マペルのスライバー

入荷早々大好評

スライバーニット使用のジップアップパーカ

もともとこの迷彩バージョンは展示会でリストアップしていなかったんですが

会期中にリクエストをいただき制作を決定

それが好評です

創って良かった


スライバーニットって言うのは

 繊維同士が撚られていないため

ふんわりとしたボリュームがあり

風合いが柔らかく非常に軽いイタリア発祥の編み機を使用したニット生地です

布帛の工場でもニットの工場でも縫えるし

選べるデザインの幅が非常に広くありがたい素材です

merphのパーカは少し袖が細いので

この生地を使用するために少し寸法を出しました

結果

ほぼブルゾンの役割を果たす仕上がりとなってます


それにしても今年は秋の訪れがスムーズです

京都の東山はもう完全に秋のアトモスフィア

すだち

秋刀魚

本しめじ

料理も楽しくなる一方

現をそこそこ抜かしながら

楽しく仕事します

夜長月

雨が降り続きますね

八月の後半はずっと雨だった様な気がします

そんな中で撮影の日は全て晴れ

撮影チームの晴れ男ぶりは見事でした


さて

今日から九月

長月

夜長月

夜が長くなる我々酒呑童子派閥には溜まらない日々が続きます

その上秋の食材がスーパーと棚と飲み屋のメニューに踊るんです

その反面

仕事が一番忙しくなる一ヶ月でもあるのです

毎日が葛藤のオーバーフロー

助けてください


その試される九月の幕開けに

半月遅れで作品が上がって参りました

これも長く作り続けている作品

ジップアップより先にこれを創りました

当時

年間で1000着近く販売していました

懐かしい栄光です

今はそんな爆発はしませんが

それでも古いお客さんからご新規様まで

相変わらずの支持を頂いております


今シーズンはフリースで作りました

以外とやっていなかったフリースバージョン

柔らかく軽い仕上がりは

今までとまた違う面構えを見せてくれました

特に

象徴でもある首元のボリュームが気に入っております

設計上

コートやジャケットの下に着られる設定です

長く冬のパートナーになると思います

カラーは写真のsandの他blackを制作しています

本日中にこちらにアップしますのでご覧ください



九月

相変わらずの雨の幕開け

香川が古巣に戻り

本田が信頼を取り戻し

新しい挑戦を始めた大迫と柿谷も揃ってネットを揺らしました

新しい始まり

大嫌いな夏が終わり

いよいよ日本が一番美しくなるシーズンが始まります

the merph

今シーズンももちろん健在です

10年作り続けても未だ需要があります

少しずつ変化をしてきましたが

3シーズン前からメンズに関してはほぼ変更はありません

この形は僕自身の制作の中で完結したものとなりました

素材はフォギーダイ裏毛をえらびました

スラブ感とむら染めの乾いたスウェット生地

秋冬のみならず

春も使えるポディションにしてあります

このカーキが一番生地の表情が分かると思います

スラブ糸が縞模様を成します


この後

9月に入ると同じ形でイタリアのニット素材を使ったバージョンが入荷します

生地の厚さを考慮し

アームホールから袖に少し余裕を持たせる修正をかけてあります

そちらに関してはアウターとしてしっかり戦力になる物です


どこのレーベルでもほとんど作るであろうスウェットパーカ

それをしっかり自分たちの形と言えるものに仕上げる事が出来たと

そう思います


苦楽

いい夕焼けになってきました

秋の進撃が勢いづいております

京都の夏は例年もっとしつこいのに

連日の降雨と強い風のおかげでしょうか

一気に秋になってきました

今日の午前中に春夏の作品を全てトランクルームへ移動し

完全に秋冬への覚悟を決めました

九月に入ると続々と新作が押し寄せて来るので

店の限られたスペースを軽くしておかないととんでもない事になるんで


吉川店長からの報告によりますと

今年の秋冬の滑り出し上々との事

シャツ

パーカ

カットソー

まんべんなく好評をいただいていると

ありがとうございます

現在わたくしは来年の春夏の制作を恐怖に近い焦りとともに進行しています

映像もいよいよ最後の撮影を待つのみ

編集と音楽制作がビートを上げております

次回はまたがらりと変わった作品になりますのでご期待下さい


店も仕事も大忙し

新しいシーズンの始まりと挑戦

苦もありゃ楽もある

それで当然

いちいちブレブレしないですすんで行きましょう







夏の悪臭

夏は臭い

汗がとか物が腐るとかそう言うのではなく

季節の匂いが臭い

この大嫌いな夏の匂いが

ある日突如として消える

昨日

そのいやな匂いが消えた

一気に気分が良くなる

これからどんどん傲慢な夏は衰退していく

そしてどんどん知的な秋が街中を侵略する

いいぞ

いいぞ

その調子


秋の制作は次々とcassowaryに到着している

今年の一番手はシャツ類

どの品番もしっかり出来上がった

そう

しっかりしてる

生地のツラ

デザインのツラ

共に良い

お忙しい皆様をこちらで是非ご覧ください



9月になるとニット素材を使用したパーカやカーディガンが届く

今年はイタリアのいいのが手に入ったので

奮発して大量に買い込んで色々使っている

merphは秋に強い

casswoaryでお待ちしてます




新レギュラー

シャツをコートのポディションにグレードアップ

低価格にて秋の始まりの羽織りものが完成

今回はコットンモールスキンをチョイス

肉厚ながら腰の柔らかいグッドファブリック

光を蓄えると炭の様に艶やかな表情になる


今年もシャツは軽いジャケット仕上げ

これから夏の太陽がだんだん弱って

一番最初に出番が来る

そんなシャツを創っている



1 夜がなければ星は見つからない

もう
夏の力は夜にまで及ばなくなってきました
秋が徐々に夏を退治し始めています
そんな夏が終わりに向かう夕刻
昨日はサロンplakの門出を仲間たちと祝ってきました
どこかで見たことのある風景がそこにもありました
次から次へと届く北極星たち
祝いならシャンパンか樽酒でも開くところですが
集まった面々はみな片手に黒ラベル
右手に福松の料理という塩梅
類は友を呼んでいました

