scarlet

animaの入荷も始まりました

一番手のこのジャケット

仕上がり

非常に満足しています


まだまだレディースは型数が少ないですが

シーズンを重ねるに連れて

着用していただける人が増えています

merphの男らしい面構えを女性の洋服に落とし込む

ただ寸法を整えるだけでは成り立たたず

何年も苦労しましたが

ここのところようやく整ってきたと思います

少しずつ

新しいアイテムにも挑戦していきます

















merph 2015 spring &summer THE MOTIONS OF ATTACK

まだ秋冬の需要の方が勝りますが

店には次々と新作が届いています

春らしく明るい色と軽い素材を使った物ばかり

二月には店頭の商品をすべて春の作品へ入れ替える予定です


今回の春の映像テーマは


様々なスポーツの動きをイメージして

その動きが美しく見えるコスチュームを制作しました

去年の7月から8月にかけて

関西の様々なスポーツ施設にご協力いただき

王将での打ち上げと打ち合わせを重ねて

汗だくになりながら完成させました

過去三作で最も消耗した作品です

もうずいぶん前の出来事と感じます

時間があるときにご覧ください




時に、西暦2015年

あけましておめでとうございます

年始からばたばたとしているうちに

正月風邪を引きました

気管支間接筋肉崩壊

ようやく持って復活

遅くなりましたがご挨拶です


2015年

我々世代にとっては若い頃

様々な映画やアニメの漠然と安易に指し示した近未来の代名詞

碇シンジ君が『逃げちゃだめだ!逃げちゃだめだ!』

とつぶやきながらどでかい天使たちと闘い

マイケルJフォックスがホバーボードで逃げ回っていたのは今年ですね

未来の夢とはほど遠い

現実的な洋服を創っている私ですが

そりゃあ

幼い頃はサイエンティストに憧れ

遺伝子操作によるモンスターや細菌兵器の開発を夢見ていました

時が時なら何かしらの機関から監視されかねない事を言っていましたが

僕の時代は逆にその具体性を入試の面接で絶賛されたくらいでした

残念ながら致命的な数学力のなさから

その道は高校時代にあきらめましたが

面倒な計算以外の理論は未だに寄せ集めています


話がそれました

2015年のmerphにつきまして

凍てつく京都の新春

店頭には次々と春の作品が届いております

事務所では秋冬のデザインに必死です

今年は有限会社Sanctum創立10周年を迎えます

地味ながら地べたではなく

そろそろ気流をつかみ

空路を行けるようがんばります

皆様どうぞよろしく



デザインと打ち合わせと生ビール

年の瀬

焦る

打ち合わせを急ぎます

詳細を詰めます

飲みに行く暇などありません

3日事務所に籠りひたすら絵を描き

寸法を出し

つじつま合わないとこにもんどり打って

ストレス溜まったらレンコンのきんぴら作ったり

春菊の白和え作ったり

和牛の叩きを仕込んだり

そうやってバランスを取りながら

なんとか生きております

そこに届きました友人からの誕生日プレゼント

星をこよなく愛する私に

缶ビールをドッキングしてレバーを引くと勝手に生ビールメカ

さすがサッポロ

他のビールのそれとは桁違いのクールなデザイン

黒いつや消しのボディーのど真ん中に輝くポラリス

『丸くなるな☆になれ』

キャッチフレーズさえも桁違い

いやーありがとう


さあこのメカで気合を入れまして

年末年始もひたす展示会に向けての十何度目の繰り返しを続けます

サンプル上がった時のあの麻薬にやられてます

追い込み

僕のデスクには

新年はとっくに来ていて

四月には終わる

2015年の秋冬は

現状40%までデザインが仕上がった

コートはほぼ全て新作

新しくニットにも挑戦してみようと思うけど

こればかりは生産数との兼ね合いがあるから実現するかどうか

まだわからない


凄まじい寒波のおかげで

飲みに行く事もなく

酒場から離れた鹿ケ谷の事務所で

ガスストーブ全開にして

来年の今頃活躍する洋服を描きまくる

cassowaryも今冬最大の売り上げの波が打ち寄せている

少し納期が遅れて心配したオイルドコットンのコートたちも

ここにきてスパートがかかってきた

今年も残すところ半月

製作も販売も最後の追い込み

良い新年を迎えられるように

大好きな黒ラベルを少し控えめで



cloak for urbanlife

クローク

ずっと創り続けてきました

もともと最初はメンズでリリース

初代には片方だけ袖がありましたね

あれ

実は星野哲郎をイメージしたデザインだったと告白します
ここ最近はmerph_animaでしかリリースしていません

一度失敗した経験が二の足を踏ませています

現在来年の秋冬の絵型を製作していますが

7型の新作の中

今回もクロークはありません


写真は今回のクローク

生地が素晴らしいんです

バイオレットとネイビーのこの組み合わせ

一目惚れでした

僕のクロークの特徴は

肩幅が設定してあるという点です

よくあるクローク、マントの設計は

生地の柔らかsと重みに任せて肩から生地が倒れて落ちる物ばかりです

僕のこのデザインは

袖山があり

丸くならず

しっかりとフォルムを形成できます

勝手ですが

都会的なクロークと感じています

このアイデアを非常に気に入っているので

これを生かして

また男性用のクロークもいつか

そう思っています


クロエの誕生日

 先週末

 弊社元社員田和の誕生日を

彼女の家族とともに福松でお祝いしてきました

昨年ご誕生のお嬢ももうこんなに立派に

すでに吉川を超える知性を感じます

起こった時に入る眉間のシワは

