午前中の雨は止み
空は曇っておりますが過ごしやすい気温です
最近はammon前の植物の落ち葉が目立つようになり
数時間後に店前をチェックして掃き掃除
秋らしくなってきましたね
近隣のお店は水曜日が定休日が多く
人通りも夕方ぐらいまでは静かな路地裏です
ゆっくりな時間が流れております
そんな中
お昼過ぎには新作の作品が到着し
さらに変化して行く店内が季節を感じさせます
皆様お時間ありましたら
お仕事終わりにでも気軽にお立ち寄り下さいませ
紅茶のheim
広島の快進撃はプロ野球だけではありませんでした
我らがmerphの第三旗艦店
the 3rd heimの進撃も止まりません
連日の売上高に京都と神戸の在庫が日々吸われていきます
負けるわけにはいきません
気合を入れて先輩の意地を見せます
さて
その第三旗艦店の特徴をもう一つ紹介します
オーナーの下山は数年前から紅茶にはまり
紅茶店のオーナーに教えを仰ぎ
美味しい紅茶を淹れられるように修行しております
今回真っ白な壁と紺碧の絨毯のthe 3rd heimをイメージし
カクテルのブルーハワイを模した香りのブレンド紅茶を用意しております
顧客様にはそちらも
この写真のカウンターやソファー席でお楽しみいただきたいと思っています
京都はオーナーである私の嗜好の影響で
無数の酒が並んでいますが
広島は甘い紅茶の香りのする店となっていくでしょう
広島は観光で訪れても非常に楽しい街です
瀬戸内海の海の幸
しのぎを削る無数のお好み焼き屋
もうすぐ名物の牡蠣もメニューに並ぶそうです
そんな強敵の中でthe 3rd heimも
広島に行ったら寄りたい場所になりたいと思っています
奇跡が簡単に起きる街
広島から戻りました
あらゆる奇跡と呼びたくなるような出来事が多発
自分の引きの強さに少々引いてしまうほどの4泊5日でした
まず8日(初日)
広島カープを愛する京都人が前乗りで広島入り
その京都人
チケットもなくマツダスタジアムにやってきて
外からフェンスにへばりついて応援しようとしていたところ
スタジアムの中から歩み寄ったおっさんに
『やるわ』とチケットをタダで譲り受けるという奇跡(奇跡①)
これがすべての始まりでした
しかし
この友人の引きがイマイチ弱かったのか
空気の読める我らが中日ドラゴンズは
見事に広島三連戦を三連敗したものの
空気の読めない阪神は巨人にまたして負けてこの日の優勝はお預け
友人はマツダスタジアムを後にして
東京の仕事仲間に紹介された店で先に飲み始め僕を待っていました
仕事を終えて到着した店は前回広島スタッフに紹介されたけど
休みで伺えなかった居酒屋(奇跡②)
店の大将に25年前の優勝の時の大混乱話を聞き
大いに盛り上がってから
二軒目に訪れたのは
花とギター
広島を代表するパンクバンドのら犬の足袋井さんの店
僕はこの人の歌うアイナハイナという歌が大好きで
すでに耳コピしてソラで歌えるほどの状況
アイナハイナという店を出した後輩のために作った歌
しかし彼は仕入れの途中に事故で亡くなって
アイナハイナは名前を変えて別の人が引き継ぎもう無いと聞いていました
足袋井さんに十日市に店を出すと話して場所を伝えたら
なんと我らの3軒隣がかつてのアイナハイナだったと判明(奇跡③)
その後次から次へと訪れるお客さんと盛り上がり
千鳥足でホテルに戻り
数時間仮眠をとってレセプションを迎えました
そして当日
午前中から我が社の写真を色々撮ってくれている森川くんが10時に到着
まず店舗撮影を開始
その後15時前にスペシャルゲストオオヤユウスケ到着
盟友がライブのリハをしていると
料理を担当してくれた広島の葛(カズラ)の田中さんが
料理を搬入に来てくれて
オオヤユウスケをみて何やらそわそわしています
僕にあの人何て人だと尋ね
すぐさま携帯で検索
そしてオオヤユウスケが
元LAB LIFEというバンドをやっていたことを知って大興奮
若い頃
周りにLAB LIFEのPVをダビングして配って聞かせていたほどの大ファン
憧れの本人に会えて大盛り上がり(奇跡④)
アメリカの大手航空会社の機内食もプロデュースする有名料理人が
少年のようにはしゃいでいました
そんな熱気の中で始まった9.9のお祭り
京都からやってきたソリレスとせくめとのバーカウンター
”ソリめと”も大盛況
田中さんの料理も大好評
オオヤユウスケのライブはいつにも増して美しく
最後には調子に乗って私までハナレグミ
大成功のオープニング祭り
実質3時間しかなかった販売のタイミングで売れた金額をきいて腰をぬかし
祭りの後も明け方まで広島のスタッフとオオヤユウスケと僕は酒を酌み交わし
気がつけばまたして午前5時
フラフラのまま9月10日いよいよ本オープン
昨日の嵐が嘘のように静かな店内
それもそのはず広島にある100万人の200万個の目玉は
東京ドームで行われているそれに釘付けです
店がある程度の売り上げを上げたところで
僕も金沢からきている友人と街へ向いました
二軒目に訪れた居酒屋
初日に伺った奇跡②の居酒屋で歓喜の時を迎えることになります
隣で送別会をしていた
旅客機を作っている会社のおっちゃん達が店中にビールを配る
そしてその会社の女性社員(元名古屋のバーテンダー)の大号令の元
優勝を祝う乾杯!!
