再び並木橋

今日から再び展示会へ合流
先週良い商談ができたので
今週もしっかりと喉を枯らしてきます

exic

今月は毎週東京へ向かうのですが
世の中便利になったものです
iPhoneからパパッと予約して
改札でこいつをピっとすりゃ時間のロスもなく出張へ向かえます
おまけに割引やポイントシステムでグリーンに乗れたり
4往復もすれば相当お得
浮いた分で焼き鳥を食ってきます

それでは留守中の吉川の監視
皆様宜しくお願いします

merph_media

web siteのリニューアルに伴い
merphのInstagramアカウントを取得しました
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merphの作品をどんどんアップしていきます
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_MG_4400

展示会でバタバタしている10月
知らぬ間に店頭では完売品番が出ていました
自分も欲しかったMR1085リバーシブルベスト
仕上がりの満足は店頭での上下のスピードと比例します
京都と神戸で用意した在庫は26着
生地があればもっと作りたかったんですが
十分に買い込む財力の無さを恨みます

朝夕はすでに冬の支配が始まりました
早々と冬の訪れたcassowaryに飾られた溢れる作品達も
そろそろ出番でしょう
洋服を着ることが楽しくて仕方のない季節がやってきます
merphも少しお手伝いができるかと思います
お近くにお越しの際はお立ち寄りください

 

手練れ

このコート
新しく紹介するような面構えをしているけど
実はこいつのフードを外しただけの状態

IMG_0711

1つのコートの中にこうやっていくつもの表情があるものを創るのが好きだ
展示会でいつも思うのだが
新規のバイヤーの商品の見方は実に平面的で
僕の服のいろいろなディテールにまったく気がつかない
それを見て思うのは
世の中の洋服が如何に平面的に判断できるものであるかということ
創り手側はいろいろ奥行きを工夫をするのだが
無駄に終わる
しかし
やはりその奥行きに気がつく人がいる
僕らはそういう人たちと関わりたい

merphの取引先はもちろんそこに気がつく人たちだ
それどころかこちらにもっと可能性を求めてくる
最近気に入っている言葉で言うと
”相当の手練れ”だ
百人斬りより
僕は手練れ同士の果たし合いがしたい
それがmerphの洋服をさらに向上させる

展示会とcassowaryを行き来する10月
この忙しいひと月にただ振り回されるのではなく
しっかりと次のmerphの糧とする
質の良い気合が

意外とみなぎっている

特選幕内駅弁

10/7
朝早く新幹線に乗り込み東京へ
2016SSの展示会
今回からはエージェント契約を結んだLANDS SHOWROOMにて
場所も慣れ親しんだ並木橋
新参者ながら何かこうアウェイ感まったく感じない居心地の良さ
二日間あっという間に過ぎ去った
そして本日夕刻
好物の特選幕内駅弁を食べながら早々と京都に戻ってきた

20151008

展示会ももう何度やったのか
年々洋服業界の状況は悪くなるばかり
なのにうちの取引先殿の目はギラついてて良い
頼りになるし負けたくない
展示会は果たし合いみたいなものと考える
創るこちらも売るあちらも
これから半年の命運をかけての真剣勝負
うまくいけばお互いうまい酒が飲める
だから時間かけて自分の考えを伝え相手の考えを聞く
そんな中からヒントを見つけたり
次回の展示会に活かせるアイデアを形にしていくこともできる

この展示会は10月の末まで続く
できる限り京都から会場に毎週行こうと思う
一筋縄ではいけないmerphだとは思うが
それでも今の卸先さん達のような出会いはある
諦めず
じっとりと
良いパートナーを探していく

 

10年目の夜明け

先日
撮影した秋冬のルックが上がってきた
早速それをcollectionページへと保管した
お時間あれば是非こちらをご覧いただきたい
ヘアメイク大倉克仁
メイク大倉香奈
フォトグラファー森川諒一
モデルShogo
気を使わず気がきく仲間で僕らはこれを撮った
まだ不慣れな部分もある
でもこれからどんどん我々独自の向上をさせていきたい

こういうものを普通はそれ専門のディレクターとかに頼むのだろうけど
僕はどうしても自分でやりたい
特別なテーマはないのだけど
出したい雰囲気があって
それは人を介してはいけない気がしている
型にはまった流儀を振り掛ければそれらしいものは撮れるのだろうけど
僕らしいものではなくなると思う
だから
関わる全員飲み仲間ってのがいい
web siteもその要素を活かせるものが出来上がったし
なんだか
いろいろなものが10年かけてようやくまとまってきたと感じている

そして
fixer hunter
非常に好評
何かを削って創り上げた感じがする自信作
これはどうしても僕も着ておきたい
迷ったが
これも一着いただくことにする

今年の秋冬は楽しい
これほど達成感は感じたことがない
工場、生地屋、加工屋、撮影チーム、ウェブ制作チーム
神戸ammon、友人、家族
あと、わが社が誇る迷える吉川
関係者すべてに感謝
本当にみんないい仕事してくれた
ありがとう
明日から東京で次のmerphの道を開いてくる
夜明けは10年目にやって来た

快進撃

9月の5連休から禁漁でも解けたかのように
cassowaryとammon共にコート類の売上が勢いづいてきた
両店で30着をお超える数の新型コートが主を見つけた
今年は獣毛の極端な値上がりで
一着の単価が上がっているにもかかわらず
昨年を大きく上回る消化スピード
納期を上回る速さで仕上げてくれた生産背景の諸先輩がたに感謝
このご恩に報いるよう
過去最高の成績を持ってお返ししたいと思う

