世代混在

先日の日本代表のW杯出場を掛けた大一番
ホーム埼玉スタジアムでの異様な雰囲気に包まれた
最大のライバルオーストラリアとの一戦
監督解任の噂が大声で叫ばれ
先発に主力の名前なし
驚きのメンバーだの開き直りだの
言われ放題の中
キックオフ
終わってみれば
この最終予選で一番の内容と結果を見せつけて
W杯出場権を獲得
おめでとう日本代表

若手が伸び伸びとピッチを駆け回り
ベテランが要所を締める
新参がレギュラー獲りを狙い
ベテランが若手に刺激を受けて目を冷ます
素晴らしい”作用”が頼もしい試合だった

さて本題
merphの新作
 “ネガウール”と名付けられたビンテージ感満載の糸を使った
惚れ惚れするツイル生地と
軽くてサラリとした肌触りのマイクロフリースを裏に使った
merphのバルマカーン”highlander”
古き良き機物と化学力の高機能素材
“世代混在”のバルマカーン
来週
店頭にアライバル予定

月とmerph

北陸道を北へ北へと向かう間
多忙を極めるこの時期の私の精神を
この空が落ち着かせてくれます

週末金沢生活も慣れてきました
金沢でのmerph普及の拠点として立ち上げた
『BAR 月とトネリコ』
スタッフが見つからず波乱の幕開けとなりましたが
このところ風向きは変わり始めました
無理して望まない広め方をせず
焦る気持ちを抑えてただひたすらに5階の白い部屋で待ち続けていました
何事も忍耐と継続が必要です
アイデアや幸運はプラスαであり
やはり基本をしっかりと準備することが
安定をもたらして成功のチャンスを手に入れる受け皿となるはずです

さて
BARとして営業をしているだけに見える『月とトネリコ』ですが
九月からいよいよ構成要素の一つである
merphのショールームとしての機能を付け加えます
まずは1週間/月の限定的な営業から始め
やがては常時営業をできるようにしていきたいと考えています
merphの作品を常に金沢で楽しんでいただけるように
そして一緒にワインもウイスキーの美味しいものをご紹介できるように
cassowaryも然りですが
ただの洋服屋ではなく
ただの酒場でもない店に仕上げていきます

星をふたつ

merph第三旗艦店『the 3rd heim』
その1周年を記念してmerphからの贈り物
MR4112 C/#the 3rd heim2が仕上がりました

1周年なのに星二つ
その理由は二つ
一つは
昨年の最初のオープンの記念が第1号
今回は2号なので星二つ
そしてもう一つは
昨年のレセプションの翌日
the 3rd heimのグランドオープンのその日
25年ぶりに優勝した広島カープ
今年も見事な独走でペナントレースを駆け抜けてます
その前祝いとして星を二つあしらいました

昨日8月30日から京都で14着広島で40着の発売を開始しましたが
早速多くのお客様にご購入頂きました
現状まだ店頭に在庫ございます
ぜひ京都と広島の店頭にお立ち寄りください

出来事の歴史

先日までcassowaryの店頭で
スタッフの科田主導で開催いたしました
 NEHA POP UP SHOP
その展示作品の中から私も一つ購入しました

酒飲みにはここに
ししとうとじゃこの炒め煮や
小芋の煮物が見に浮かぶわけですけども
真っ先に選んだこの作品
私が独立し寺町御池のビルの二階で
こっそりと店を開いた当時から通っていただいている
最古参のお客さんご夫婦の奥様の作品でした

今回はNAHAがセレクトした作家さんの作品を
cassowaryで展示販売したので
ご本人と知らず
我々からご案内差し上げたわけです
初日にご本人がご来店くださりその事実を知りました

長く店を続けていくと色々な出来事が店の歴史に増えていきます
八月の末の本日も
cassowaryの店頭では楽しい時間が流れています
ちょっと調子に乗って
シングルモルトの蓋も空きました
明日もこの調子でいきます

 

晩夏の太陽                             

暑い
心が音もなく溶けるほど
暑い
溶けた心が即気化するほど

風のない街に降り注ぐ晩夏の太陽
逃げ場をなくした腐った熱気が
街中で人の表情を歪ませている

早く秋になれ
そしてさっさと冬になれ
そう呪いながら
meprh製作部隊準備万端
今年の新作のサンプルは
撮影のため広島へ出発した
週明けには全貌を公開予定

終い鱧に初松茸

京都の夏の終わり
といえば
松茸と鱧の土瓶蒸し

夏の京都
ありとあらゆる料理屋で二枚にさばかれた挙句
骨まで細かく刻まれて
傷口に梅をぬられたり
山椒醤油塗り込まれてあぶられて
文字通り好き勝手に料理されてきた鱧
実はこれから脂も乗りまくって一番旨くなるってのに
お払い箱
突然山から現れた土臭いキノコ野郎に主役の座を奪われるんです
悔しいだろう
やりきれないだろう
でも鱧はその最後を
歯を食いしばって
憎っくき松茸と一緒に
一つの土瓶で蒸されて散るんです
骨の髄まで旨味を搾り取られて
土瓶の中で花と散るんです

