まず最初に
この生地はmerphには関係なく
かつて私が働いていたレーベルの作品です
ミラノで発表し
当時某メゾンの制作チームも顧客にした我が師匠達の服です
ロービングクロスの凹凸を利用して
銅の箔プリントをしたオリジナルの生地
まだレーベルを始める前のスポンジ状態の私の脳みそは
毎日刺激と嫉妬で晴れ上がり
クールダウンするためのビールの量は増える一方でした
merphももう14年やって来ました
ベテランの域ですが
まだまだダメです
まず最初に
この生地はmerphには関係なく
かつて私が働いていたレーベルの作品です
ミラノで発表し
当時某メゾンの制作チームも顧客にした我が師匠達の服です
ロービングクロスの凹凸を利用して
銅の箔プリントをしたオリジナルの生地
まだレーベルを始める前のスポンジ状態の私の脳みそは
毎日刺激と嫉妬で晴れ上がり
クールダウンするためのビールの量は増える一方でした
merphももう14年やって来ました
ベテランの域ですが
まだまだダメです
ここにきて再び蒸し暑さが戻ってきた京都
まさに夏の断末魔
でもいくら抗っても
日に日に秋が夏を駆逐していきます
夜は虫の鳴き声や心地よい風の総攻撃で
ついにクーラーの出番はなくなりました
昼間は暑くとも
一日を通しって感じる秋のおかげで
つい先日まで見向きもされなかったロービングのコートが
毎日のように売れております
近々渾身の朱色のメルトンで仕立てたバルマカーンも届きます
そして届きたての新型JIP UP PARKA
見た目変化がないと言われましたが
先日書いた通り寸法を完全に書き換えたのです
実はデザインを変えるより神経を使うのです
ただし
フードの形はかなり変わりました
ネック部分が長くなり
さらに首元のボリュームをだせるようになりました
完全にこれも防寒着として使える仕上がりになってます
少しずつ秋の作品が揃ってきたcassowary
本日連休の最終日
雲が太陽を遮っています
夕方には涼しい風が吹くでしょう
秋の準備に入りましょう
長年merphの縁の下を支えてきたジップアップパーカ
2018年の秋に新しい寸法バランスとッフードの設計を手にいれて
本日9月14日
ついに店頭へ届きました
最初だから無地で無難に生産するのがセオリーでしょう
しかしずっとやりたかったんです
2トーン
カラー品番は”malta”
イタリアのつま先にあるマルタ共和国の町並みになぞらえてつけました
そしてもう一色は”dublin”
アイルランドの首都
夜の石の町並みのイメージです
冬までの軽い防寒着として使えるように
素材はオープンエンド精紡交撚機で紡績した糸で編んだ裏毛素材を選びました
難しい説明は必要であれば店頭で
簡単に言うと
一般的な裏毛に比べ
しっかりとしたボリュームと固さがある仕上がりになるんです
さらに色合いも杢調のものを選んでいます
持論ですが
単色のもののように色褪せが目立たず
スウェット素材などの場合杢調のものの方が清潔感を感じます
久しぶりのメジャーチェンジ
店頭にてお確かめください
世界にインパクトを与えたロシアW杯日本代表
乾のカットインがまだ鮮明に蘇る最中
新生日本代表の初国際試合
日本VSコスタリカ
若き日本代表のワクワクするサッカーを見届けました
長く日本代表を支えた面々が見当たらないスターティングメンバー
ロシアで試合に出れなかった者
最後の最後に置いていかれた者
ロシアにすら行けなかった者
その悔しさをぶつけることを期待している実況の安いセリフを嘲笑うように
ピッチを駆け回る選手たちはただただ楽しそうでした
あの試合を観た人々は皆心を躍らせたんじゃないかと思います
かくして
日本代表は世界に名の知れたスター選手たちの築いた一時代に終わりを告げ
新しい希望の星々が輝く新時代の幕が開けました
まさに理想的な世代交代
しかしきっと王者たちも黙っていないでしょう
さあ日本代表が強くなりますよ
ワクワクします
さて
話は変わって我らがmerph
長くレーベルを代表するアイコンだったスウェットパーカ
今シーズン久しぶりの大幅モデルチェンジを敢行しました
フードの設計に寸法
全く新しくなっていよいよこの週末お目見えです
届きました
今年のコート一番手は淑女のバルマカーン
今年の春
青い紳士のバルマカーン
ご来店いただいた多くの女性から淑女用を製作しなかったことに
お叱りを受けました
あれから半年
そんな皆様の声をしっかりと反映し
仕上げました
着丈は春の紳士用とほぼ同じ長さ
襟の大きさもほぼそのまま
生地は一目惚れしたロービング
ざっくりと
大きく交差する白と黒
カラー品番はothelloにしました
散々迷った裏地は
深く怪しげな紫のタフタ
いかがでしょう
追って紳士用も近く届きます
店頭で全ての仕事をするようになっておよそ半年
繰り返す朝の行動が身に染み込んできて
一つでも抜けると落ち着かなくなってきました
だいたい起床は7時くらい
歳のせいか目覚ましは不要です
二日酔いの朝の方が喉の渇きで5時に目が覚めます
それから軽く朝食をとってcassowaryを目指します
ほぼ毎日
某都市銀行に立ち寄り入金や振込をするのですが
この銀行の警備員のおっちゃんがすごく素敵な方なのです
我々のような頻繁に顔を出す客はほとんど覚えていらっしゃるようで
さらにその来店時間も頭に入っているんです
今日はいつもより早く9時に入店したんですが
私を見つけるやいなや右手をあげて
『お、今日はいつもより早い』って声をかけてきました
操作のわからないご老人に対するちょうどいい温度の言葉遣いと
はっきりとしたわかりやすい喋り方
警備員にしてあの銀行で一番の接客のプロです
その心地よいいつものコミュニケーションをから始まり
店に着いてからは表のトネリコにたっぷり水をやり
その間に湯を沸かし
ゆっくり丁寧にコーヒーを入れます
ドリップパックのコーヒーも
じっくり入れれば驚くほどうまく淹れられます
さあ快晴の月曜日
あの警備員のおっちゃんに負けないように
今日もcassowaryで洋服仕込みながら頑張ります