あとの祭り

今年の祗園祭は例年と違い

巡航が2回にわかれるそうだ

例年ならば14日から16日の三日間

所謂

宵々山 宵山 宵山

が露店で賑わい

17日に巡航となるのだが

今年は17日と24日に分かれる

半世紀ぶりらしいし

どうなるものかまったく想像がつかないが

良い事を聞いた

『あとの祭り』

この語源

まさにこの祗園祭の事だとか

前が盛り上がって後はシラケるそうだ

どちらに来るか迷っているなら


どうやら前がおすすめ


cassowaryのある堺町六角は鉾も山も無いが

意外と人通りが多い

これから山鉾を見に行こうとする通り道になる

烏丸通を越えてしまうと人ごみ地獄

露店でもの買うのも一苦労

だからこの辺りで腹ごしらえってなるからか

けっこうまわりの飲食店の屋台も盛り上がる

残念ながら洋服にその人通りの好影響はない

ここが飲食店だったらそこそこ儲かるだろうに

などと嘆いても

『あとの祭り』

   雨と宇治

宇治に向うと

いつも雨が降る

今日も汚れた車体が綺麗になる程の強い雨に打たれながら

Sanctum号を走らせて宇治へ向った


京都と言えど

広い

宇治まで行くのに今日は一時間かかった

長く住んでいるけどまだまだ行ったことのない京都は沢山ある


前にも書いたけど

雨が降ると集中出来る

車を運転しながら

今日もじっくり考える事が出来た

良いアイデアもうかんだ

でも

迷いも浮かんで来た

途中

事務所に戻ってまとめてみたら

良いアイデアも迷いも大した事なかった

こんなもんだ


昨日

早くも秋冬の作品が一つ納品された

まだまだ夏も本格化していないので

暫くストックに貯蔵しておく

7月は春夏と秋冬の入り交じるマーブルマンス

梅雨の終いのじめっとしたひと月

祗園祭を楽しみながら

じわりと秋を始めよう





権利と資格

好きな事言う権利と

偉そうな事言う資格

ブログやFBやらtwitterやら

否応無しに誰かのご意見が飛び込んで来る

何か大事があれば誰かに賞賛されようと

簡単に偏った意見をシェアしたり

なので

僕はそう言う事を書かない様にして行こうと思う

しっかりとした考えと信念は持っているけど

他人にそれを影響させようと考えない様に

日常の事を書くだけにする

でも二言だけ

『日本代表おつかれさま』

『戦争なんか行きたくねえ』


さて

平和を願うものの

我が社の日常は安定して混乱している

テロリスト吉川とのせめぎ合いもかれこれ5年経つ

端から見ると既にコントにしか見えないらしいが

そのコントにもこのところ磨きがかかって来た

最近では彼の暴挙もさらりと笑いでかわす”業”まで身に付いた

”技”と書こうとしたが

変換してでた”業”の方がしっくり来たのでそのまま行く

吉川店長もなかなか

度肝を抜く凡ミスをしたあと

すっと頭を差し出しげんこつを要求して来る

5年かけて築き上げた我が社の土台

その甲斐あってか今年は春夏史上最高の消化率


僕らには洋服を創る権利があって

それを行使して毎年リスクを負って沢山の洋服を販売する

それがしっかりと売れてまた新しい洋服が創れるかどうか

その資格を店で獲得していく

来年の二月

10周年を迎えるSanctum

どうやら11年目の制作の資格は頂ける見通し

これからも吉川に負けず磨きをかけて行く

肉塊

堺町蛸薬師下ル

旧サンクタム事務所の真ん前にある

『オステリア イル カント デル マッジョ』

ビステッカが名物のトスカーナ料理店

昨夜は奈良県橿原のP.GROOUPの中枢メンバー2人と打合せがてらの会食
焼き上がりがこれ

とんでもない大きさなのに

赤ワインをがぶ飲みしながらあっという間に骨だけになった

吉川も合流し

結局4人で1.5キロもの赤い肉を食いつくした


もちろん打合せも成果有り

予定外の事柄も持ち上がり

2014年の下半期も楽しくなりそうだ


あれだけの肉を喰った分けだし

本日はやる気満々の我らSanctumの二人は

立ち籠める湿気にも負けず

朝からビシバシ仕事をこなした

吉川君はニューヨーカーに得意の英語で堂々と接客をこなし

ばっちりシャツをご購入頂き

わたくしは2015年の春に向け

着実に前進した

まだまだ儲かってまっせとは言えないが

今年はなかなか良い日々を過ごしている

また稼いで肉を

赤い肉塊を

喰らってやろうと思う




夕立ち

夕立ち

小さい頃からこの言葉が好きです

ゲリラ豪雨などという言葉は使いたく無い


今日も南で仕事を終えて

あやしい雲が立ち籠める北へと向う間

少しワクワクしてハンドルを握っていた

家に入り鞄を降ろした途端に

バラバラバラと大粒の雨が降り出した

雨が降ると集中出来るので

夕食前に仕事を仕上げた


cassowaryでは夏真っ盛りとなったいるけど

僕は既に秋冬の仕込みのまっただ中

同時進行で来春夏のサンプル製作にかかっている

映像制作もギアが上がって音楽の制作に取りかかった

今回も自分で作曲したものを

信頼出来る男に仕上げてもらう

今夜ももう少し仕事します


宗川の革

先日

10年ぶりに財布を新調した


古い顧客さん達はご存知かと

宗川

Sanctum創立当初

寺町御池の布団屋の2階

薄暗い事務所兼ショップで扱っていた職人業が光る革製品

わたくし自身

彼の作品を知ってから

この10年

身の回りの革製品は全て彼のもの

