MR1022

京都、底冷えが開始しました。
11月の寒さとは別格の冷却度です。
cassowaryの床から漂う凍てつく空気も、
足の裏をひりひりとさせる程に強力になりました。
外は冷たい風が吹いているので、
最近はもっぱらメルトンコートに身を包み、
出勤をしています。
風を通さずあたたかいので、快適です。
メルトン素材のアウターが、
cassowaryへもいくつか届いています。
その中から、merphからリリースした写真のMR1022
創り手が気に入っているメルトン生地を使って、
創っています。
ウールにアンゴラだたっぷり含まれており、
厚みの割に柔らかいのが特徴です。
また艶のある表面をしていて、
メルトンのもつ無骨さは軽減されています。
カタチはとても大人な雰囲気です。
落ち着いた印象を受ける風貌、
そこへ左右の大きなポケットが迫力を追加しています。
少しだけ丸みのあるシルエットも、
これまでにリリースしてきた作品とは違う魅力を感じます。
店頭に並んだコートの中では、
身幅とアームホールにゆとりが有る方で、
しっかりと内側に着込む事もできます。
ただ、
ぼってりと見えない様に締めるとこは締めて、
ジャケットの様にカーブした袖が、
全体の印象を引き締めています。

冬の制圧が始まった
写真は昨日の比叡山
今日はうっすら雪化粧
北山の橋は凍る
大学の頃友達の車がスリップして歩道に乗り上げた事があった
夜中で人が歩いていなかったから事なきを得たが
思い出したらぞっとする
昨日スーパーで買い物をしていると
大学生がみんなで鍋をしようと
楽しそうに具材を買い出しに来ていた
男女混合5人組
薬味のネギをカットで買っているにも関わらず
その中の女子が具のネギとして選んだのがワケギだった
別の女子は鶏肉を胸肉でチョイス
もう1人は鳥団子!と叫びながらあいびきミンチ
おじさん口を出したくなるのをぐっと我慢したその時
1人のすらりとした男前が言った
『おまえらもう家で待ってろ』
思わず隣で頷いた
MR4040
鍋だ熱燗だと騒ぎ出した12月
北山のOfficeにはいよいよ春物が届き始めている
このパーカは展示会では発表しなかった特別品番
またしてもある卸先との限定生産
そこの店舗のアイデアだから彼らが発表するまで何処だかは伏せておく
縫製の仕様を今までのパーカと変えてみたのだが
それがもの凄く上がりを奇麗にしてくれた
素材は『鬼裏毛』
裏のループ&ループが特大のざっくり裏毛
ぼこぼこと膨らみすぎない様に
同カラーバリエーションの天竺を身返しに使用して
胸の部分とポケットのボッコリを解消した
昨日届いて早速北山で売れた
我らの在庫は合計6着
気になる方はお手数ですが北山までお越し頂きたい
cassowaryはしっかり春物が揃ってからの展示にする予定なので
さあ
今日も今からしっかりKAMMERで接客を
お時間あればぜひ

cassowary blogリニューアル

本日から、cassowaryのblogをこちらへ移動させて頂きます。
こちらへ移った一番の理由は広告掲載が無くて、

すっきりした見栄えでご覧いただける事です。

前のブログで書いた記事はいつの間にか473件になって、
少しずつご覧いただいている方々も増えて来ていました。
その間ご覧いただきました皆様、誠に有り難うございます。
今後はこちらのcassowary blogにて、お時間ございましたらお付き合い下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。

