今日のランチはこちら
お隣さんからまたしても差し入れ
冷蔵庫の黒ラベルの誘惑になんとか勝ち
珈琲とともに半分頂いた
今日は1人だから
夕方
もう半分を暖めなおして黒ラベルと共に頂く
最近
少し夕焼け時の様子が変わって来た
雲の種類と光の具合
そして何より暑さが弱くなっている
昨日の帰り道も
いつもより汗が少なかった
ようやく秋がやって来る
cassowaryとKAMMERに届いた作品は
順調に在庫がなくなっている
今シーズンはシャツも調子がいい
特に先日入荷したMR2012は好評だ
写真が無いからwebshopを覗いて頂けたらと

それにしても眠い

ただでさえ北山の昼下がりは天然の子守唄を聴かされている様なのに

オリンピックの夜更かし三昧

いつもは15時にやって来るどうしようもない眠気が

今日は13時過ぎから首を後に持って行かれている

明日はサッカー女子

明後日は男子

準決勝を二日連続で楽しめる

出来る事なら

決勝戦もそろい踏みを願う

8月4日
cassowaryの壁を飾る書の作者
川尾朋子の誕生日だと
知らせが来た
芸術の事はよく分からんが
あいつの書は気に入っている
海外からのお客さんに何度かこれを譲ってくれないかと言われた
つたない英語で
『これはあいつが俺のために書いてくれたから絶対に譲らん』
と断った
数年前
まだ東京から京都に戻り
結婚する間での2年間
山科の友人の持ちビルに
悪友3人で一気になだれ込んだ
人間の大きさの順に6階、5階、4階と分かれて住み着いた
僕が6階
僕で6階
どれだけ低俗な人間の集まりかは想像がつくと思う
5階はバーの店主
4階は最大手広告代理店の社員
そして道路を隔てた向こう側の1軒屋に朋子が住んでいた
ビルのオーナーは大きなスーパーを挟んだ隣のマンションの最上階
僕らはほぼ毎日
誰かの部屋に集まって時間の許す限り飲み明かした
タッパーでおかずのトレードも頻繁に
調味料が足りなきゃパジャマのまま階段を駆け下りた
あのマンションの秋の夜長は最高だった
九条山か吹き下ろす風に当たりながら
ベランダで飲む黒ラベル
ラジオをつけたら偶然『高鈴』のスタジオライブ
井上陽水の少年時代をカヴァーしてた
なんでもないあの夜の事を今でも時々思い出す
もうすぐ秋がやって来る
京都の秋はハモと松茸の土瓶蒸しから始まる
来週
東京から大事なお客さんが来るから
うちの家族連れて大好きな料理屋に行って来る
おそらくもうそろそろお目当ての物が出て来る時期だ
料理の世界ももう秋だ
お盆に大文字が燃えたなら
その後は一気に世間も様子が変わる
春に桜の様に染まった鯛が
今度はもみじの様に染まって帰って来る
やっぱり
秋と冬が好きだ

家族で夜の散歩に出かけた
『お〜』
息子が雄叫びを上げながら空を指した
見上げてみるとなんとか青雲みたいな雲の合間に大きな月
息子の名前蒼麻はインドの月の神様から頂いた
太陽より月が好きだから月の神様から名前をお借りした
全力でただ燃え上がる太陽に
あまり知性や品位を感じない
その体力馬鹿を上手く利用して
肉眼にも美しい光を跳ね返し
30日をかけて満ち欠けする月の立ち位置は
魅力的だ
だから
月の様に賢く品よく育ってほしいと願い
SOMA
と名付けた
しかし
今のところどちらかというと
太陽に寄っている
色白なところだけは月っぽいが
アスペロコットンという綿がある
この綿を僕は非常に気に入っている
主に秋冬に使用するのだが
どこか綿よりウールに近い風合いを有し
ウールと混ぜて使用すると
見た目はほぼ全体がウールの質感を手に入れるが
肌触りでは綿の付き合いやすさを表して来る
昨シーズンに製作した2つのパターンパーツで設計したチノーズに
この生地を差し込んでみた
チノクロスの時は比べ物にならない上品な上がり
グレーとベージュともに
少し白く抜けた柔らかい色合い
そこも気に入っている
北山の事務所は秋冬の新作の納品待ちと
cassowaryから帰って来た春夏の在庫と
2013年の新しい企画の欠片で埋め尽くされている
やる事がどんどん増えて
日々仕事が手につかない
一つ悩んでいるところに別の連絡が入ったり
新しい資料が届いたり
気の多い僕にはもう地獄の様な環境である
明日と明後日は北山もしっかり店舗営業をしなくてはいけないし
獣は嫌いだから猫の手は借りたくないが
イグアナの手でも借りたい状況だ

