MR4032_gray

トルソーに着せた状態でご覧いただくと
まるでスタンドカラーのジャケットのように見えるこの佇まい
杢目糸を使った生地の複雑な色合いも
素敵かと思います
この生地
遠目には綾目の織り地のように見えるのですが
実際は
とてもあまく編み立てたコットン天竺は
薄手で通気性が良いです
生地と縫製仕様等から洋服のポディションとしては
カットソー素材のカーディガン
それを
着用時の姿はジャケットに見える様に工夫し創りました
脇下から脇腹を通ってそのままポケットへと繋がる線
着用時はこの線が
ウエストにクビレをつくる美しいシルエットを描き出します
見栄えはジャケットに近く
柔らかい着用感はカットソーそのもの
また値段もカットソーの範囲でリリースしています
どうぞ宜しくお願いします

3/10

昼間なのにどんより暗く
昨日の陽気な土曜日に比べると残念な日曜日
ですが京都マラソンを走っていた人達にとっては
好タイムを狙える丁度良い気温だったようです
出場している1つ先輩のベテランランナーも
3時間10分を切れたと達成感に満ちた声で報告をくれました
このタイムだと1キロあたり4分半のペース
同年代とは言え
自分の体力を基準に考えると
この記録は恐ろしい…
京都の街はアップダウンが意外に激しく
さらに
狭い中で距離を稼ぐためにコース中のカーブが非常に多い
かなりキツいコース設定になっています
その中でこのタイムは本当に恐れ入りました
いくつになっても日々の鍛錬がものを言いますね
今日は生憎の雨
ただ春を迎えた安堵感からか
気合いは充分です

本日も宜しくお願いします

今日は京都マラソン

どうやっても事務所にたどり着けない交通規制

早く来る予定が11:30まで自宅待機を強いられた

最後のランナーが北山橋を渡るのを見届けてようやく12時前に事務所に着いた

あの最後のランナー

僕らの方を見て手を振っていたが

そこに居た人々がみんな

ずっとその横断歩道を渡るのを待たされていた人々だと言う事を知らなかったのだろう

隣にいたご夫人は舌打ちをして睨んでいた


こういうイベントは必ずどこかに犠牲を伴うもんだ

ただ沿道の応援する人々の数から察するに

京都市が押し付けて来たこの行事をこの街は受け入れていない様だ

通行止めの警備員に罵声を浴びせる紳士

一旦丁寧に謝った後悪口を言い合うボランティア

ランナーに用意されたバナナをかすめるおっさん

ゴミを拾うために集まったのに愚痴を絶やさない係員

裏側は実にドラマティック

このくらいの事受け入れるゆとりを持つのは簡単な事だと思うけど

そうでもないみたいだ

友人が沢山参加しているし沿道で探している間に

ずいぶん嫌な物を見てしまった


気を取り直して雨の日曜日

北山の事務所でせっせと掃除して

まだ決まっていない諸々をしっかり慎重に決断して行く

明日はまた少し冷えるみたいだ

その後は順調に春

花粉やPM2.5におびえる人も多いだろうけど

春だから仕方がない

夏を憎む僕にとっては春の戯れ言など大した事はない




北山も春

過ぎ去った冬を惜しむ様に

事務所でウールに囲まれている
パターンも上がり始めいよいよ形に成り始める

このワクワクが苦しみながらも洋服を創り続ける原動力

次回の秋冬もコート乱れ撃ち

軽いジャケットやブルゾンを望む声も頂くが

描き終わったら全部仰々しいコートになってしまう

病気だ


突如始まった春

おかげで

我がゴーストタウン北山にも人が戻って来た

KAMMERにもちらりほらりと人が入って来てくれる

でもただいま納品物と出荷物で店舗スペースは酷い有り様

明日は少し早く来てまずショップスペースの復旧から始めようと思う

春が始まって浮かれてる世の中に世を向けて

店舗は夏の装いが溢れ

事務所の奥で冬を企む

なんだか一年中春夏秋冬に囲まれて

“しあわせ”

だと思う事にする


明日も温かい様だ

お時間有れば北山KAMMERへ

珈琲飲みながらcassowaryにまだ投入していない夏の服でも






3/9

太陽が燦々と輝いて春満開の気候
黄砂の影響なのか
若干空が霞んで見える気もしますが….
それでも気持ちの良い日です
出勤時に通った四条烏丸の交差点では
いつもより多い信号待ちの人々
錦市場あたりは
ちょっとした渋滞になっている程の人が居ました
暖かくなり街中が賑わってきました
この陽気に誘われて
とりあえずお出かけになる方も多いと思います
お近くへお越しの際は
どうぞcassowaryへもお立ち寄り下さい
吉川&千葉
今日も元気にお出迎えさせて頂きます

深夜食堂

huluに加入して

夜の資料製作の時間

小窓をディスプレイの左上に備えてずっとドラマを見ている

今まで色んな物にはまってきた

FBI犯罪心理分析ドラマ

『クリミナルマインド』

素粒子物理学者達のホームドラマ

『ビッグバンセオリー』

ゾンビより人間の心が恐ろしい

『ウォーキングデッド』

そして今はまっているのは

『深夜食堂』

夜の迷子にとってこの物語はあまりにもあまりにもぐっと来る

ちょうど京都に来てからこんな具合に集まる店が僕らにもある

通常営業は立派な異国料理のレストランだけど

日曜日になるとふらりくらりと知った顔が集まって来る

乾いたいい音がするビンテージアコースティックギターが置いてあって

かつてのギター少年が代わる代わる十八番をかき鳴らす

安く仕入れた酒を延々と飲み続け

気が向いたら何かつまみが出て来て

けらけら笑いながらあっという間に夜が更ける

そんな事してる場合じゃないんだけど

気が付くとその店に行ってしまう

そこではこのドラマみたいに恋物語は見当たらないが

大将に色恋沙汰がないところだけはまったく一緒

いい歳こいた大人の面倒ばかり見てる


今週はウイルスの奇襲を受けてほぼ1週間寝込んだ3月のスタート

日曜日は僕らの深夜食堂へ行こう

だからお天道さんが睨んでるうちはしっかり仕事

皆さんも良い週末を