理想のマフラー

賀茂街道がたまらない

少し遠回りになるのは分かっている

それでもこの道を通って南に向う

少し時間がある時は裁判所の横に車を止めて

友人のカフェで珈琲を飲む


眠たくなる


秋から冬にかけて

僕が一番好きな季節

残念ながらそれは短い

ようやく涼しくなったかと思えば

この急激な冷え込み

今年は昼夜の寒暖の差がはげしく

鼻の粘膜と気管支がまったくついて来れない

気をつけなくては



冬が好きな12月生まれは

冬支度も早い

すでにわたくしも毎日のように黒を巻いて

すれ違う子供達に睨まれております

生後6ヶ月までのメリノウールを使用したこのマフラーは

しっかりとしたボリュームを持ちながら

軽く柔らかい肌触り

理想のマフラー

肩からかけてケープのようにも使えるし

膝を覆うブランケットとして活躍する程の大きさ

現在やはりmocaも買うべきではないかとcasswaoryで悩んでいる最中

橿原でも好評で持って行った在庫が足りず

京都から配送する事になった

これからの季節

インナーを増やす前にまずマフラー

いかがでしょう


三月にまた会いましょう

心地の良い疲れを全身に溜め込んで

最初の天皇のお墓を護る街から帰って来た

たった3日

告知が5日前にしか出来なかったにもかかわらず

大勢の方にご来場頂き

沢山の作品をお買い上げ頂いた

ご協力頂いた株式会社P.GROUPに感謝

そして

ご来場頂いた橿原の皆さんに感謝

また3月

今回の問題点を全て克服し

春の新作とともに橿原にお邪魔します


今回の期間限定ショップ

当初は10日程の予定だったが

弊社の企画書提出が遅れたため

週末の3日間だけの開催となった

双方(弊社とP.GROUP)にとっても始めての試みだったし

告知期間も短く

スタッフ同士の意思疎通や商品知識の伝達など

兎に角準備不足だったので

まさかここまでの結果を残せるとは思っていなかった

メリットもぼんやりとしていた上に

リスクばかりが鼻息荒かったこの企画を実行に移してくれた代表の玉井君に感謝

口では現実主義者と言い切るが

意外と冒険心の溢れる男だと思う


P.GROUPは飲食店の運営と

デザインや様々な案件のコーディネートを生業とする会社だ

洋服の販売は始めての事だったそうだ

それでも彼らの立ち振る舞いは

僕が洋服屋に通い始めた頃の洋服屋の雰囲気を醸し出してた

3日間毎日が明るく楽しく

彼らを慕う人で溢れていた

“ちから”

