新しいステージ

山本昌の最年長勝利記録

山井が13年目にして始めての二桁勝利

そして

今朝

錦織圭

世界ランク1位のジョコビッチを圧倒して

日本人初のグランドスラム決勝進出

毎日興奮が続く

それにしても

みんなしぶとい

とっくに諦めて引退してる歳だし

中継ぎに回されてやがてトレードに出される状況だっただろうし

毎日5時間試合して

人間業じゃないパフォーマンスを続けたり

見ていて興奮すると同時に

あまりにもなにもかも簡単に値を上げている己を恥じた

諦める人間は新しいステージには行けない

今日から心を入れ替えて仕事をする


まずは未だに片付かない引越の遺産に別れを告げる

ねじり鉢巻とテニス用のオースティンをはいて

陽が落ちるまでに美しい事務所を掘り起こす

日曜日だけど

日曜日だからこそ

やる


人間国宝

今からはるばる22年前

高校の帰り道のコンビニエンスストア

雑誌コーナーで成人向けの雑誌を立ち読みする白いジャージの大男

背中はまさに壁

5センチ程しか慎重はかわらないのに

まるで違う生き物のようだった


その大男

今年49歳

なんと

まだ現役プロ野球選手

その上

先発投手

投げる度に伝説成立

そして

遂に一昨日

勝利投手となった

史上最年長勝利投手

その名を山本昌

低迷する中日ドラゴンズに差し込んだ光

優勝争いどころか

最下位すらあり得る中

ひさしぶりにテレビの前で手に汗を握って試合を観戦した

お祝いの黒ラベルは格別だった


この快挙を成し遂げた大男

入団当時使い物にならんと見捨てられていたそうだ

でかい体から投げ下ろすストレートは130キロ代

がに股の不格好なフォームはコーチ陣を悩ませた

アメリカ修行に行った際も

トラックの運転手になれと馬鹿にされたらしい

ルーキーイヤーから活躍する天才達が

15年で得る勝ち星を

倍の年数かけて積み上げてみせた

人より時間がかかるなら

人の倍長く働いてみせる

渋い


僕も天才肌ではないし
こういう男になりたいものです







毎日雷雨

雨音で目が覚めた

昼当たりに晴れたと思ったら

また雨が降り出す

そのうち雷がなり

雨音がドタバタと音量を上げ

日暮れ前に真っ暗になった


一昨日もそんな感じだったし

その前もそうだった様な

八月の半ばから

毎日そんな感じではないか?


