったわたくしは
今の技術と大人の心でこの品番を復活させた
地の底から這い上がって来たこのゾンビは
あれから5年の間に
新しくcassowaryに通う様になってくれた人々の心に響いたようだ
サイズ切れも発生しているがまだ何着か店頭に潜んでいるので
ぜひご試着頂きたい
僕の創る服は
洋服としてありのままであってほしいと思う
いろいろと方法は知っているが
これがこれ以上の価値を手に入れるのは
売る方からはしたくない
買った人がその服を来て特別な気持ちになってくれるなら嬉しいが
それを僕らがコントロールするのはみっともない
そう思っている

こんなにしっかりとした洋服が創れる様になったんだなあ
我ながらそう思った
まだまだ未熟だが
この写真を見ているともの凄く満足感を得る
これからもこのくらいの出来映えの作品をどんどんリリースして行きたい
頑張るしか無い
10月が近づいて
空は以前より茜色
それを見ていろいろ焦る今日この頃
間に合うのか2013SS展示会
間に合わせるしか無い
今日も朝から事務所でひたすらとシャープペンシルを握っている
頼んでも月曜日は容赦なくやって来る
どっかから血が出そうになるくらいに
無心に仕事をしなくちゃいけない
されど
急に涼しくなって
売り場の秋物が昨日からザックザクと売れている
在庫が心配になって来た
今日も朝から在庫を補充しに六角まで車を飛ばした
まだ10月11月12月とこれからが本番なのに
何か追加製作しなくちゃいけないのだけれど
そこは展示会サンプルとの兼ね合いもあり
なかなかに踏み出せないでいる
12月から春物が上がるとはいえども
やはり冬の在庫が必要だ
どうしようか

奇麗にあがった
MR1019にMR3015を合わせてみた
パンツは細いMR3014と太いワンタックのMR3015
2種類から選んでもらえる
直営店があるからこういう事も出来る
好き勝手出来る場所があるってのはいいもんだ
 
北山に越して
殺人現場に遭遇する危険は回避できた物の
葵橋の夕焼けを見れなくなったのは残念だ
事務所から自宅までは自転車で3分
猛暑の中30分かけて自転車で通っていて
遂に越えられなかった壁を越えそうになった体重が
たった半月で戻ったようだ
田和から
『また大きくなりました?』
先日頂いた
展示会のたびに
『次回は見違えるくらい痩せて来るからね』
と言っていたが
ここ2年
それさえ言わなくなった
まずい
非常に
まずい
このMR1019を着るには後5kgの減量が必要
やがて来る洋服を着るのが楽しくてしょうがないシーズンに向け
ことしこそ
やるしかない

MR4026
圧縮ウールクレーターのざっくりとした感じに満足している
この品番
制作時にまったく期待していなかった
ところがサンプルの上がりに驚いた
自分用をキープした
昨年ニットのコートやカットソーのロング丈物が
11月の末まで活躍した記憶を無駄にしなかった
ツイードパンツに合わせたこのコーディネートは僕の理想だ
今季の店番はこの感じでいきたいと思う
話しは変わって殺人事件
昨夜やたらとパトカーが騒いでいると思ったら
近所で殺人事件があったそうだ
それも先日まで毎日通勤で通っていた辺り
僕がよくここで『金持ち通り』と書いていた辺り
もし引越が1ヶ月遅かったら
展示会準備を終えてようやく家路につくのは
まさに犯行時刻の午前0時
おそろしい
犯人はまだ捕まっていないそうだ
今夜は家中の鍵を確かめてから眠る
殺人事件と言えば
高校生の時に学校の近くで猟奇殺人事件があった
妊婦の腹を裂き
赤ん坊を取り出して
そこに黒電話を入れたという事件
帰り道に聞き込みをされた同級生が沢山いた
あの赤ちゃん助かっていたという噂を聞いた
それにしても
親になり思う
この国も十分に危なっかしい

多郎吉は本名
それも一つ飛びの世襲制
だから爺さんも多郎吉
このコーディネート
今回の完成体
すごく気に入っている
多郎吉が着ると更にうっとりする
MR1018は今までやって来た事に今の力を発揮した自信作
安定して出来上がるものも既にあるが
新しく挑戦する要素がある物が
思っていた通り出来上がると
そりゃ嬉しい
さらに思った以上なら
そりゃもう
たまらない
このMR1018はそれになった
下に合わせたMR3017も相当気に入っている
なにせ2色買いしたから
このパンツにジャケットを会わせたいのだが
少々事情があってジャケットを着るには時間が必要である
事情が無い方にはぜひ挑戦してもらいたい
今夜は急に涼しくなった
タイミングよく風邪をひいた息子から
くしゃみ経由でばっちり風邪を頂いた
喉が痛い
皆様も風邪ひかない様に