お母さんがかつて吉川と電話している時に入っていたそれと全く同じでした

将来が楽しみな女傑です


ケーキにちょっとおした洒落を

名前をあだ名のクロエにして

年齢をうっかりミスの体で10歳サバ読んでかけてみました


年齢バラしてしまいました

怒られます


本日も店番を仰せつかっておりますが

相変わらず随所にテロリストの地味なテロ行為が散りばめられています

クロエの予防線がない今

そのダメージは僕の心から”平穏”のふた文字を奪います

あの穏やかでスムーズだった日々を取り戻すべく

今日も不条理と戦います





15分間の覚醒

 水曜日のお昼前に久しぶりのテニスに参加した

前回の参加で脇腹を負傷していたので

慎重に軽めの調整からスタート

一時間ほどラリーやサーブをトレーニングしたあと

3人だったのでローテーションの試合形式を開始

最初のサーブは脇腹を気にしてまるでダメ

ただ

この日のシングルバックハンドは絶好調

フォアのストロークで時々オーバーしていたけど

さすがのハイテクラケット

ずいぶん安定してきた

そして

二度目のサーブ

やはりまだつかめずに最後の一本

ふと思いつき

打点までを大きく振ってみた

その瞬間記憶が蘇った

若い頃のあの弾丸サーブの記憶

そこから何もかもが変わった

ここからの15分間

僕のワンマンショー

フォアのリターンはダンザラインを 射抜き

ネットプレーからのボレーは凄まじいアングルショットを決め

サーブに至ってはあのスピードが戻りつつ

スライスは消えるぐらい曲がった

極め付けはバックシングルハンドのパッシングショット

あれは気持ちよかった


ただ

15分しかもたないのがおいぼれの宿命

あんなに楽しいプレーが15分では物足りない

だからやっぱりダイエットと基礎体力向上をして

もっとテニスを楽しみたい

怪我に気をつけながら


自称X



『何をしている方ですか?』

この質問をされる時

『会社をやってます』


答えています

一番的確だと思うので

そう答えています


逆に

誰かに紹介される時はいろいろです

その人が僕のことをどう思っているのか

これでわかります

僕のやっていることをしっかり見てくれている人か

そうじゃないか

わかっちゃいます


自称X

自分が何者であるか

自分がどう言おうが嘘がない限り自由です

ただ

他人が人のこと何者であるかと言うのは礼儀が必要かと思うんです

これまで

洋服の世界で生きてきて

いろんな人に出会いました

なかなかこの職業

我の強い人種の集まりでして

己に自信のある人間ばかり

でも本物はその自信で他人と戦うのではなく

堂々と自分の仕事をしている人であると気づきました

僕も偽物呼ばわりされたことがありますが

僕をそう呼んだ人間は全国で全く通用しなかった地方のアマチュアデザイナーです

まあ

そんな人にけなされるということは自分が未熟なわけですが…

それに対し

僕のことをデザイナーとして一番最初に認めてくれたのは


今もヨーロッパへ進撃し続けるあのお方です

負け犬の遠吠えは聞こえはしても

心は動かない

憧れの人の一言は

15年たっても原動力


誰かと比較し悪く言うのは自分が未熟な証拠でした

かつての自分がそうでしたね

お恥ずかしい

今はなんだか悪いものでも落ちたように

自分の事だけで悩んで喜んで怒って笑っています

未だに耳を澄ませば風に乗っていろんなことが聞こえてきます

まあ大体相手にもしていないちっぽけな奴が音源なんですが

そんな取るに足らない物に目くじらを立てていた時期もありましたけど

今は目を細めてその方々を哀れだなあとに見つめています

余裕ができたのではありません

自分のことで精一杯なんです

ようやくここまできましたよ

時間がかかりすぎました


人は褒められてだけ育つと自分の大きさが正確に把握できなくなります

通用しなかった事実を受け入れず

褒めてくれる人だけ周りに置きます

そして当然

自分で解決する力を失います

僕はかなり厳しく叱られながら育ってきたので

褒められるのに慣れていません

褒められても信じられなくてまだまだこれじゃダメだと感じてしまいます

それぐらいがちょうどいいんです

人のせいにしないでね

自分で解決していきますよ


さて

2014年も残り僅か

今年は春夏も秋冬も上々の結末に終わりそうです

特に秋冬は久しぶりに興奮するシーズンでした

その熱がまだ熱いうちに動き出します


早速面白いことになってきて

なんだか前回にも増して大袈裟になりそうです

最近ごぶさただったあの人やあの人

それからあいつも巻き込んで

お暇な方

よかったら心の端っこで結構ですので

ご期待ください



未練のローブ

とっくに完売したこの迷彩スライバーニットのローブ

生産数をもっとも後悔している作品

あと50着は行けた

ただ

この生地非常に高いので

あれ以上は購入できなかったから仕方がない

でも

フードパーカに追加オーダーが入った時点で

これも乗せることはできた

あの時の勇気なき決断をした自分が恥ずかしい


このローブ

animaでも

というリクエストが多かったが

そこは生来のひねくれ者

絶対にやらねえ

男性がこのローブだからこそ創ったのに

女性用にしたらありそうだしつまらない

女性の男装は洋服の世界でも受け入れられるストーリーだけど

男性の女装は別の話にしかならない


この未練のmerphは

来秋冬にカスタムしてまたリリースする

アイデアは三要素出ている

早く絵型をあげて打ち合わせしなくちゃいけないのに

12月入ってから少し集中力が散漫

月曜日からそこんとこ引き締めて

ずばずば進行

頑張りますよ