思えばこの快進撃
TOPに乗せたこのシャツのブレイクから始まった
秋冬とはいえ7月から納品が始まっているから
最初の納品からはもう三ヶ月が流れている
その頃の入荷分がちょうど今活躍のときを迎えている
動き始めたコートと同時にそのな即戦力もゆっくりご覧いただきたい
今年のmerph
非常に快調
その上神戸にまで店がある
残り三ヶ月の2015年をさらに飛ばし
先日約束した恒例のSanctum忘年会を盛大に泥酔したい

fixerhunter

merphのフィールドコートには
狩人の名前が付いている
例えばanimaの迷彩コートはfox hunter
merphのキルティングコートはbird hunter
そしてこのラクーンファー付きの大作は
fixer hunterと名付けた
”主狩り”

パターンパーツの多さ
着丈の長さから
用尺は4m
生地はオリジナル迷彩
見積もりを見て足が震えた
でも
どうしても創りたかったmerphたるコート
きっと
これを着て街を歩けば
誰かの目をひくはず
”主を狩る者”が着るコート
今シーズンの主人公が
完成

 

 

今年最初の忘年会の約束

昨夜はiroiroデザインのサノ君と弟子のハルカ嬢を誘って
web siteのリニューアルを軽く打ち上げてきた
このデザイナーにして
この弟子あり
ちょっと体調の悪い師匠をよそに
肘を張りながらのどぶろくスタイルを決め込んで
ヲッカアホネード乱れ呑み
惚れ惚れする
楽しく飲めるバックアッパーがいるのは素晴らしい事
有限会社Sanctumも仕事のできる女子を探そうと思う

”軽く”にしておいたのは双方まだ手放しで呑みまくれない現状のため
いくつもの案件を抱える彼らと
展示会の真っ只中の我ら
だから
年末に大きなご褒美を企画して
モチベーションにする事にした
今年も有限会社Sanctumに貢献してくれた関係者を集めて
忘年会をやる
そのために作った洋服屋の中にあってはいけないキッチン
そのために買った数々の調理器具と調味料
年末に1日だけcassowaryはだしの香りが漂う洋服屋になる事でしょう
どうかその日だけはお許しいただきたい
もちろんその日が来るまでは
全力で真面目な洋服店を休みなく開ける
その日存分に遊びほうけるために
約束の日まで
あと90日

未だ咲かない花

明日から東京で展示会が始まる
だがしかし
秋冬の凄まじい納品とまだ上がってこない
残り数方の生産に未だ振り回されている九月末
何か無性に焦り無性に不安だった数日間
展示会前日になってみて気がついたのは
前回よりずっと準備ができているという事
今更ながら
外部に優秀な仲間がいるのだと確認
意外ともう制作にだけ集中していればいいだけなのでは
そう思って店に行って思い出す
一人忘れていた事を
吉川がいた
外部が優秀な分
内部に問題がある
いつか咲く奇跡の花
そう信じて今日も昨日まで毎日言った事に喉を涸らす

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いつまでたっても未熟な僕らをよそに
今年の秋冬の作品たちは
優秀な成績を叩いている
あまりの生地値の高騰に一時は制作を断念しかけた作品も
じわりじわりと在庫を減らしている
やはり良いと思ったモノを信じて使い
しっかりと創る事で
魅力は付いてくるのだと
だから怖気ずやり切るべきなんだ
そう勇気付けられた
もう直ぐまた次の秋冬のデザインに入る
次はさらに思い切って
これまで以上に魅力のある作品を描きあげたい
苦しんだ過去を糧にして
次へ
どんどん
先へ
進んでいく

he is the designer

そろそろwebsiteにも慣れてきたので
ここをデザインした男について今日は書こうと思う

その男
サノワタル
京都では、いや、デザイン業界じゃ少し名の知れた男
自らが代表を務めるiroiroデザインというデザイン事務所の他
事務所に併設?いや、事務所が併設されているといたほうがいいのか
人が毎日集うカフェダイニングも運営
さらに
京都の幾つかの大学の教壇にも上がるまさにフロントマン

なぜこの男にデザインを頼んだかというと
ある日のSNSへの書き込みがきっかけだった
大まかにまとめると
『デザインはクライアントがカッコよければカッコよくなるし
クライアントがカッコわるければカッコ悪くなる』
って潔い一文が書いてあったのだ
つまり
クライアントありきの場合
相手が望む形を仕上げてこそのデザイナーの力量
って言い切っているわけだ
僕はそう多くのデザイナーと関わったことがあるわけじゃないが
これまで見てきたwebやグラフィックのデザインをする人々は
どうもこう、自分のデザインが優秀であり
それを受け入れろと言わんばかりの説明というか
説得をする人々ばかりで
その上作ってるデザインってのがどこにでもあるようなもので
発想も安易でひねりがなく
何がすごいのかわからなかった
ところがこの男は違った
おそらく本来この手のデザイナーというのはこういうものなのかもしれない
やっと本物に出会ったのだ
だから
彼に僕を分析し
僕を反映させたweb siteを創ってもらおうと思った

出来上がったweb siteはご覧の通り
法則とまとまり
シンプルながら工夫され尽くした構成
我々の持っている素材をよりよく見せることができるそれぞれのコンテンツ
それにトップページ
ひたすら酒を飲み
僕という人間を観察し
思考と嗜好をちゃんと理解してくれたのだと感じる仕上がり
つまり
悔しいくらい見事なまでに
彼はデザイナーとしての仕事を完璧に仕上げたことになる

僕ら洋服のデザイナーの成果の上げ方は少し違うが
これからこのサイトと新たに始まる展示会で
彼に負けないように仕事を仕上げて見せる
そして半期の仕事が終わったら
また関わってる全員集めて黒ラベルを一星雲飲み干す
今日は事務所で資料製作
コーヒーを入れて窓を開けた
明日はサンプルの出荷
いよいよ展示会が始まる