そう
the 3rd heimのグランドオープンの日は
広島東洋カープ25年ぶりの優勝の日となりました(奇跡⑤)
ちなみに隣のおっちゃん達の主役
つまり今月で他社された方(射場『いば』さん)は
その会社に入ったのが25年前広島が優勝した年で
退社がまたしても広島が優勝した年に成る奇跡
次に優勝する時は死ぬ時だ!!
と言った後
『めざせ連覇!』と言うてました
長生きしてください
店を出るとそこはレスター優勝に負けずとも劣ら無い赤い歓喜の人だかり
道行く老若男女
強面ヤクザも生真面目ポリスもハイタッチ
なんなんだこれは
日本一のファンを持つのはこの街の球団だと思った
またしても朝まで飲むことになった中日ファンのデザイナー
泥のような顔色で最終日日曜日の店に出勤
優勝セールで沸く街中の喧騒をよそに
落ち着いた白い部屋
でも
熱心に洋服を選びに来るお客さんは絶え間なく
アレヨアレヨという間にベストやコートやニットが消えていく
そして22時店が静かに閉店
そこには疲れ果てた広島のスタッフと
打ち上げ用にとった出前の中華
お祝いでいただいた数百本の黒ラベルがありました
薄々感じてはいましたが集計を出してみると
その金額は
オープン前に立てた9月ひと月分の目標金額
たった三日で第三のmerphの店はひと月分の売り上げを上げてしまいました
これ最大の奇跡なり(奇跡⑥)
洋服の世界に身を置いて
こんなに興奮した数日間を過ごしたのは初めて
名残惜しさ全開で先ほど京都に戻ってきました
そんな広島駅に向かうタクシーの中で最後の奇跡
土曜日に昼飯を食おうと店の向かい側に渡って散策している時に
綺麗な蕎麦屋を発見
残念ながらまだ内装工事中だったのですが
そのタクシーの運転手さんと
僕が今回広島の優勝の日に十日市に店を出したことや
京都から来たことを話したら
『そういえば昨日乗せた兄ちゃんも京都から来て
9月16日におたくの店の向かい側に蕎麦屋を出す言うてましたよ』
なんと同じ月に京都から十日市の同じ交差点に店を出す男達(奇跡⑦)
まだ見ぬこの店主とは来月から飲み仲間になれのではないかと思います
と
長々と最後まで読んでいただいた皆様
ありがとうございます
広島
奇跡がそこらじゅうに転がる街
冒頭の写真は広島店オーナー下山匡樹(シモヤママサキ)
この男
写って無い頭の半分下にちょっと秘密がございます
広島にいらっしゃる際にご確認ください
最後にお詫び
the 3rd heimもこちらのブログに参加する予定ですが
未だご挨拶できておりません
理由は先も申し上げたとおり
あまりにも売れておりまして全く追いつか無いのです
後日改めてご挨拶いたします
これからは
京都cassowary 神戸ammon 広島the 3rd heim
merphの三連星として
よろしくお願いします
変化を進化に
週末は多くの方にご来店いただき
ありがとうございました
今期マイナーチェンジを施したレイヤードパンツ
ウエストの仕様変更とボタンをなくした事で
面構えがすっきりとしました
バックポケットの切り込みも
斜めだったのをこのように変更しています
同じベースのデザインで創り続けていると
“定番”の一言で済まされてしまう事もあるのですが
シーズンごとに気になった部分を変化させることで
それが進化へと繋がるのではないかと思います
広島の進撃
広島の皆様
広島カープの優勝おめでとうございます
僕は普段他の球団を応援していますが
この優勝は本当に素晴らしいと思います
そしてmerphの第3の部屋も
オープンから沢山のご来店が続いているようで
送られて来る日報が頼もしい日が続いています
そこでcassoawryのストックスペースから
大量に商品をthe 3rd heimへ発送しました
せっかく新店舗にご来店いただいて
商品が少なかったら申し訳ないですからね
本当に満遍なくご好評いただいてるようですが
このコートが嫁いで行っているのが特に目立ちます
暑くてもコートが売れる店
頼もしいです
heim
開店直前
午後12時45分
the 3rd heim
一番奥のスペース
L字のカウンター
IDEEのソファとジャスパーモリソンのコーヒーテーブル
広島のボス下山の入れる紅茶をここでいただく
広島のどこにもない洋服店
事務所を広島に移したくなるほど
cassowaryだってそこそこ居心地のいい空間だと思うが
さすがにここにはかなわない
嫉妬すら感じる
事務所を広島に作りたいとまで思う
いい部屋すぎる