鱧はフライが一番好きですが
土瓶蒸しだけは別です
踏みにじられて散るもまた一興
金沢から帰ったら
いただきに上がります

さて
写真はmerphの初物と終いの土瓶蒸し
夏の最後の納品のショートパンツと
秋の最初の納品のツートンシャツ
こんなセットアップも
いかがでしょう

野球の神

merphが広島に巣食ってから
広島の野球に何か神がかりが起きたようです
その片棒を担いだのは
我が生まれ故郷名古屋のかつての常勝軍団
中日ドラゴンズ
おそらく
あの頃名古屋におられた野球の神々は

瀬戸内にいらっしゃるのでしょう

昨年
広島東洋カープ
25年ぶりの優勝のその瞬間
私はお気に入りの居酒屋で飲んでいました

隣で送別会をしていたのは
好機を作っている会社の広島の紳士方
彼らに中日ファンの私は
マジック点灯後広島に三連敗
マジック対象の巨人に三連勝
一気にマジック6消した忠実なるしもべとして
その貢献を讃えられ
祝賀ビールをしこたまいただき
その時居合わせたお客さん全員と乾杯をさせてもらいました

今年もまた9月のどこかで
あの光景が待っています
それが私の広島滞在中であることを祈ります

そして本日
甲子園では
一回戦で中京大中京(愛知県)を破った広陵(広島)が決勝戦に挑んでいます
さあ
広陵にまた一つ広島の野球の神がかりを起こしてもらい
9月9日のthe 3rd heim1周年に花を添えていただきましょう

merphは
広島カープと広陵高校を応援しています
中日に関しては
見守っています

欲望と願望の狭間

空模様は仕上がってきています
空調の程よく効いた部屋から眺めれば
これはもう『秋』でしかないでしょう

先週初めの気温の急降下は勇み足だとしても
冷静な空はじわりじわりと『秋』仕度を開始していましたね

秋の新作が届くまで
どうしてもこの話になりますが
秋といえばやはり
『食』でございます
京都を拠点に広島と金沢を行き来する今年の秋
期待と野望と体型は膨らむばかりです
旨いものを食いたいという欲望と
痩せたいという願望
その狭間で
もがく季節がやってきます

『秋』はもうすぐです
merphを纏う準備
始めてください

二代目 the3rdheim Tee-shirt制作中

去年の今頃
我々merphの面々は
たくさんの協力者を巻き込んで
広島に新しい部屋を作るべく
灼熱の太陽が照り続ける日々を
期待と焦りと充実感と疲労感に
頭や体をいっぱいいっぱいにして過ごしていました

あれからもう一年が経とうとしています
広島とういう街にmerphが縁を持てたことに感謝しています
我が愛する中日ドラゴンズが
そのご恩を必要以上に返してくれていますが
merphの製作者として
これから作品で恩を返していきます

さて
まだお見せできないのが残念ですが
今年も1周年の記念に『the 3rd heimTシャツ』を製作しています
昨年のあの驚異の売り上げを記録した作品を超えるのは至難ですが
なんとか良いものが上がってきそうです

その販売開始を9月9日の記念祭にする予定でしたが
思い出せば昨年の9月9日
あまりの忙しさに全く対応が追いつかず
馴染みのお客様には後日お会計をお願いするなど
ご迷惑をおかけしましたので
今年は事前に販売を開始しようということになりました
八月の末にはご購入いただけます
京都のcassowaryでも14着だけですが
販売いたします
ご期待ください

 

moon light cruise

このところ
週末のcassowaryを科田に任せ
私は金沢におります
これからの色々の準備をしながら
先にオープンした『月とトネリコ』と名付けた部屋の主人として
バーテンダーをしております

慣れない仕事ですが
この歳になり新しいことを始めた喜びと
それに当然課せられる等価交換に苦しみながら
とにかく立ち止まらずに突き進んでおります

そんな過酷な日々の中
一つ楽しみができました
月夜のドライブです
酒をグッと我慢し
翌日の12時までにcassowaryを開店させるため
北陸道を南へ向かいます
その間暗い道を照らすよに
目指す京都の方向に月が輝いております
車に積んだiPadで思いつく限りの月夜の歌をかけながら
ただひたすらに届かない月を目指します
これがなんとも気分が良いのです

考え事もたくさんあります
考えたくない事もたくさんあります
それを行ったり来たりで3時間
月を目指して走るんです
良い時間です

 

エレファントカシマシ『今宵の月のように』
GOING UNDER GROUND『同じ月を見てた』
バービーボーイズ『三日月の憂鬱』
Fishmans『ナイトクルージング』
Polaris『月の恋人』
the ARROWS『イエスタデイワンスモアーズ』
ORIGINAL LOVE『月の裏で会いましょう』
斉藤和義『月の向こう側』
toploder『Dancing in the moonlight』
REBECCA『MOON 』