秋の歩みが早まったのも

この連日の雨の所為だと思うが

少し不気味である

夏のノイズが冷えきったら

さらりと晴れて頂きたい



もうそう言っていいと思う

今日この頃

私は朝起きて寝るまで

ずっと春夏の展示会に向けてのあれやこれやに縛られて

一歩も事務所を出る事が出来ない

仕込んでおいた生地をどれに使うか

昨日の決断は一晩眠って勇み足に変わっている

そんな繰り返しをずっとこの2ヶ月繰り返して

ようやく先程何とか納得のいくフォーメーションに落ちついた

それにしても

何度もやってるのに

学習もなく改善もない制作活動

誰かの助けがいる


春満開の事務所

それに対して

cassowaryは秋が深まっている

どんどん届く新作のニット&カットソー達

順調

既にカットソーのあがりは後数型残すのみ

もうすぐいよいよコート類の納品が始まる

やはり

秋冬のmerphである












マペルのスライバー

入荷早々大好評

スライバーニット使用のジップアップパーカ

もともとこの迷彩バージョンは展示会でリストアップしていなかったんですが

会期中にリクエストをいただき制作を決定

それが好評です

創って良かった


スライバーニットって言うのは

 繊維同士が撚られていないため

ふんわりとしたボリュームがあり

風合いが柔らかく非常に軽いイタリア発祥の編み機を使用したニット生地です

布帛の工場でもニットの工場でも縫えるし

選べるデザインの幅が非常に広くありがたい素材です

merphのパーカは少し袖が細いので

この生地を使用するために少し寸法を出しました

結果

ほぼブルゾンの役割を果たす仕上がりとなってます


それにしても今年は秋の訪れがスムーズです

京都の東山はもう完全に秋のアトモスフィア

すだち

秋刀魚

本しめじ

料理も楽しくなる一方

現をそこそこ抜かしながら

楽しく仕事します

夜長月

雨が降り続きますね

八月の後半はずっと雨だった様な気がします

そんな中で撮影の日は全て晴れ

撮影チームの晴れ男ぶりは見事でした


さて

今日から九月

長月

夜長月

夜が長くなる我々酒呑童子派閥には溜まらない日々が続きます

その上秋の食材がスーパーと棚と飲み屋のメニューに踊るんです

その反面

仕事が一番忙しくなる一ヶ月でもあるのです

毎日が葛藤のオーバーフロー

助けてください


その試される九月の幕開けに

半月遅れで作品が上がって参りました

これも長く作り続けている作品

ジップアップより先にこれを創りました

当時

年間で1000着近く販売していました

懐かしい栄光です

今はそんな爆発はしませんが

それでも古いお客さんからご新規様まで

相変わらずの支持を頂いております


今シーズンはフリースで作りました

以外とやっていなかったフリースバージョン

柔らかく軽い仕上がりは

今までとまた違う面構えを見せてくれました

特に

象徴でもある首元のボリュームが気に入っております

設計上

コートやジャケットの下に着られる設定です

長く冬のパートナーになると思います

カラーは写真のsandの他blackを制作しています

本日中にこちらにアップしますのでご覧ください



九月

相変わらずの雨の幕開け

香川が古巣に戻り

本田が信頼を取り戻し

新しい挑戦を始めた大迫と柿谷も揃ってネットを揺らしました

新しい始まり

大嫌いな夏が終わり

いよいよ日本が一番美しくなるシーズンが始まります

the merph

今シーズンももちろん健在です

10年作り続けても未だ需要があります

少しずつ変化をしてきましたが

3シーズン前からメンズに関してはほぼ変更はありません

この形は僕自身の制作の中で完結したものとなりました

素材はフォギーダイ裏毛をえらびました

スラブ感とむら染めの乾いたスウェット生地

秋冬のみならず

春も使えるポディションにしてあります

このカーキが一番生地の表情が分かると思います

スラブ糸が縞模様を成します


この後

9月に入ると同じ形でイタリアのニット素材を使ったバージョンが入荷します

生地の厚さを考慮し

アームホールから袖に少し余裕を持たせる修正をかけてあります

そちらに関してはアウターとしてしっかり戦力になる物です


どこのレーベルでもほとんど作るであろうスウェットパーカ

それをしっかり自分たちの形と言えるものに仕上げる事が出来たと

そう思います


苦楽

いい夕焼けになってきました

秋の進撃が勢いづいております

京都の夏は例年もっとしつこいのに

連日の降雨と強い風のおかげでしょうか

一気に秋になってきました

今日の午前中に春夏の作品を全てトランクルームへ移動し

完全に秋冬への覚悟を決めました

九月に入ると続々と新作が押し寄せて来るので

店の限られたスペースを軽くしておかないととんでもない事になるんで


吉川店長からの報告によりますと

今年の秋冬の滑り出し上々との事

シャツ

パーカ

カットソー

まんべんなく好評をいただいていると

ありがとうございます

現在わたくしは来年の春夏の制作を恐怖に近い焦りとともに進行しています

映像もいよいよ最後の撮影を待つのみ

編集と音楽制作がビートを上げております

次回はまたがらりと変わった作品になりますのでご期待下さい


店も仕事も大忙し

新しいシーズンの始まりと挑戦

苦もありゃ楽もある

それで当然

いちいちブレブレしないですすんで行きましょう







夏の悪臭

夏は臭い

汗がとか物が腐るとかそう言うのではなく

季節の匂いが臭い

この大嫌いな夏の匂いが

ある日突如として消える

昨日

そのいやな匂いが消えた

一気に気分が良くなる

これからどんどん傲慢な夏は衰退していく

そしてどんどん知的な秋が街中を侵略する

いいぞ

いいぞ

その調子


秋の制作は次々とcassowaryに到着している

今年の一番手はシャツ類

どの品番もしっかり出来上がった

そう

しっかりしてる

生地のツラ

デザインのツラ

共に良い

お忙しい皆様をこちらで是非ご覧ください



9月になるとニット素材を使用したパーカやカーディガンが届く

今年はイタリアのいいのが手に入ったので

奮発して大量に買い込んで色々使っている

merphは秋に強い

casswoaryでお待ちしてます




新レギュラー

シャツをコートのポディションにグレードアップ

低価格にて秋の始まりの羽織りものが完成

今回はコットンモールスキンをチョイス

肉厚ながら腰の柔らかいグッドファブリック

光を蓄えると炭の様に艶やかな表情になる


今年もシャツは軽いジャケット仕上げ

これから夏の太陽がだんだん弱って

一番最初に出番が来る

そんなシャツを創っている



1 夜がなければ星は見つからない

もう
夏の力は夜にまで及ばなくなってきました
秋が徐々に夏を退治し始めています
そんな夏が終わりに向かう夕刻
昨日はサロンplakの門出を仲間たちと祝ってきました
どこかで見たことのある風景がそこにもありました
次から次へと届く北極星たち
祝いならシャンパンか樽酒でも開くところですが
集まった面々はみな片手に黒ラベル
右手に福松の料理という塩梅
類は友を呼んでいました

今月はいろいろなことが起こります
新しい始まりに
懐かしい再会
お祝いもあれば大きな病気と闘ってる友人もいます
楽で楽しいことばかりじゃない
苦く苦しいこともあって当然です
でも
どっちもひっくるめて自分のものなわけです
夏は嫌いですが
終わりに向かう夏には少し同情します
この大嫌いな季節があるのも
冬を好きになった原因の一つなんです
世の中
そうやってできてるんです