アインシュタインが大嫌いだった量子力学
真っ向から喧嘩を売ったのが天敵ニールス・ボーア
アインシュタインは量子力学の曖昧さを認めず
ボーアはアインシュタインに神の仕業に指図をするなと怒鳴りつける
後に大学院生だったジョン・ベルが
量子力学が正しい理論である事を示す数式を発見し
アラン・アスペの実験によって証明される
最近
僕もこの量子力学にくびったけ
今日のナショナルジオグラフィックチャンネルもすごかった
テレポーテーションのお話
カナリア諸島である科学者が光の粒子
光子をテレポートさせる実験に成功した
既に彼は数百種類の粒子のテレポートに成功している
ただしその粒子自体を移動させるのではなく
粒子の情報を移動させ再構築するというもの
量子は対になるもの同士が遠隔作用を持っている
どんなに離れた場所にあっても
伝達手段無しに片方に起きた作用を影響させる事が出来る
たとえばパリとニューヨークに転送ポッド置く
パリのポッドを粒子で満たす
そしてその遂になる粒子をニューヨークのポッドに満たす
パリのポッドの粒子に転送したいA氏の情報を合体させる
すると遠隔作用でニューヨークのポッドの粒子が
その情報から瞬時に再構築しA氏を創り出す
これによりパリのポッドには電子や中性子がバラバラと床に落ち元のA氏は崩壊する
しかし構成する粒子にはオリジナルのデータが転送されるため
新しくニューヨークに現れたA氏はオリジナルと言える
世の中で無責任にはなされるUFOや幽霊の話
今や科学の方がそれを遥かに凌駕する神秘に満ちていて
もの凄く面白い
将来息子に何になってほしい
なんて話をよく父親仲間とする
もちろん
『マンチェスターユナイテッド』や『ボストンレッドソックス』
への入団なんてロマンを語りもするが
最近の僕はなんとか量子力学の開拓者になってくれないかと
そう思っている
洋服のデザイナーとミュージシャンには絶対なってほしくない
そうも思っている

12/19

17日の月曜日、
自宅から自転車で10分の
嵐山に花灯路を見に行ってきました。
最終日とゆうこともあって見渡す限りの人集りでしたが、
ライトアップがすごく奇麗で
とっても素敵な時間を過ごせました。
そんな良い1日を過ごした翌日、
悲劇はおきてしまったのです。。。
18日の火曜日、
最近発覚した6本の虫歯を治療しに
愛車のマイチャリでいつもの歯医者さんへ。
その帰り道
ふとした瞬間にバランスを崩してしまい、
調子に乗って高くしたサドルのおかげで
足が地面に届かずに転倒!
見事に顔面着地!
前歯が折れたんちゃうか?と思うぐらい痛かったのですぐさま確認しましたが、
セーーーフ。
無事2本とも健在してました。
そんなわたしに大学生ぐらいの男の子が優しく声をかけてくれました。
「大丈夫です。」
と振り向いた瞬間、
男の子がカバンをなにやらごそごそ。
口元を押さえた手を見てみると、
凄まじい流血で手が真っ赤になっていました(涙)
生憎男の子もティッシュを持っていなかったみたいで
ふたたび、「大丈夫です。」
と言ってトボトボと愛車をひきながら歩きはじめました。
とにかく口元付近がジンジン痛いし、
左足の小僧も負傷。。
途中で休憩していたら
「大丈夫ですか?」と背後から声がして、
 振り返ると先程の男の子が小さなコンビニのレジ袋を持って再登場!
わざわざ買って戻って来てくれたんです!
そのレジ袋のなかにはティッシュとお水、
そして
負傷したわたしの口元を隠す為のマスク。
優しい行動力と心遣いに号泣してしまいました。。(涙)(涙)
あの男の子の顔は一生忘れません。
そんなこんなで
鼻の下にでかい擦り傷と
いつもより上唇が1.5倍で
今日も元気に出勤しております。
そして
不吉なわたしとは裏腹に
店頭では着々と洋服が消え、完売サイズが出ております。
わたしが密かに狙っている
男前トレンチも消えてしまうのか、、、
今日も横目で確認しながら過ごす1日です。

12/18

五条大橋からの景色が好きで
朝が暖かい頃は良く歩いて行ってました
ただ最近はご無沙汰です
これは8月に撮った写真
まだ緑が多く
ぴーちくぱーちくと鳥の鳴き声も聞こえてました
12月となると
今や橋からの眺めも寂しい雰囲気があります
加えてこの寒さ
じっとして景色を眺めている事が
もう耐えられなくなりました
京都の冬は辛い
盆地特有の朝晩の気温差
そこへ山からの冷たい風でも吹き始めたら
寒さを受け入れきれなくて
歩く事すらやめてしまいたくなります
今は観光客も少なく
見るのは修学旅行生くらいです
でももう少ししたら
cassowaryへは帰省の顧客様がいらっしゃる時期です
久しぶりにお会い出来る方が多いので
楽しみにしています
お時間に余裕がございましたら
帰省ついでにぜひ
お立ち寄り下さい

