出来上がった作品に接近してみる
そこにも直線と曲線の集合がある
遠くから見ると一本の線でしかない切り替えも深さがありふくらみがある
僕らは大きすぎて見えないだけだ
糸から生地を創る
生地から服を創る
もっとこの最小単位を理解できれば
もっと洋服を理解できるのかもしれない
でも
結末の形を追い求めることも洋服を理解する方法
相対性理論とM理論の関係みたいだ
merphの洋服はどちらかといえばアインシュタイン側からのアプローチ
たまにはエドワード・ウィッテン側のからのアプローチもしてみたいが
準備がまだ足りない
全部が説明できる数式がわかったら楽だろう
けど
わからないから
それを探すことが楽しくてしょうがない
ということにしておく
苦しんで洋服創って
出来上がった洋服を見て快楽を得る
褒美もまた洋服でしか得られない悲しい民
全くもって修行のような毎日
そんな中
手元に春夏のサンプルが届き始めた
年に2度やってくる眠れない日々
これを超えて焼き鳥の待つ東京へ