うらやましい程持っているなあと思った

玉井君とも話したが

この街はもの凄く豊かな空気が漂っていると感じた

核家族が少なく

実家暮らしで3世代が同居している家が多いそうだ

古く美しい街並と暖かい人々

ここに住みたいと思う人は多いだろうと思う

僕もその1人
さて

この期間限定ショップという新しいmerphの洋服を広める挑戦

実に我々の身の丈にあったやり方だった

これからも続けて行きたいし

橿原だけじゃなく

どこか他の街でも開催したい

名古屋

金沢

広島

福岡

merphのためだけじゃなく

自分自身が豊かになるために

色々な街で

色々な人と楽しい時間を過ごしたい



橿原セラピー

昨夜は中打ち上げ

お世話になっている奈良のP.GROUPの面々に

手羽元ともも肉を水から炊く鍋を振る舞った

じっくり取ったスープに鰹出汁を足した汁そばから始まり

大量の鶏肉とキャベツを食べまくり

最後は雑炊で締めた

差し入れでもらった松前漬けをあてに

奈良の酒もあっという間に飲み干し

床についたのは午前3時

そのわりには意外と二日酔いも無く清々しい最終日を迎えている

これも古都橿原の豊かな澄んだ空気の力だと

そう思う


今日はオープン直後から武闘派のプリキュアマニアの少女に闘いを挑まれ

既に汗だく

黒いマフラー振り乱し空手チョップに応戦したところ

『昆布ヤン』という悪役ネームをつけられた

穏やかな昼下がり

今夜はてっちりで打ち上げの予定

それに向けてじわりじわりとテンションを上げて行く

お近くの皆様

ぜひ






大和の金は今井に七分

古都橿原

今井町

古の商人の街

素晴らしい街並

そこで4日間の期間限定cassowary
囲炉裏のある洋服屋

いつの日かのcassowaryの姿を一足先に形にした

あぐらをかいて熱燗飲みながら洋服を吟味

閉店したらみんなで水炊き

遊んでる様な仕事風景

橿原

素晴らしい


橿原に来て思った事は

定食屋やカフェのランチのみそ汁がうまい

そして

量が多い

ヒレカツ定食が2人前分


安い

また太ります


今日と明日

3日限りのスペシャルショップでお待ちしてます


3日間だけのサテライト

古の街

奈良橿原

そこで若くして起業した後輩が居る

たった数年で次々と様々なスタイルの飲食店をオープンし

自身はグラフィックや内装のデザインの仕事をしつつ

毎日をギラギラと生きている185cmの細大男

lalu時代から10数年

毎シーズン欠かさず僕の服を着用し続けてくれている大事なお客でもある

そんな彼が今年立ち上げたギャラリー


江戸時代に建てられた屋敷の一室

そこで3日間の限定サテライトショップを決行

弊社はmerphmerph_anima

それからSTTUTERHEIMを展示

そして

ひさしぶりに登場

瀬川健太氏が創る艶やかなメンズクローズ


広島から弊社のレディースのパターンをお願いしている中神さんのブランド

Wei

後輩のアクセサリーブランド

TAYUTAI

以上のラインナップでお届け


橿原は僕も大好きな街

切りの立ち籠める橿原神宮はいつもさかむけだらけの僕の心を穏やかにしてくれる

紅葉の季節

ちょっと後楽ついでに橿原まで

いかがでしょう


2013 A/W at TAYUTAI gallery」

2013.11.15~17
13pm~21pm

@TAYUTAI gallery

奈良県橿原市今井町3-1-21 P.GROUP内 1F
TEL 0744-22-3215
MAIL riko@cafe-polkadot.com

-Participating label-
melph / merph_anima / STUTTERHEIM / Flavorich / wei / TAYUTAI