賀茂街道は落ち葉吹雪
トラックやバスの往来に茶色い乾いた落ち葉が舞い上がる
ここ数日温かいが
そのうち本当の吹雪が吹き荒れる
北山の事務所で開催中の歴代サンプルの販売
上代より少しお安くしているのも手伝って
着々とハンガーラックからサンプルが剥がされていく
cassowaryで完売した品番
なぜかオーダーがつかず生産に至らなかった品番
結果的にかなりのバリエーションを展示できている
ずらりと並んだいろいろな年代の作品
懐かしい品番に作業の手は何度も止まった
それぞれの品番にまつわる苦労を思い出す
特に苦労した品番は出来る事なら自分で着たいのだが
悲しい事実があって着る事が出来ない
サンプルとは言え
しっかりと人が着るものとして仕上っているのだから
役目を果たしたのなら誰かに着てもらえる方がいい
そう思ってすべて手放す事にした
元々コレクション性質を持たないので
一切未練はないのだが
洋服のデザイナーとしては一般的ではないと思う
昔から知り合うデザイナーはほとんど古着から自分のデザインした服まで
10坪くらいの倉庫に大量にしまい込んでいた
僕にその部屋すらない
新しいデザインをどんどん創るのは好きだ
でも創ったものは自分が着ないのなら必要はない
そう思ってしまう
来年の秋冬は出来る限り新しいデザインをリリースしようと考えている
だから過去のサンプルは必要ない
そうする事で過去への依存を断ち切る事も出来る
『ここをこうして生地を替えて』
そう言う方法で前回より良くなる事も多々有る
でもそれは今年までにやり終えた
そうなりゃ次はまた冒険に出るしかない
勇気をだして久しぶりに大きく一歩踏み出してみる
と言う訳で
ちょっと製作を急がなくちゃいけない

定例議会@フォーンヴィエット

昨日の仕事終わり
烏丸御池を上がって押小路通りを東に入った所
社長行きつけのベトナム料理屋さんにて
定例議会を行いました
いつも会社でなにかやる時には
非常にお世話になっているお店
昨日は
大将が録画していた
“The Rolling Stones”の
New Yorkライブ映像を見ながら

打ち合わせは進みました

議題は
残り2週間となった今年の事
そして来秋冬シーズンの事も
少しだけ話しました
まだ春の作品も皆様にご覧いただいてない段階ですが
製作者の頭は既に

次の秋冬へ向けて進行中です

いくつか創るカタチが決まりつつ有る様で
私が聞いた限りでは
非常に楽しみな気持ちに成りました
先の事を知ると
今店頭に並んでいる洋服への理解と愛情も

増してきます

次の秋冬が並び始める半年後
良いプレゼンをcassowaryから皆様にお届けするため
まずは今期のラストスパートが必要です

そのための気合いが入りました

no:11115
昨年創った渾身のムートンコート
トスカーナの高価なムートン
トグルには友人の父上が仕留めた鹿の角
パターンはムートンにあるまじき袖振り
展示会オーダー
ZERO
必然的にcassowaryに押し付けられた在庫は8着
昨年6着売れて
先週まず1着売れた
そして昨日
12月16日
最後の1着がオーナーを見つけた
2年をかけて完売
昨日はスタッフと祝杯をあげた
このムートン諸事情あって着工時と原価が大幅に変わってしまった
僕の判断が遅かったせいでトスカーナのご奉仕品が完売
よって正規の値段で購入しなくちゃいけなくなった
でも絶対にすごいものが出来ると知っていたので
思い切って進行する事にした
最後の1着が売れるまで利益が出ない馬鹿息子
その手のかかった暴れん坊が昨日立派に世に出て行った
最高の気分だ
今年の秋冬はレザーを一切やらなかった
そのフラストレーションは僕だけでなく
お客さんからもありがたい事に主張されている
来年の秋冬はやろうと思う
merphとmerph_anima両方で
しっかり絵を描いて
パターンナーと工場と大騒ぎする
そして
昨日これも完売
MR1018_black
ちょうど50着売れた
残すところgrayのsize1が1着
今年は本当に消化率がいい
少し生産をビビったのも有るが
それでも数を見るとスッカとする枚数が旅立った
春も頑張るぞ
皆様
宜しくどうぞ