MR1084

お待ちいただいてた方が多かった作品
予定通り9月にきちっと納品されました
久しぶりのリリースとなったPコートです
有機的なカッティングと線の関係性は
merphであると言わずとも伝わる作品になっていると思います
ポケットを形成する脇腹の曲線と
裾のラウンドさせたカッティング
線と線が共鳴しあう
そんな印象を受けます
生地にアンゴラの混ざったウールメルトンなので
肉厚と密度はしっかりありながら
柔らかさも備えます

なのでボタンを全て開け放ち
ダブル前特有の生地のボリューム感を出した時も
良い面持ちになります
それともう1つ
ボタンの留め方を変えると
ナポレオンジャケットのようにも
ぜひ店頭にて
お試し下さい

web shopも冬物入荷

気持ちの良い週末になりました
朝晩はすっかり涼しくなって来たので
なかなかお店にご来店いただく事の出来ない
ご遠方の方々からもご注文が続いておりました
なので
店頭に入荷している作品を
一挙にWEB SHOPへも掲載させていただきました
ご遠方の皆さまぜひご覧下さい
お近くの皆さまへぜひ店頭へ
お時間許す限りゆっくりとご覧いただければと思います
宜しくお願いします

大きな世界と小さな世界

出来上がった作品に接近してみる

そこにも直線と曲線の集合がある

遠くから見ると一本の線でしかない切り替えも深さがありふくらみがある

僕らは大きすぎて見えないだけだ
糸から生地を創る

生地から服を創る

もっとこの最小単位を理解できれば

もっと洋服を理解できるのかもしれない

でも

結末の形を追い求めることも洋服を理解する方法

相対性理論とM理論の関係みたいだ

merphの洋服はどちらかといえばアインシュタイン側からのアプローチ

たまにはエドワード・ウィッテン側のからのアプローチもしてみたいが

準備がまだ足りない

全部が説明できる数式がわかったら楽だろう

けど

わからないから

それを探すことが楽しくてしょうがない

ということにしておく


苦しんで洋服創って

出来上がった洋服を見て快楽を得る

褒美もまた洋服でしか得られない悲しい民

全くもって修行のような毎日

そんな中

手元に春夏のサンプルが届き始めた

年に2度やってくる眠れない日々

これを超えて焼き鳥の待つ東京へ








9/4

ウィメンズのパーカも揃いました
肩から脇腹にそって流れるRの線
この写真のように斜めから見ると
この流麗なシルウェットがより立体的に伝わるかと思います
当たり前ですが洋服は人が着るためのもの
なので来た時に一番良い顔になるのが理想です
そして多くのメーカーが出している
スウェットパーカというアイテムにおいて
これだけ印象に残る顔のものは
そうそう無いんじゃないかと思ってます
パーカがお好きな方もそうじゃない方も
まずは1度お試しいただければと思います
merphらしさが凝縮されていて
かつこれまで非常に多くの方々にご愛用いただいている
我々の顔となっている作品です

sky navigator

MR1084

“sky navigator”

ポケットを配置する両脇をえぐる曲線

それに呼応するようにフロントの裾をランウドさせた

所謂

Pコートと呼ばれるスタンダードデザインに

我らmerphの洋服であるというメッセージをしっかりと植えつけた

生地は

アンゴラが主役の高級メルトン


肌触り

もうこれしかないと思った素晴らしい素材を使った


今回の秋冬

どの品番にも昨年以上に高級且つ稀少なものを使用している

金額は目玉が飛び出るものばかりだが

妥協して一つ下を選ぶことをしなかった

着る人の満足を

創る人間が邪魔してはいけない

次第に店頭を埋めていくその作品を見ながら

半年前の決断を


正しかったと感じている

我ながらこの眺め

惚れ惚れする



9/3

9月になったとはいえ
このタイミングでこんなに涼しくなるのは
久しぶりに思います
そしていつの間に蝉の鳴き声が鈴虫のそれに
代わっていました
嬉しい事に秋が早い
洋服を新しい季節へ移行するのも
そう遠くはなさそうです

今年のパーカは3つの色でご用意
今のところ
どの色もバランスよく選んでいただいてますが
ここからはどうなってくるでしょうか
私の予想はアッシュグレイが頭1つぬけてくる気がしています
新規の方はアッシュグレイがやはり多く
2着目3着目となる方も多い顧客の方は
アイボリーやオリーブの場合も
しかしこれだけ涼しくなって来ると
新規のご来店が増えるのが常です
なので
そう思っています
はてさてどうだか
洗い込まれて行った時の雰囲気も楽しみになる
今回のスウェット生地
ぜひ秋の1着としてお試しになって下さい