繁殖

決して十分じゃない鉢で
10年の間に猛烈に成長したcassowaryのシンボルツリー
”エバーフレッシュ”
これをただ剪定するのは
私のヤワなハートが壊れてしまうので
長野育ちの昆虫と植物にやたらと詳しいスタッフに芽分けを命じた

果たして
この挑戦はうまくいくのか
これからもまだまだmeprhの森を増やそうと目論む我々の未来を占う試み
その重大な責任を負わされた20歳の大学生
そんな彼とシンボルの子孫たちの成長を
見守っていただきたい

蛍狩り

あまり美しい写真じゃありませんが
京都は今
蛍のベストシーズン
祇園から我が家への抜け道
知恩院さんの真ん前の白川に
無数のホタルが飛び交います

真夏のイメージが強い蛍
しかし実際は五月の中旬から下旬が最盛期
結構知らない人も多いようです
梅雨が明けてから探しても蚊に刺されに行くだけですよ

 

じりじりと夏

あの山に炎の大の字が燃えるまで
もうあと3ヶ月
京都の夏がじわりじわりと始まっている

今年は夏に奥手なmerphにしては珍しく
しっかりと作品を用意した
さらにもうちょっと7月納品で夏物を仕込むか検討中
半袖類の売れ行きが加速して来たし
急がなきゃ夏が終わる

botanist

MR2068の快進撃の陰で
じわりじわりと売れております
MR2067 “botanist”
マルチストライプの別生地を前身頃に叩きつけ
お腹のあたりでポケットして使えるように縫製を飛ばしています
そしてこの生地の配置により
身幅のメッセージが追加されるので
ドルマンである印象をかき消します

胸には大きなパッチポケット
かつてジャケットを作ったジャガードのグレンチェック
たった数m残ったけど
捨てるにはあまりにも魅力的だったので
ずっと倉庫に保管していました
たった10センチ四方ほどでもインパクトがある生地は貴重です

この新型のドルマンショートスリーブシャツ
これから色々派生できそうです
すでに二型アイデアが上がりましたが
出し惜しみします
また来年まだこのドルマンスリーブに魅力を感じていたら
お披露目します

鰻ざく

うまいものを食わせてくれる店があります
そこでいつも思うのは
基本は大事だということ
修行は嘘をつかない

洋服もやっぱりそうだと思います
頑張ります

 

伏兵の特大アーチ

半袖シャツ
私がデザインする余地を与えない
すでに完成されたAnonymous design
そこにいかにmerphとしての個を盛り込むか

夏は暑い
いかに生地が薄くても
何を着たって大して変わらない
じゃあどうしたら快適か
やはり風を通すこと
暑い時みなさんTシャツの裾をバサバサさせて
体と服の間に溜まった生ぬるい空気を外に出すでしょう?
その状態を常に作れれば
多少夏の不快感は解消できるのではないかと
それがドルマンシリーズを作り始めた理由です

着用の見栄えは
いたって安心できる黒い半袖シャツとなります
ドルマンスリーブに引かずトライしていただきたいと思います

ちなみに素材はクールマックスファブリック
高機能もさることながらこの生地の面が非常に美しいのです
そしてニット素材にしてシャツ工場で縫える程よい張りがあるんです
このシャツ
隙間はたっぷりですが隙はありません

半袖シャツという
私にとって最大の鬼門
その苦手なカテゴリーから
ついにお届けするmerphからの満点解答
お待たせしました