今日から12月、

京都の紅葉観光はこの週末を境にぐっと落ち着く事でしょう。

今年もゆっくりと観に行く事は出来ませんでしたが、

洋服屋にとっては忙しい時期ですので、

仕方が有りません。

その分、年末の忘年会を存分に楽しむため。

今日も気合いを入れて参ります。

このところ好調
ご遠方の方やご多忙の方にご購入頂ける様にと立ち上げたこちら
その目的をだんだん達成し始めている
お時間あればどうぞ
今日は最高気温は9度だとか
11月末からようやく冬物を探す人々がピークになった
そんな感じがする
そろそろこいつが活躍する時だ
あと6着となった
C/# grayはあとsize1が1着
52着用意した店舗在庫
あと7着
沢山のお客さんに気に入って頂き光栄だ
残りの在庫
バランスよく各サイズ残っている
8年の経験から在庫の積み方も上手くなった
さあ今日から12月
一年で一番好きな月
仕事だけじゃなくいろいろと忙しくなる
体調を万全に
精神を安全に
言いながらまた繰り返す
アインシュタインの精神異常の定義は
『同じ事を何度も繰り返し違う結果を期待する』
だそうだ
つまり変化を自ずから起こさない人間は異常だ
そう言ってるんだな

今週はちょっと事務所を留守にしていた
前半は所用
そして28日と29日は金沢へ
朝早く車を南に走らせ
相方福松の大将を迎えに行った
僕はある青写真の可能性を探りに
大将は器の仕入れに
賤ヶ岳SAのもみじを見ながら暫く腰を伸ばし
ただひたすら北へ北へ
北陸道に入ってから運転を大将と交代
僕の一般道並みの安全運転でロスした時間を取り戻すため
ノンストップドライビング
用意したいつもカラオケスナックで熱唱する曲を集めたCD
『highway』と『sunset』をかけ熱唱
大学生のころ以来の気楽な旅
金沢で回転しているのに旨い寿司を食った後
途中目に入った『小松』という文字
思い立って知人のお店をたずねる事にした
突然の訪問をこの笑顔で迎えてくれた
同じく洋服を売る店を運営する者として
なにか勇気をもらった
今回の旅の目的の一つ
普通なら卸先の開拓を頭に浮かべるところだが
今の僕にはそれに熱意がない
それより自分の店の成長に力を傾けたい
そう思っている
だからここに行ってみた
晩餐は僕の服を愛してくれる若者の料理を食いに行った
偶然この日が休みだったのに
しっかり僕らの到着前に店に来て
酒も飲まずに待っていてくれた
それから今回の旅の目的の二つ目の出来事が立て続けに起きる
アポイントもなく狙いもなく
福松の大将について来た自称『出張』
結果的に大きな収穫を持ち帰る事になった
楽しくなった僕らのまわりに
最後は十数名の人間が集ってくれた
そして最後に行った店で僕の脳味噌が最大に動き出す
『GOLDEN FISH』
みんなは金魚と呼んでいたバー
ここの同い年のマスター
まさかの宇宙談義炸裂
先日モーガンフリーマンに教えてもらった宇宙の新事実
それをもれなく知っている彼と
量子コンピュータと多元宇宙論
平行宇宙にビッグバウンス論を熱弁
飲み干したズブロッカトニックはおそらく8杯
やりすぎた
でも
楽しかった
朝ホテルで目覚めた時
とんでもない二日酔いだったが
そのしんどさの向こう側で三つ目の目的が達成されていた
やる気の獲得
同じ様な毎日が続いている中で
刺激と好意を全身で浴びて
また洋服を創る力が手に入った
洋服を楽しく創ろう
これからも
よし

インパクトの強い面構えをしたパンツに仕上げたかった
当初このパンツは裁断をせずに
折り紙の容量でカーゴポケットを創るという発想が主役だった
半年そのパンツを見つめ続けて
裁断を利用してもっとインパクトを与えようと思った
まず生地はボリュームの有る物にして
内側の生地を度詰めのフライスにした
これでツイードの不快な肌触りが解消できる
その上着用時の後ろ姿にしっかりと印象が付く
こちらは
快適な着用感と強い印象を同時に与えられたと思う
パンツのデザインは本当に難しい
手を出せる場所が少ない
付け加えていく物と言えばポケットや切替
裁断を無駄に曲げて
『立体裁断』と叫ぶ人もいるが
ほとんどその効果もなく
ただ線が曲がっているだけ状態
そんな中で独自性のある物を創るのは至難の業
ただ諦める訳にもいかない
その努力の成果が出ると報われる
MR3011
両色とも残りわずか
お試しあれ