ストロングポイント

ツイードを寄り軽く柔らかくする処理を施し

肌触りと重量を画期的にストレスフリーにした生地

生地屋はrefine tweedと名付けていた

名前はいつもどうでもいいと思う

でも

仕事はいつもとんでもないと思う

無数の色が集まって

一個体としてカーキを成す

生地の風合いと色のマッチングは重要な要素

それが打算的だと美しく無くなる気がする


このコートが今回の秋冬の一番苦労した作品

cassowaryではそう言う作品がやはり売れる

僕の服を僕の服で居させてくれる

この店無くしてmerph無し

今週

まだまだ新作が届くので

よろしくどうぞ

おじょ

内覧会

沢山のご来場に感謝

昨日は後輩が家族で遊びに来てくれた

とうちゃんとかあちゃんが洋服を選んでいる間

3歳の姫君と六角通りをデートした

口癖は『おじょ!』

黒尽くめの巨人に満面の笑みで懐いて来る

観光客でにぎわう六角通りの真ん中で

『なあなあみて ピンク』


お気に入りのタイツをスカートまくり上げて自慢してくれた

女の子の親は大変だ

内覧会の受注圧倒的首位

オリジナルカモフラージュのフィールドジャケット

フロントのファスナー

オレンジからベージュに変更しようとしたが

発注者全員からオレンジのままにしろと説得され

あっさり変更を取り下げた

内覧会は楽しい

黙っていても

今回一番力を入れた作品と出来映えがいい作品にお客さん達の反応がリンクする

うちを気に入ってくれて通っている人々

それが不自然な事じゃないんだと感じる

洋服に善し悪しってのはあまり重要じゃない

好き嫌いで選べば良い


さあ内覧会もあと2日

今日は所用でcassowaryに合流出来るかどうか微妙

何とか用事を早く片付けて

少しでも

あいにくの曇り空

でも12時オープンからご来店が続いている様子

お近くにいらっしゃる皆様

お時間あれば






神帰月

9月と10月に怒りを吐き出すように暴れた賀茂川

遊歩道まで水は溢れて

どこか異国の大河のようになっていたが

悪い事ばかりではなかった

川底にあった様々な人間の廃棄物が流され

水は澄み渡り

小さい頃遊んだ飛騨の清流のようになった

温暖化

異常気象

人間が地球を壊しにかかっているかの様な言い様だけど

どうも僕には地球がそんな矮小な存在に左右される気がしない

この一連の災害は

単なる地球の自然治癒の様な気がする

のんきな事を言うなと怒る人も居るだろうけど

ecoと冠した行動や言動に

一度も納得した事が無いから

ecoなどまったく意識しないが

最近ろうそくの光を見ながら時間を過ごす事が増えている

穏やかな気分になる

余分な情報が遮断され

必要な物の1/3しか見えなくなる

ところが

しばらくすると

必要だと思っていたのは気のせいだったじゃないかと感じ始める

大事な物だけ見ていれば

案外

他の物を壊したりせずにすむんじゃないか

あれもこれも

どれもそれも

なんでも自分の思い通りにしようとして

何一つ思い通りにいかなかった事に気が付いた


展示会でばたばたとしている間に

神様が帰って来た

11月は別名“神帰月”

留守にしていた“神無月”はずいぶん荒れましたぞ

神様

11月はちゃんとご公務に精を出して頂きたい

頼んだ願いの一つや二つ

宜しくお願い申し上げる





暗闇にあいた 光の穴

anm1026

格子柄のドビー

今年のマントはmerph_animaだけ

メンズも新型を製作したものの

大失敗

来秋冬仕切り直し


毎年

『こんなに売れるのか』


心配しながら創っても足りないマント

今年は去年より少し勇気をもって

去年より40%多く生産

よろしくどうぞ


 暑かった夏の嫌がらせもようやく終わり

ようやく気温も姿も秋が始まった

お気に入りの橋の上から見る並木も赤くなっていた

秋の京都

本当に良い時間が流れる

毎年ここで心を奪われて仕事が止まる

厄介だけど大好きだ

夏が苦手なのは今年も克服出来なかった

太陽のアレルギーと熱さへの嫌悪感

それだけじゃなく

大好きなこの季節を邪魔するようなしつこさも好きになれない

でもあの嫌らしい季節があるからこそ

秋がより美しくなるんだろう

光と影

最近のキーワードだ


さて

本日は今からcassowaryで大事なお客様をお出迎え

その昔

斜め前のショップで働いていた若者が

15年の時を重ねて

立派なマネージャーになって僕の服を売りまくってくれている

今夜はそんな彼と来年の春への作戦会議を行なった後

旨い物を食いながら昔話

いい夜になる

僕たちの轍

内覧会2日目終了

静かな前半戦を終えて一休み

新作ではアウターが軒並み好評

いつも一着にする顧客さんが二着オーダーしてくれた


ありがとう

merphとmerph_animaの新作と一緒に展示しているstutterheim

いまだ好調

じわりじわりとオーダー数を増やしている

やはり人気は赤白黄色

普通なら無難に黒ネイビーカーキなんだけど


見事に派手な色にオーダー集中
こちらとしても

おすすめしたかったのは赤白黄色だから嬉しい

そして昨夜

いや

今日の明け方の風景

内覧会に来てくれた仲間と開いた“夜会”

そこに突然現れたのはこの店ができた祝いの宴に

素晴らしいライブを開いてくれたあの男

ろうそく一本の灯りの中で

秋が深くなった光と影の中で

当初

黒町内会だった宴をスペシャルな時間に変えてくれた

暫くお互いに忙しく会っていなかったけど

急に冷え込んだ街角で

落ち着いた声で会話が出来た

少し話し足りないから

近くまた話そうと約束して

朝になった


さあ今日で内覧会は3日目

まだまだ続く新作のお披露目会

今日も2時過ぎにはcassowaryに行けるはず

お近くにお越しならば

是非

少々本日店内は酒の匂いがする件

お許しを