インパクトの強い面構えをしたパンツに仕上げたかった
当初このパンツは裁断をせずに
折り紙の容量でカーゴポケットを創るという発想が主役だった
半年そのパンツを見つめ続けて
裁断を利用してもっとインパクトを与えようと思った
まず生地はボリュームの有る物にして
内側の生地を度詰めのフライスにした
これでツイードの不快な肌触りが解消できる
その上着用時の後ろ姿にしっかりと印象が付く
こちらは
快適な着用感と強い印象を同時に与えられたと思う
パンツのデザインは本当に難しい
手を出せる場所が少ない
付け加えていく物と言えばポケットや切替
裁断を無駄に曲げて
『立体裁断』と叫ぶ人もいるが
ほとんどその効果もなく
ただ線が曲がっているだけ状態
そんな中で独自性のある物を創るのは至難の業
ただ諦める訳にもいかない
その努力の成果が出ると報われる
MR3011
両色とも残りわずか
お試しあれ