逆迷彩

2014SSのオリジナルカモフラージュ

隠れられない迷彩

店頭に納品前の縫製チェック分が届いていて

それを店頭に出しているのだが

試着が耐えない

本納品は少し先だから

お客さんには後日お越し下さいとお断りしなくちゃいけないのが申し訳ない

この生地

今回の春

多くのデザインに使用した

どれも気に入っている

お楽しみに


先月引越をして

いろんな服が事務所から発掘された

シーズンの谷間の今日この頃

それらを店頭に並べて顧客さんに見て頂いている

若かりし未熟な僕の

(今も十分未熟だけど)

勘違いとやりたい放題の作品達が愛おしく思える

何じゃこりゃ

お恥ずかしいデザインもどっさり出て来たけど

これもわたくしの歴史

自信を持って店頭に並べている



秋冬の新作のデザインをしている

そんな時にこう言う過去の事実をもう一度見直すと

その時の後悔が新しい作品のきっかけになり得る

どんなに創ったって

いつまでも未熟

案外その方がずっと創り続けられる

のかもしれない


祖父へ捧いだコート

この冬からcassowaryで取扱いを開始した
スウェーデンのレインコートブランド
“Stutterheim”
1960年代
スウェーデンの漁師達が着ていたコートをベースに
パターンとディテイルを現代的にアップデートし
素材は伝統的な製法にならって
ラバーコーティンを施したコットンを使用して創られてます
特筆すべきはこの素材
着心地の良さと高い耐久性に加えて
色がどれも素晴らしい色合いに落ち着いています
ラバーの持つマットな質感と鮮やかなカラーリング
加えて独特の自然な風合い
昔ながらの製法で
丁寧に作られているのが伝わります
デザイナーのアレキサンダーが
自身の祖父が昔愛用していたコートを
古小屋で偶然見つけた事でスタートしたこのブランド
亡きおじいちゃんへの敬意を込めて
自国の漁師達が愛用したこのコートを
現代に蘇らせる事を決意したそうです
現状
RED/YELLOW/BLACKの3つは少量在庫がございます
完売しているWHITEは
今月末〜来月上旬に追加が届く予定です
ただフリーの在庫はもう2着しかご用意がありません
その次の入荷のタイミングは初秋頃になってしまうので
宜しければお試し下さい

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最高気温で5℃
そして雪まで降っている
体感はもっと寒いのでは無いかと思う
京都の真冬の底冷え
超絶に冷える
有名店として
土日は待ち時間必死のお向かいの老舗和菓子屋
季節で変わる暖簾も素敵な柄が多いのですが
ちょうどこちらも雪柄
そう
世間様はまだまだ冬
そして2月まではこの寒さは続く
ただこちらは
既に春
あきらかにズレていますが
洋服屋としては今の時期から新作を揃えて
手に入れた洋服が着れるその時まで待っている時間も
楽しみの1つにしていただければ
今日は特に寒いかとは思いますが
コーヒーでも飲みながらゆっくりご覧下さい
お待ちしております

merph 2014S&S No.MR1060

MR1060
昨日のご紹介に続いて
ロングジャケットをもう1つお届けします
こちらの素材はリネン100%のトップ糸
MR1055の生地に比べると肉厚で打ち込みが強く
繊維の節々が少々目立つ生地面をしています
むら染めに仕上げた糸と
表面の緩やかな起伏が相まって
石膏のような見栄えのgray
独特の風合いは単調ではありません
こちらは事情があって
既にサイズ1&2は1着になっています
気になった方は早めのご試着をお願いします

merph 2014S&S No.MR1053

MR1053
この春は”Duster Coat “をもうひとつ
素材は
昨日ご紹介したMR1055と同じリネンのグレンチェックを使いました
細い糸にて織り上げたこの生地
サラリとした手触りと柔らかい質感をもつ美しいものです
写真の段階はまだノンウォッシュ
ただ撮影前に軽く手で揉みほぐし
少しシワを出した状態にしています
こうすると光の陰影が出て
この洋服の立ち姿に良い雰囲気が増すと感じます
水洗い時にシワの加減を調節しながら乾かし
お好きな状態でお楽しみいただければと思います

紐のストッパーはレザーの特注品
この数シーズン気に入って使い続けています
紐は今回から新しい種類に変えました
こちらはこれまで気に入って使い続けていたものが廃盤となり
色々探した結果に見つかった納得の風合いのもの
度詰めにしっかり編み上げられおり
どの色も上品な色合いに染められていると思います

それでは本日も
ご来店をお待ちしております

欲しいものを創る


春のロングジャケットは麻に決めていた

片方は細い糸の先染グレンチェック

生糸のままの少し黄ばんだ地の色が気に入った

もう一つは石の様なトップツイル

ざくざくとした生地の表情が気に入った
撮影はそのままだが

洗いざらしのシワクチャの状態がまた良い


さて

恒例の愚痴を一つ

このグレンチェックの方

凄く高い生地である

その上

柄合わせしなくちゃいけなくて

生地を一着で2.85mも使いやがる

春だし

そんなに高くしたら誰も買ってくれない

だから

また上代を押さえに押さえた

完売しなくちゃ利益が出ない

皆様よろしくどうぞ


このところ

料理熱が再び上がって来ている

これは非常に良い事

洋服を創る意欲が湧くとき

他にも色々創りたくなる

料理したり

模様替したり

日曜大工したり

最近楽しい

秋冬の製作にきっと良い影響が出る

はず

である

事を祈る


もう一つやる気を出すのに必要なあれをまた始める

また仲間達と映画の制作に入る

今宵はその決起集会

第一会議室(福松)でストーリーを考える

そして今回

遂に僕は洋服以外の製作にも出しゃばる

ご期待頂ける方が少しでも居る事を祈り

じっくり遊んで行こうと思う