salon de kyoto

今から18年も前になるんだなと
改めて思う

ある日突然
京都に住んで少し知識がついていれば
誰もがまさかそんな場所に
そう思ってしまう五条の橋の西の袂に
今まで見たこともない風体の美しいカフェができた
当時日々納得できず悶々としていた青年坂井(25歳)は
たやすくそこに吸い込まれた

鴨川沿いに大きく開く窓
オーナーである西堀氏のデザインした家具にプロダクト
それと世界の名作のテーブルに照明にグラスにカトラリー
今は二階もカフェになっているが
オープン当初は二階と三階がオーナーの自宅だった

毎日のように通い詰めた
ぼー と鴨川を眺めて珈琲を飲んでいると
時々オーナーが上からおりてきて
悩める後輩たちの野心を煽っていたのを思い出す
そして
まんまと煽られた坂井青年は
中年坂井となり
今もまだ大成せず
夢みたいなことばかり追いかけている

 

六六鱗の記憶

瀬戸内の海が広がる呉は以外と身近な場所でした

早朝に車を走らせ呉の最北天応町へ

道路沿いに咲くツツジの匂いが、

すぐに潮の匂いに変わり

引き付けられるように海岸沿いに到着

フリーマーケットで賑わう中央広場の先に、

1点の雲もない中空に鯉のぼりが、

気持ちよさそうに泳いでいました

幼少期に祖父とよく食べた粽と金太郎飴や

飽きずにさした将棋

母に強制でやらされた九九のドリルの記憶が蘇り

少し肌寒い海風のせいなのか、過去の恐怖心のせいなのか、

すこし身震いしました

気づけばもう5月のゴールデンウィーク

the 3rd heimは休まず営業します

 

営業時間12:00-20:00

 

下山

勝利の美酒と奇跡のドルマンT

ジャイアンツとの3連戦は2勝1敗

一昨日は試合開始と同時に、雨が止むという神業を目の当たりにし

試合後に大洲通りを軽快なステップで駆け抜けて、カープファンが集う駅西へ

美味しいお酒を酌み交わしながら、勝利の喜びを分かち合いました

首位をキープし、この勢いで優勝してもらいましょう

記念すべき、2016年9月10日

25年ぶりのカープ優勝の日でもあり、the 3rd heimのグランドオープンの日でもあり、

つい昨日のことのように思い出します

そのグランドオープンで1番の人気だったドルマンTシャツ

1日でほぼ完売の勢いでした

今年もドルマンTシャツに奇跡を起こしてもらいましょう

昨日、新作が届きました

是非ご覧ください

 

下山

春を制する者

つい先週
岡崎冷泉通で撮影した時は
こんなにも桜が残っていたのに
今はもう
新緑の侵略が完了し
我が家のある東の端の山々は
あらゆる緑のグラデーションに覆われて
一年で一番美しい時を迎えています

しかし
緑の勢いとは裏腹に
今年の春は
なかなか気温が上がりません
まだまだ春の羽織りものが活躍し続けそうです

春の羽織りものは迷われる方が非常に多いのは知っています
だから我々はこの時期に
一年で一番着る回数の多い服をリリースするようにしています
5月まで着たら
また10月に最前線に躍り出る服
つまりこの時期に店に並ぶ服を持っていると
洋服の着回しを制するんです
3月まで冬服でごまかしても過ごせるとは思いますが
それじゃあ
つまらない
そう思うんです

快適さだけじゃなく
高揚感も
僕ら洋服を作る人間が提供できるようにならないといけないと
そう思うんです

今シーズンはそれができたのではないかと
そう思うんです

日進月歩

 

店内の中心に鮮緑

夜になると葉を閉じ、朝にはまた開くエバーフレッシュ

風で揺れる葉姿は涼やかで、見ているだけでも飽きません

手をかけた分だけしっかり成長し、黄色の花を咲かせます

これから夏に向けて、楽しみが1つ増えました

the 3rd heimもしっかり手をかけて成長していきます

夜更かしばかりの私は、

エバーフレッシュの様に規則正しい生活を心がけます

下山

群青刻

日が暮れると
まだまだ肌寒い
いや昨日はかなり寒かった

久しぶりのテニスは
五山の送り火の”妙”の麓
この辺りは高い建物は当然なく
空がどんと広がっている
この時期
陽が沈むと
東の空は見事な群青色になる
これがすごく好きだ

残念ながら昨夜のテニスは絶不調
準備運動を怠り
左のハムストリングに違和感発症
無理せず
ゆっくり静かにハードヒットの三時間だった