実感

ようやく十日市での日常にも慣れてきた

朝食によく立ち寄る、十日市茶房

紅茶好きだが、朝はもっぱらコーヒーを飲む

注文はいつもと同じ

ホットコーヒーとたまごサンド

席は光の差し込む窓際が定位置

店内には新聞をモクモクと読む常連と、

正装をしているご夫婦がおかみさんと和やかに話していた

外を眺めたら、

マスクをしてモクモクと歩くサラリーマンや

袴を着ながら、はしゃぐ大学生達

クラス替えの話を大声でしながら歩いている小学生達が見えた

賑やかで、微笑ましい、春を実感する朝だった

 

下山

夜の暗闇とchampagne supernova

時間が止まっておりました
春も僕らの新作を待ってくれているかのように
足踏みをしてくれました
気がつけば三月も半ばをすぎて
さあいよいよ尻尾どころか
下半身が火に包まれて来ましたところに
やってまいりましたmerphのポイントゲッター達
昨日のフードジャケットfogbreakerに続きまして
本日はバルマカーンのhighlanderが到着

ようやく始まった春を祝うchampagne goldの裏地はオレンジ
限りなく闇に近い夜空のようなdarknightにはロイヤルドラゴンズブルー
工場にはこのメッシュ裏地やめてくれと言われております
しかし文句言いながらもしっかり仕上げてくれる
職人達はそういうもんです
素敵です

なんとか三連休に間に合いました
京都の寒さも和らいで
あちこちで梅が咲いています
さあ春を始めましょう

霧を切り裂け

お待たせいたしました
merph 春 始めます

まず先陣を切りますのは
滲むカモフラージュをプリントしましたcottonリップストップを使用した
fogbreaker
ようやく来た春に毎日羽織っていただきたい
軽く扱いやすい仕上げにしました
裏地はスポーツウェアに使われるメッシュをつけました
ポリエステルですし乾きやすく
そして鮮やかな発色をしてくれます
今年の春のmerphは身生地と裏地の配色を思い切っています
洋服は着心地ももちろん重要ですが
それ自体だけで造形物として迫力がなくてはいけない
僕はそう思っています
今年で洋服作り出して13年
干支一回りしてようやく納得のいく佇まいを表現できるようになって来ました

さあ
merphの新シーズン
みなさまとくとご覧くださいませ

Jasmin et Chat noir

仕事を納めて
巴里本舗にて
食事を終えて
小雨の降る中
東へ向かって
ジグザグ進み
二条通りから
鴨川を渡って
川端通の東入
薄暗い酒場に
いつもの面子
飽きもせずに
ハイボールを
じっくり三杯
時計は1時半
ほろ酔い深夜
ようやく家路
ここより東に
立寄る店なし
テクテク東へ
月と雨の降る
三月の半ばの
なんでもない
よくある一夜

ドレッシング

スウェットパンツに
上から布帛生地を叩きつけて
フォルムを保たせる
スウェットなどのニット生地のパンツは
あまり細くしすぎると下半身のラインを露骨に出しすぎます
それを避けながら
細いシェイプを残しました
穿き心地と綺麗なシェイプ
水と油をドレッシングにしたわけです

二種類の生地のコントラストを選ぶのも悩みましたが
今回は同じくインディゴのデニムを
生地段階でワンウォッシュしたものを使いました
この二つのインディゴはそれぞれ違う色落ちをしていきます
その末がどうなるのか
二種類のインディゴのドレッシング
そこも楽しんでいただいただきたいと思います

花より団子

新作の納品が続いています。

鮮やかな裏地のカットソーに続いて、
indigo blueのスエットパンツも届きました。
広島へも即出荷していますので
cassowary、the 3rd heimどちらの店頭でもご覧頂けます。

今日は昨日までの凍える寒さが少し和らぎ、春を感じる良いお天気です。
近く東山ではここ数日”花灯路”が開催されており、本日が最終日だそうです。
実は私は行ってみたいと思いながらも、
仕事終わりの空腹に負け、未だ行くことは叶っていません。

花より団子。
今日こそは団子に勝てるでしょうか。