空調をつけないで仕事ができる季節がやって来ました
店内のエバーフレッシュは
今年もカイガラムシの襲撃に耐えながら
力強く新芽を次々と育てています
まさに春真っ只中
真春です
表に出したトネリコにも柔らかな新芽が出ていました
春がやがて初夏と呼ばざろうを得ない日が来ます
そしてその後梅雨が来て夏がやって来ます
待ち焦がれるのはその向こうの落ち葉舞う季節
早く私にコートを作らせてください
空調をつけないで仕事ができる季節がやって来ました
店内のエバーフレッシュは
今年もカイガラムシの襲撃に耐えながら
力強く新芽を次々と育てています
まさに春真っ只中
真春です
表に出したトネリコにも柔らかな新芽が出ていました
春がやがて初夏と呼ばざろうを得ない日が来ます
そしてその後梅雨が来て夏がやって来ます
待ち焦がれるのはその向こうの落ち葉舞う季節
早く私にコートを作らせてください
昨年の11月から我が社を見守っていただいている美保神社のお札
諸事情あり営業を一週間ほど休んだ2月を除き
11月、12月、1月、3月と
ずっと過去の月間最高売上記録を更新し続けております
かつてこれほどまでに私を見捨てない神がいたでしょうか
あらゆる商売繁盛の神々に見放され
貧乏神が取り付いていたこの店に
曜日関係なく活気にあふれた日々をもたらしてくれたのは
美保神社さまだけであります
お礼参りに参らねばなりません
信じ深い方ではございません
しかし
何かあの神社には縁を感じます
大きな休みは取れませんが
今年のゴールデンウイーク戦線を乗り越えて
秋冬の職出しが始まる前に
妖怪の聖地境港経由で我らが守り神に会いに行きたいと
そう思っております
私の盟友
野洲が生んだ技巧派
近松真樹
私がのび太風ジャイアンなら
彼はジャイアン風のび太だ
私の人生の京都ステージで
根深く関わるこの男の二つ目の福松が
先日、北大路橋の東詰にオープンした
(京都市左京区下鴨上川原町35近松ビル1F)
オープン当日は一つ目の福松がオープンしたあの日と同じく
割烹着姿のおかみさん(嫁)と金沢からの助っ人という面子
メンバーは変わらないが8年の時の経過と
それぞれが家族を背負った面立ちへの変化
衣棚の一つ目の福松より明るく家庭的な雰囲気の店と合間って
粋な演出に仕上がっていた
あえて二号店とは呼ばず
どちらかというと
一号店が移動し一号店が二号店として新たにスタートを切るという感じ
技巧派近松真樹ならではの仕業である
というわけで
一つ目の福松は二番板の海老蔵がしっかりとこれまでの歴史を踏まえつつ
任されたからにはやはり己の色を出しながら守っていくとのこと
こちらも引き続きご贔屓に
桜が咲き始めた京都の街
北大路通りという
京都以外の人々にはあまり馴染みのないエリア
しかし
長年京都に巣喰う我々にとっては
日常的に通う名店が点在する群雄割拠の穴場
そこに乗り込む野洲のファンタジスタ
新しい北の雄となれるか
御食事処乃 福松 北大路
〒606−0812 京都府京都市左京区下鴨上川原町35近松ビル1F
電話:075−748−1586
営業時間:17:00〜22:30(最終注文)
定休日:不定
*ご来店の際はご予約を
どうしても
自分で納得のいくスカートをデザインできなかったんです
なんどもなんども
白い紙に描いては握りつぶしても
何もつかめないままいた4年前
突如目の前にやってきた私が作りたかったその向こう側のデザイン
もうこれには勝てない
というより
長年の苦悩からの解放をもたらせてくれた救世主
weiの名作スカート
その名作に6年前にmerphで製作したuncamouflageを昇華転写プリントして
まさに『乗っかり』ました
そうです
デザイナーとして『ズル』だと承知していますが
しかし
確実にこの図案であのスカートを作れば
素晴らしい作品ができるという確信が
やらずにはいられない疼きが抑えられず
weiの中神先生に打診したところ
ご快諾をいただき
本日
そのプリント見本が手元に届いた次第です
まだ製品になる前の
ただのプリント見本の段階でこの期待をさせてくれる佇まい
breakthrough品番だけが醸し出す胸騒ぎ
きっと
間違いなく
即完売の未来がやってくるでしょう
納期はまだ確定しませんが
見通しがつき次第またお知らせします
オーガスタがまた新しい芽を出しました
春です
昨夜の匂いは初夏の匂いでした
最近鹿ケ谷を離れ
上賀茂神社の西へ
山や川の独特の香りが立ち込める良い環境に転居しました
この辺りは学生時代を過ごした思い出の場所で
新居の裏には当時よく出前をとった大衆中華があり
内覧の際すかさず暖簾をくぐりました
一時間皿を洗えば定食がタダになる王将や
冷やし中華が有名な中華屋
友人の住んでいたマンション
思い出す自由しかない毎日
