MR1085

リバーシブル仕様で創った中綿ベストです
この秋冬シーズンにおいて
cassowaryの切り込み隊長的な存在
秋冬の気分を一気に加速させる
説得力のある佇まい
そしてmerphで創った初めての中綿ベスト
リクエストをこれまでいただいてた事もあって
ご試着が堪えません
4色の糸を絡めて織った迷彩柄と
ストイックなツラの60/60ナイロン
中綿にはシンサレートと言う高機能科学綿を選んで
ダウン程の厚みを持たせなくても
ちゃんと保温性を確保しています
この手のベストで1番気になる所は
着用時のシルウェットだと僕は思います
細身すぎたらインナー選びに苦慮するし
逆に大きくしたら良いというものでもありません
元々生地にある程度の厚みが出るので
大振りになると
そのシルウェットも野暮ったいものになりかねません
幾多の修正を重ねて構築された
美しいシルウェットの中綿ベスト
とても素敵に上がったと思います

尺八を嗜む

祖父の形見

幼少たしか3歳のとき

見よう見まねで吹いてみたら音がなり

祖父が大きな声をあげて驚いた記憶がある


幼い頃

毎日祖父と遊んでいた

ベージュのトヨタカリーナに乗って

パチンコに付き合い喫茶店でナポリタンを食べて

指導員だった元の職場の警察に遊びに行った

あの頃警察はお菓子をくれる同じ服を着たお姉さんのいるところで

大好きだったが今はお世話にならないように気をつけている

弟が生まれ

まだ手のかかる弟を巻いて二人でよく出かけた

次第に弟も勘が良くなり

僕らを玄関で待ち伏せするようになった

弟のあのずる賢さはこの頃の僕と祖父が培ったものだと思う

弟の関係者に謝りたい


さて

その祖父

警察の偉いさんでもあったが尺八の師範でもあった

尺八の師範名は”定風”

応接間に飾られた尺八を良く一緒に吹いて遊んだ

小学校の頃には『コンドルは飛んでいく』とか

『荒城の月』とか吹いていた

昨年

名古屋に帰った時に父に頼んで譲ってもらった

父は吹けない

久しぶりにやってみるとなかなか音が出ない


昔大きくて音が出せなかった長い方で試すと

出た

思わず吹いてみたのはなぜか

『もののけ姫』

鹿ケ谷(ししがたに)に住んでるのでなんとなく鹿神(ししがみ)つながりで

尺八はスタッカートを使わない

ワンフレーズ途切れなく音を出す

音階も少ない

だから独特のメロディーになる

ギターと尺八

仕事に行き詰まった時の娯楽がたくさんあった方がいい

ちょっと尺八でも拭きながら

洒落たレイヤードジャケットのデザインでも考えてみる



7/26

エバーフレッシュがどんどん巨大化
いつか店の天井まで届く日が来るんじゃないかと
期待と不安が交錯しますが
この夏は勢いがあります
逆に心配なのが店で飼ってるセネガルス
あまりエサを食べなくなって
ほっそりと痩せこけて来ています
暑い国出身の魚だと思うのですが
京都の夏にはこやつも耐えかねているようです
さてcassowaryの夏
秋冬の納品がもうひと波来たら締めにかかろうと思います
予測ではお盆前後になるかなと
京都は9月迄暑いです
どうぞこの夏最後の物色へいらしてください

砂漠のguardian

昨日の森のguardian

早速の反響

嬉しい限り

吉川に聞くところ

すでに10着売れて

さらに問い合わせがあるとのこと

それでは

二匹目のうなぎを狙って

今日はこちら

砂漠のguardian


英国軍の砂漠用カモフラージュという野太い生地と

アルパカシャギーという素晴らしくエレガントな生地のリバーシブル

先の森のguardianは迷彩側が主役

対してこちらの砂漠のguardianは無地のシャギー側が主役

わたくしも決めかねる森か砂漠

皆様もぜひcassowaryにて吟味を 

森のguardian                                                                          

      

リバーシブルシンサレートベスト

”guardian”

ここ数年ずっと製作のリクエストをもらっていた中綿ベスト

シンサレートをたっぷり入れて

自慢のオリジナルジャガード迷彩と

66ナイロンのレイバーシブルにて仕込んでみた

リクエストをくれた方々は

納得いただけただろうか


拒んでいた理由は

ただの天邪鬼

創れと言われると拒む

ひねくれた人格


ずっとリクエストされていたので

なんとかうちらしいものをと考えていたら

何年も経ってしましまった

それだけ時間をかけた甲斐もあり

自分自身では渾身の初もの

ベストって

ただ袖なくしゃあいいんじゃえの

最初そんな風に思った自分が恥ずかしい

幾多の修正を乗り越えて

出来上がりましたこのベスト

お試しあれ


暑さの中で防寒

連日の35℃
毎年の事ながら慣れません
8月を前にして
店頭にはウールの防寒着が着々と揃って来てまして
そしてこれまた毎年の事ながら
このうだる暑さの中でも嫁ぎ先が決まって行きます
いや本当に有り難い限りです

中でもこちらの作品は非常に評判が良くて
ブログでご紹介する前に店頭で9着が消えました
今からもう足りないのが目に見えていますが
生地がオリジナルのジャガードカモフラージュなので
今から追加生産をする事はもう不可能です
夏が終わるより早く
ずっと早く店頭からその姿が消えるかもしれません
ぜひ店頭にて
ご覧下さいませ