ざわめき

知人の舞台女優に御誘い頂き
彼女の舞台を観に行ってきた
八幡市の石清水八幡宮の境内
その杜の中
ぽっかりと空が開いた場所に設けられた特設の舞台
会場に着いてから
しばらく落日を楽しみ
日が完全にくれた19時
舞台は始まった

実は舞台というものを見るのが初めてで
1時間40分のノンストップの物語と聞き
ずいぶん長くやるんだなあと感じたけれど
始まってみればその作り込まれた音楽やセリフや動きに
目が離せなくなった
冒頭つかみどころがないセリフに逆に集中力が上がった
多くを説明しないまま物語はどんどん進み
大勢のキャストたちは完璧に動き
絶え間なくセリフが襲いかかってくる
見る側に己で考えろ言わんばかりの
様々な思想や哲学、物理学のキーワード
僕も知っている要素がたくさん突き刺さってきた
同じことを知ってる人が書いているんだろう
でも
なぜあんな物語が作れるのか
心がざわざわした

ものを作る者の端くれ
時々こういう全く自分にできないことを成し
心にざわめきを起こしてくれる人間の作品を見るのは
とても重要な刺激になる
洋服に落とし込んだり
直接影響を受けるわけではなく
何か鈍くなっている部分が動き出すような気がする

さて
活発になったはずの我が心を引っさげて
明日からまた出張
ここ二週間は怒涛のスケジュール
舞台の言葉を借りるなら
空間は進み続ける
駅弁食って二時間新幹線で打ち合わせしながら
いい仕事していい酒を飲む

もうすぐ1年

ammonがオープンしてこの夏で1年を迎えようとしてます
去年の8月だったのであと2ヶ月と少し
あっという間に時間は過ぎて行きます

昨日はammonにカウンターが設置され
店の什器も少し入れ替えたので
以前よりも店が広々となったとのことです
cassowary程のスペースがない小さめの店の中で
ゆっくりと寛いでいただけるように
店内の環境を少し変えました
神戸の皆様
ぜひammonのちょっと変化した店内をご覧下さい
京都の皆様
本日もcassowaryにてお待ちしてます

ammon

降水確率10%の神戸でしたが
少し曇り空
そんな中
ammonに朝から新しいカウンターが到着しました
什器を減らし
少し広々とした店内
カウンター前には椅子を並べ
休憩スペース
オープンしてすぐに顧客様にご来店して頂き
お店の変化に気付きながら
さっそく腰掛けてもらい一息
5月最後の週末
店頭にてゆっくり洋服を楽しみに来て下さい

長靴のふり

あいにくの曇り空の中
5月最後の土曜日が始まりました
雨が降り出した時の為に
入り口付近に傘立てをスタンバイ
たいていの方が驚かれるその傘立ては
写真の左下に写っている長靴です
いや正確には
長靴型の傘立てです
活用していない時はまるで商品のように店に馴染む
優れもの
ギリシャのデザイナーの作品ですが
おもしろくて気に入っています

それでは本日もcassowaryオープンします
もう既に夏のような日々がありましたが
いよいよ夏の始まり6月を迎えますので
ぜひ店頭にて色々ご覧下さい

整然と陳列

それがいつもなので敢えて言う機会もないのですが
先日初めてご来店いただいた方に聞かれたのが
店の洋服の陳列方法に関して

顧客さんにはもうお馴染みだと思いますが
色で分けて洋服を並べるのがcassowaryのやりかたです
それはブランドの数が増えてもそのままなので
weiが沢山ある今もあくまで色分けで陳列しています
ブランド毎にまとめて並べる方法や
近いデザインをまとめる方法もありますが
そうすると店の空間全体の調和が取りづらいので
cassowaryは色を優先させ
ラックを奇麗なグラデーションにして飾ります
整然と洋服が並びすぎていると
ある種目立たないということもありそうですが
ふと目にとまった時に
奇麗だと思って一瞬立ち止まりそうになる
そんな見栄えになればと良いなと思っています

また新しいこと始めるので
それに対する準備を進めている

しかし
どうしてもそれじゃなきゃいけないものをなんとか手に入れようとしてため
この三日不本意ながらインターネットの大海をさまよっている
根気のいる作業の中
昨夜ようやく一つ狙っていたものを確保した

疲れ果てた目をこすって時計を見ると23:47
もう直ぐ日が変わる
でも
どうしても飲みに行きたくなって
タクシーに乗って祇園のBARへ向かった
二つ上のマスターがやっている静かなBAR
ここは決まって一人で行く
まだ誰かを連れて行ったことがない
理由はマスターとゆっくり話すため

このBARに連れて行ってくれたのは京都に来てからの一番の友達だった
彼は事情があってもう今はもう京都にはいない
その彼の悪口をマスターと話す
悪口といっても
彼の思い出話
彼の素行の悪さが結果悪口となってしまうだけ
僕もマスターも彼のことを心愛している
しかし
最近は彼のネタもつき始めた
今どうしているかも知らない
最近は京都にも来ていないらしい
いつの間にか彼以外の話しかしなくなった

そんなさみしい気持ちと
なんだかここに来ると落ち着いて酒が飲めることを確かめて
雨の中帰ってきた
もう直ぐ夜が明ける
そしたらmerphの製作と並行進行で探し物開始
いい酒飲んだから体は楽だ
3時間ニューロンをダウン