今月はいろいろなことが起こります
新しい始まりに
懐かしい再会
お祝いもあれば大きな病気と闘ってる友人もいます
楽で楽しいことばかりじゃない
苦く苦しいこともあって当然です
でも
どっちもひっくるめて自分のものなわけです
夏は嫌いですが
終わりに向かう夏には少し同情します
この大嫌いな季節があるのも
冬を好きになった原因の一つなんです
世の中
そうやってできてるんです

7周年

おかげさまで

cassowaryはKAMMMERとしてスタートしてから本日7歳となりました

寺町御池でSanctumを始めた2005年

予想以上に多くの方々にご来店いただき

すぐさま調子に乗って店舗を別で構えようと企みました

しかし

なかなか物件がみつからず

御幸町は絶対にいやだったので

どこかに寺町通りの様に歴史を感じながら

路面で店を営業出来る場所は無いかと酒を飲みに行った帰りに

毎日の様に碁盤の目をしらみつぶしで探しました

そんなある日

夜中に通った堺町六角

まったくノーマークだった交差点に理想の正方形を見つけたんです

それがここ

当時洋服店が入っていましたが

どうせ出すならここがいい

そう思って

翌朝すぐに不動産関係の友人にお願いし

もし退去願いが出たらすぐに連絡してほしいと頼んでおきました

それから二年

寺町の店も忙しく

卸先も増え忘れかけていたところに友人から電話
 
『坂井君 あの物件夏に空くで』

春の陽気がようやく安定して来た四月の末の出来事でした

あれからもう七年です

苦労も興奮も恐怖も歓喜も絶望も全てここで体験できました

これからもきっとそれの繰り返しです

今日はお祭りはしません

まずはこの店を一緒にやって来た吉川と乾杯して来ようと思います

5年経っても相変わらずではありますが

何でも出来ると思って勘違いしてる若造より

何も出来ないでもがき苦しみ続ける餓鬼の方が我が社には必要なんです

社長である僕がそうなのですから

明日からも変わらず苦労しながらこの店を何とかやり続けて行きます

宜しくお願いします


そして

8月16日

五山の送り火の夜

17時より

ささやかではございますが

いつもの通り

黒ラベルを20Lと

当初福松にお願いしておりましたお料理ですが

店主が不慮の事故に遭い

入院せざるを得ない状況となりましたので

ピンチヒッターと致しまして

御所南

Sala de esterにケータリングをお願いし

旨い物をつまみながら乾杯をして頂こうと考えております

生憎一階のcassowaryから大の字はご覧頂けませんが

燃える前燃えた後

冷たいビールを飲みに来てください

ビールが尽きるまで

いや

ビールが尽きても呑んおります

皆様のご来訪

心よりお待ち申し上げております




人型サムシング

九年半のSanctum inc.の歴史の中で

未だに越えられないトップレコードの売上がある

確かオープン二年目の九月だったと思う

その日は平日

天候は台風直撃

ただ前日に入った新作に多数の問い合わせを貰っていたと記憶している

開店すぐになじみの顔が現れて

生憎の天気だしと珈琲を入れてゆっくり飲みながらソファで話していた

すると直ぐまた来客

そこから耐える事無く誰かがやって来る

そのうち新規のお客さんもちらほらと

結局閉店までずっと誰かがいる状態だった

ただ

忙しくてどうにもならないと言うのではなく

8時間の営業時間ずっと誰かと話をしながら珈琲飲んでいた状況

最後のお客さんが帰ったあと集計して驚いた

あの日は1人だったから友達の店へ盛大に飲みに行ったはずだ


今日も台風の来襲

そして昨日問い合わせを多数いただいたTATAの転写パンツが入荷した

あの日と違うのは店が堺町六角の路面になった事

平日ではなく土曜日だと言う事

そして店の主が僕ではなく吉川青年だと言う事

さあ結果はどうなるか

未完の底抜け大器

人型サムシング

吉川薫

今月のMVPを目指して今日も張り切ってcassowary運営中

よろしくどうぞ





進撃のヒーロー

今月は忙しい

事務所の引越に新作ムービーの撮影に春夏のサンプルアップに

秋冬の量産進行に

進撃の巨人14巻に

アイアムアヒーロー15巻

圧倒的に人手不足

圧倒的に体力不足

退去まであと一週間だと言うのに

その間に撮影2件と新巻2つ

神様の試練と悪魔の呪いが同時にやって来た

どっちがどっちだかわからない

そりゃそうだ

悪魔はみんな元神様だからね

神様がやるのが試練で

悪魔がやるのが呪いって呼ばれるだけの話

雑炊とおじやの違いと一緒

雑炊の敬語がおじや

皇室の方々が食べる雑炊が『おじや』

水分の量やスペイン料理のオジャ?だかがルーツってのはいまいち説得力が無い

僕はおじや敬語説を推奨している


話がそれた

とりあえず忙しくしているが

楽しくやっている

来週7歳を迎えるcassowary

吉川店長がお盆で帰って来る皆様をおもてなしするために

色々仕込んでいる様だし

ご期待頂けたら幸い

サプライズ企画もあり

僕個人

非常に楽しみにしている企画

吉川の晴れ舞台見届けて頂きたい