あれから20年以上の波乱万丈の時を超えて戻ってまいりました
あの頃には予想もしなかった洋服のデザイナーになって
今年の春は昨年の三倍の羽織ものを仕込みました
その全てが納品完了
四月からはシャツが登場します
さあ新しいシーズンいよいよ本番でしょう
花粉に負けずに扉を開きます
昨年17着しか作らず
さらに紳士用だけだったこのロイヤルブルーのバルマカーン”sentry”
昨年お届けできなかった皆様に
特に淑女用を熱望してくださったたくさんのあなたへ
今年こそこれを着て春を迎えていただけるように
紳士用26着
淑女用23着ご用意いたしましたが
又してもご新規の方々に次々とお買い上げいただき
淑女用に関しましては
早くも在庫が半分消え去りました
洋服の世界に身を置いて23年
もう直ぐ四半世紀になりますが
今
ものすごく楽しいです
好きな形を好きな色で納得いくだけ作って
自ら探さずとも
京都という土地のおかげで
日本中
世界中から偶然堺町六角を通りすがった人たちに
私の創る”meprh”という衣を選んでもらえています
長年洋服を作り
それを自ら店頭で売り続けて来たおかげで
世間で認知されている
所謂『ファッション』だの『アパレル』だの呼ばれる世界の常識が
目の前ではほとんど嘘八百で
創る人の欲求と着る人の欲求は
おおよそ均衡を保っているんだとわかりました
さあ春が来ます
今
新しいシャツをまさに生産へと送り出そうとしています
これ
今シーズンの新しい取り合い候補でございます
ご期待ください
国際都市京都
当店にも毎日のように世界中のあらゆる国の人々がやってきます
そんな皆様、特に欧米の方々からmerphのコートを見て聞かれるのが
『これはウォータープルーフか?』というご質問
日本の春は雨がよく降ります
もともと傘を刺さない諸外国の方々はもちろん
物を大事にする日本人なら
雨の日に着たくないコートもございましょう
そこで
今季のmerphそんな様々な習慣や思いに応えていました
オレンジのバルマカーンはブリザテックという撥水・防水・透湿と
三拍子揃った素材を選びました
とにかく遠くにいても絶対にすぐ見つかるこの色
それが選んだ理由です
機能的な生地ですが裏面の肌触りに少々優しさが足りないので
生地の機能を邪魔しない様に
裏地に速乾性の柔らかいメッシュをつけました
これで気温が上がってもTシャツの上に羽織ってストレスはないと思います
そして毎春恒例の中日ドラゴンズ常勝祈願
カラー品番RDB(Royal Dragons Blue)の作品
非常に細くしっとり艶やかなポリエステル糸で織り上げたオックスフォード
この手の生地で私が好きな条件は
生地にウエット感があることであります
ひんやりとぬめりと波打つ光
先のオレンジの生地に対し
こちらは肌触りにストレスを感じないため
裏は黄緑のパイピングにて仕上げています
全てのパイピングが端をどこかに流し込んだ自慢の仕上がりです
三月にはもうひとつ
ベンタイル(コットン100%の織りの密度だけで水を弾きます)で作った
フードのコートが上がってまいります
冬は寒さに
春は風と雨に打ち勝つコートを
やはり
merphはコートを作り続けます
長年探し続けていた物が
ついにこの場所に届きました
ずらりと並ぶギター
そしてすみに佇むバーカウンター
あげくは
アップライトピアノまだがこの部屋に装備されたわけです
日本中
世界中から
たくさんの人がやってくるcassowary
プラハのホームに置かれてるピアノのように
ここを訪れてた人たちに弾いてほしいと思っています
長年弾いている方も
習い始めたばかりのお子さんも
ちょっと扉を閉めて
楽しみましょう
一年で最も寒いのは二月でしょう
しかし洋服を提供する店が
その時期にまだ冬の服を売っているわけにはいきません
当然2ヶ月先のお召し物を皆様にご提供するわけです
冬の京都の街角をcardinal redでお騒がせいたしました当店
次はこのオレンジで行き交う人々に指を刺されようと思います
防水撥水透湿素材を使用しております
立派な生地の名前がございますが
そこは皆さんも興味がないと思いますので割愛
蒼いバルマカーンとは異なり
裏地をつけております
スポーツメッシュですので
表生地の高機能を邪魔しません
さあ
堺町通側のショーウインドウは
さながら中日vs巨人の三連線のようです
蒼いコート3枚にオレンジのコートが3枚
さあどちらが先に勝ち名乗りをあげるでしょう
世の中の存在している需要に対して物を作るという意味ではなく
私が作ったもの選んだものの中で
また作って欲しい
また仕入れて欲しい
という要望には答えるべきだと考えます
諸事情あり
全てをいつでもというわけにはいきませんが
できる限り
この小さな箱庭に揃えて
皆様に提供できれば
そう思います