財布

通帳バッグ

ブックケース

クロッキーケース

ショルダーバック

コインケース

沢山もっている

その宗川の作品

ひさしぶりにcassowaryで扱う事になった

暫く前にも打診したが

タイミングが合わず実現しなかったが

念願叶い

昨日から取扱を開始した

どれをとってもため息が出る美しさ

淵の仕上げ

ステッチの番手と補強の理屈

修理にまで配慮したデザイン構築

本当にうっとりする


同時に

見習うべきと感じる

世間で信頼されている革製品のもう一つ向こう側の仕上げと

もう一つこちら側の価格

原価の関係で取扱出来ないものもあるが

可能な限りの品揃えを目指す

わたくしが惚れ込んだ革の作品達

ぜひ手にとってじっくり見て頂きたい

一つ一つ

毎日展示会の事で頭がいっぱいになっている

デザインはほぼ上がった

あと数型animaに加えれば仕上る

明日全てが終わればいいと思うが

そうはいかない

毎日少しずつ仕事を仕上げて行くしか無い


今日は新しい工場の社長が挨拶がてら納品に来てくれた

ラーメンおごるから工場見に来てくれと言ってくれた

ただし

お気に入りの店が金土日休みだから

月火水木に来いと言われた


僕は工場に恵まれている

正直ご迷惑をかけっぱなし

でも

なんとかしてくれる

今付き合ってる数軒の工場全て本当にこの鳴かず飛ばず有限会社を

どうにか盛り上げてくれようとしている

油断すれば

他人を否定して自分を肯定する様な事しかしない同業者に

小学校のいじめみたいな事をされるのも珍しく無いのに

見切りを付けられても仕方が無いくらい迷惑かけても

親族みたいに見捨てずに付き合ってくれる

オヤジみたいに説教される事もしばしば

そんな調子でもう会社が10年を迎えようとしてる

まったくもって情けないくらい恩返しが出来ないままだ


来季

これまでの10年のいろいろが噛み合いそうな気配がある

長く僕に関わってくれているいろんな人達が

しっかりと連動して動き始めている

そりゃあ仕事も早くなる

6月もあと少し

今月はパターンの制作に集中して

来月はサンプルアップを急いで

月末には新ムービーの撮影

やる事がいっぱいある

これはいい事である








12月8日被害者の会

128VICTIMS(ワントゥーエイトヴィクティムズ)

ジョン•レノン

ラズル

ダイム•バックダレル

12月8日に殺された三人が結成したバンド

死んでもその日付に囚われ続ける彼ら唄うニューシングルは

『Virginis Mariae』

1854年12月8日

聖母マリアは神のめぐみの特別なはからいにより

原罪(蛇にそそのかされたアダムとイヴが果実を食べた事による

生まれながらの罪)の汚れととがを存在のはじめから受けていなかった

とするカトリックの教義公認された事を唄うパンクソング
これがジャケットデザイン

そそのかす蛇を踏みつけ

ニューヨークの街角で林檎を一口も食べずにゴミ箱へ捨てるマリア嬢

出来レースに憤怒する128VICTIMS


いう

設定のお話

今季のformula

こんな調子です

fomula 新シリーズ

今季のformulaは今までの神話シリーズではなく

まったく違うテーマにて制作

死んだミュージシャン達が

その死因や未練であの世で意気投合し

バンドを組み

よみがえって新曲をリリースする


言うふざけたストーリー


写真のデザインは

ピストルで死んだミュージシャン達が組んだバンド

『soul bullet』

写真はそのバンンドT


メンバーは

Gt.テリー・キャス(Terry Kath)  1978年没

ロックバンド “シカゴ(Chicago)”のオリジナルのギタリスト

ふざけて遊んでいたなか、自身に向けた拳銃での事故死

Vo&Bass フェリックス•パパラルディ(Felix Pappalarudi)

奥さんによって射殺された

その二人のユニットの復活第一弾シングルは

『Don’t worry, it’s not loaded』


テリーの最期のセリフ

『Don’t worry, it’s not loaded.(心配するな、銃弾は装填 されていない)』

未練を込めた哀愁のバラード

そしてこれがそのジャケットデザインをプリントしたTシャツ

この他もう2つ

架空のゾンビバンドを結成させTシャツをリリース

おたのしみに

cassowary当番

ひさしぶりであります

cassowaryの店番です

本日

吉川店長は北山の倉庫の引越に

ヘルニアボンバーを抱える私は戦力外通告

店を任されております

ギターを弾いたり

来シーズンのテーマソングを大音量でかけて遊んでおります

先程私が所属する黄昏テニス倶楽部の仲間が来てくれて

少し話をしました

日曜日は半年ぶりのテニスです

なまりきった肩が何処までもつか

明日も全力フラットサーブをぶち込んでやります


この歳になるとなかなかスポーツから縁遠くなってしまいがちです

野球もやりたいがスケジュールが合わず

9人集めるのも難しい

そんなとき

テニスは非常に便利

二人居れば何とかなる

今しっかりテニスが出来る仲間が7、8人集まっているし

体力さえ保てば二時間みっちり楽しめる

体力さえ

保てば


酒飲んで酔っぱらってばかりではだめだ

今年の夏は9月の展示会に向けて

暴飲暴食をやめ

早寝早起きテニスに腕立てに励んでみます