白い衣 ふたたび

店頭ではcardinal祭りが続いています
メインワークのmerphの制作とともに
このところ常に何か進行しているのが
音楽家がらみのお仕事

先日
大阪野音で爆発的に完売したパーカの熱冷めやらぬ中
先ほど白い衣たちが届きました
またこの作品をきた音楽家たちが
もうすぐあの舞台に立ちます

強烈な五人それぞれに
京都の会食や下北の飲み屋聞き取りを行い
好みとチャレンジを形にしました

お披露目はもう少し先
またお写真をいただけたらここで公開します

何より
そのライブを私は観客としてたのしみにしております

外套本舗

素晴らしいライブにお邪魔して
なおさらmerphの作品をみなさんに気に入ってもらった週末
まさにご褒美いただき
さあ次のご褒美まで今日からしばらく日常です

cassowaryは現在60%の納品率といったところでしょうか
そろそろフードの新型コートが上がってくるはずなのですが
お客様からもたくさん催促をいただいてます
もうしばらくお待ちください

今年のコートは現状店頭に届いているチェスター的ロングジャケット
MR1132(meprh)
それにフレアシェイプのバルマカーン
MR1130(merph)  MR1129(merph)
そのwomen’s
anm1071(merph_anima) anm1073(merph_anima)
ここにmerphは新型のフードコートと
マイナーチェンジしたトレンチが加わり
merph_animaには昨年から大好評のフードコートと
4年ぶりの復刻トレンチが加わります
堺町通を騒がしている衝撃の赤いメルトンは
meprhとmerph_anima共に
フードコートで再び登場します

さあいよいよ今年も『コート屋』と呼ばれる時期になります
楽しみです

完売御礼

大阪城音楽堂
行ってまいりました
mito x merph スペシャルパーカ
見事に30着即完売でした

ミュージシャンのグッズとしてはかなり高額な¥18,000
その上私のような無名極まりないレーベルとのコラボレート
それなのに販売前からの反響
会場での怒涛の即完売
ライブ後も後を引く問い合わせと再生産のリクエスト
今回のグッズ
いや
あえて作品と呼ばせていただきますが
本当にいい仕事ができたのではないでしょうか

世の中現象的にしかもう洋服は売れないと諦めていますが
本質をしっかりと握り締めた服はやはり売れるんだと思います
洋服を作る人達
ぜひ自分の洋服作りを見失わず
諦めないで続けて欲しいと思います
報われる日はきっと来ます
僕には時々ですが
そんな日がやって来るようになりました

 

ふりだし

検査をしていないから悪玉が何かわからないが
9月下旬からアレルギーに苦しみ
ようやくこのところ鼻が機能を取り戻した
季節は気温や風景だけじゃなく
体調でも感じることができる

夏の間全国を飛び回っていた音楽家は
この時期に最後のフェスの出演を迎えるそうだ
料理人は松茸の確保に追われる季節
洋服のデザイナーは来シーズンの生産のスケジュールを立て始める

冬の服はもう届くのを待つだけだ
ここで燃え尽き症候群にどっぷり浸かれば
やがて眠れない月末を6回過ごすことになる
だから必死に思い出す
今年何が良かったのか
何をやらなかったのか
もっと良くなるはずだったものはあるか
もう絶対に手をつけちゃダメなのはどれだ
展示会をしなくて良いとはいえども
そろそろ4月くらいまでの制作スケジュールを整えなきゃいけない
あいにくクライマックスシリーズに中日は出ない
ウォーキングデッドの新シーズンもマンネリだ
環境は整っている

merph2019だってさ
2020年は15周年だな
東京オリンピックが終わる頃
でかい祭りができるといい
そのためにも
さあ絵を描く時間だ

MR4122 clammbon mito x merph pullover parka

clammbon mito × merph 
クラムボンのグッズとして
大阪野音でのライブ限定先行発売のスペシャルPULLOVER PARKA
ミト氏にちなみ三十(ミト )着限定
¥18,000(税込)での発売です

今回使用した生地は
30/7 french terry
所謂”スウェット生地”ですが
その中でも伸縮性のある着心地の良いものを選びました
しかししっかりとした質量もあり
ある程度耐久性も備わっています
着心地と強さ
そのバランスの良い裏毛です

フードはmerphのシンボル ” Uネックフード “
ボリュームあるフードを後ろに倒させないためのUネック部分
首元にマフラー並みの防寒性を備えています

そして2つの最重要ポイントの一つ目のボタン
『クラムボン ミト オリジナルピック』
それも
今回この作品のために普段ミト氏が使用している素材ではなく
アメリカの軍用素材メーカー “デュポン”の ゴム素材
『 エラストマー』を使ったピックです
今回この作品のためにギターメーカー様に作っていただいた特注品
しっとりとした滑りにくいマットなゴム素材で
表面の素材感にも品があります
私が洋服の制作をするに至ったきっかけの一つが
このデュポンの素材でした
それがこんな形で手元にやってくるとは思いませんでした

そしてもう一つのポイントが
右袖口の『赤』
ミト氏の好きな色を演奏時一番動く右手首に持って来ました
優しいオフホワイトにひときは目立つ袖口の赤いリブ
以前からmeprhをご愛用いただいているミト氏との協業
彼自身がすでにmerphのツボを押さえていると感じます
実に満足のいく仕上がりとなりました
クラムボンのファンの皆様
そしてmerphの顧客様
双方に気に入っていただけると嬉しいです

野音での販売分以外に
ごくわずかですが、10月14日からcassowaryの店頭販売致します
cassowaryのお客様は少々お待ちください

MR4122 clammbon mito x merph pullover parka
10月13日(土)大阪城音楽堂限定先行発売
¥18,000(税込)
size:1(着丈64cm/バスト100cm/裄丈84cm)

size:2(着丈66cm/バスト104cm/裄丈85.5cm)

size:3(着丈68cm/バスト108cm/裄丈87cm)

 

風影

カーディナルレッドの衝撃波に少したじろいでいた今年の一番手
ここにきてジワジワと店頭で動き始めました

急に肌寒くなってきたせいでしょう
このくらいの羽織が今活躍します
よくこの時期
『何を着たらいいかわからない』
そういう発言をたくさん聞きます
そうなんです
皆様夏が終わり
なんとなく半袖をなびかせてるうちにコートが出番を迎えるので
薄手の秋らしい羽織を買わないんです
『何を着たらいいかわからない』のではなく
『この時期着るものを買っていない』のです
しかしこの時期に着れるものこそ
一年を通して一番着る期間が長いものなのです

そのポディションに一枚仕立てのジャケットやコートの仕立てで制作すると
やはり価格はしっかりコートの値段になります
だからコートとして軽いものを作るのではなく
シャツをややこしくしたものを作るのです
それがまさにこのMR2069anm2014
それにMR2070MR2015というわけです

これをコートと言われてしまうと
工賃は簡単に1,000円跳ね上がります
そこをあくまでパターン上ヨークがあり
袖付けも完全にシャツであることを主張し
工場に『シャツだ』と言わせるのです
そういう私と工場との戦いの末
これをこの価格でリリースできるわけです

昨夜
私もMR2069を着用し
久しぶりに友人との食事に出かけました
大好物のハモフライに深まる秋を感じ
ほろ酔いで二軒目の終着BARへ向かう道すがら
風になびく着丈124cmの影に酔いしれました

さあ
秋です