Flavorichのオイルドクロスハンタージャケット
これ
欲しい
でも
サイズがまったく無理
残念
相変わらずしっかりしてらっしゃる
安心して店頭にだせる優等生ばかり
サイズさえ合えば
数着つれて帰りたいのだが
そのためには全力自転車出勤で後3年はかかると見ている
だからこのジャケットは誰かに譲る
炎天下での30分の自転車通勤をしなくても
既にサイズの合う誰かが買えばいい

葵橋は夕焼けだけじゃない

今日の蒼空は奇麗だった

この清々しい空を信号待ちしながら眺めて

またいつもの金持ち通りをこれから北上する決心をした

そしていつもよりも軽いギアで

ただ黙々と北へ向うその途中

1人の見知らぬ小学生がこちらを見ながらこう言った

『遅刻?』

突然の問いかけに意表をつかれた

『社長だからいいんだよ』

洒落の効かないつまらん答えをしてしまった

なぜそう思われたのだろうか

実は

確かに今日は遅刻だった

バレていたのか

あいつは何者なのか

明日も会えるだろうか

もし会えたら明日はなんて言われるだろうか

北山への通勤もあと半月ほどで終わる

2月からの6ヶ月間

この出勤中に起きた様々なドラマを噛み締めて

そして

残すところあと十数回となった出勤で

何か面白い事が起きる事を期待している

C/#sand
先日からC/#blackの画像は何度も登場していたので
本日はこちらのC/#を公開
毎シーズン
我が作品集に登場するベージュともカーキともグレーとも言えない
狭間の領域にあるこの色を
勝手に”sand”と名付けている
砂場の色に見えるからそう呼んでいるのだが
この色が僕は大好きである
今回は微起毛のストレッチサージを選んでいるので
更に光の具合に寄って曖昧な立場を取っている
太陽を浴びればベージュに見せかけ
部屋に入ればカーキを装う
夜になるとグレーを被って襲って来る
日本の政治家の様なユーティリティー
いや
例えが悪い
まるで吉川店長の様に仕事をしている振り
これも例えが悪い
サッカー日本代表の伊野波の様に
センターバックにボランチ
サイドバックまでこなすユーティリーティー
登録の限られたワールドカプ予選において
こういう選手は必ずベンチに欲しいもの
このC/#sandはそういう考えで監督である僕がコレクションに登録した
それからこちらも絶好調
吉祥寺ROL様と弊社直営店舗のみのスペシャリテ
真夏の太陽が調子に乗って人様の命を脅かす中
次々と売れて行った
残すところ後わずか
嬉しい限り
そろそろ次の納品の山が来そうな予感
少し遅れていたカットソー類もお盆明けには登録されそうだ
他にもパンツにキルティングジャケットに
それからシャツの一番人気のナンバーも上がって来る
8月は遠方からのご来店が多い
なんとか皆さんがいらっしゃるまでに
一つでも多く入荷を完了できる様に
工場様に柔らかくソフトな手触りながらとてつもなく重いプレッシャーを電信しておく

昨日
いつもより30分早く南へ向った
京都府立大学の敷地の開けた空に見えたのは
栄光を風景にした様な夕焼けの始まり
これを見たなら
リチャードアシュクロフトやトムヨークは
美しいスケールのでかいロックを書くのだろうなぁ
そう思いながら
立ち止まって暫く眺めていた
夕焼けにしろ雷にしろ満月にしろ
その瞬間を逃すとあっという間にさっきまでの迫力は消えてしまう
だから飽きるまで見つめ続けるしかない
昨日は用事があったから仕方なく5分程で諦めた
この風景を見て
苗場で荘厳なROCKを聴いている友人達の事を思い出した
7月31日
今日も暑い
至る所からradioheadの自慢が聞こえて来る
本気で行こうとしたのは第一回と一昨年のFUJI ROCK
一度目は大学生だったか?
もしくは卒業1年目だったか?
当時働いていたメーカーの都合でいけなかった
大学生から店長やらバイヤーやら企画をやっている事を初めて恨んだ
二度目は一昨年か
友人が出演する事になり
ホテルまで予約をしていたところに嫁のつわり地獄で参加を辞退
おそらく縁がないのだ
今はそう思っている
行けないのなら自分で唄う
今日は息子と二人で留守番
夕食を終えた後
ヤイリのギターをかき鳴らし
出演アーティストのカバーライブを計画している
息子は3分くらいなら飽きずに聴いてくれる
だから3分のメドレーになる
1曲目は
『high & dry』
キーは1音下で行く