地底の蝉

cardigan:MR4032_beige



粗挽きの杢天竺

それもかなりの甘編み

色も綾目に見える生地ヅラも僕の大好物

真っ先に在庫を押さえて今回の春夏に投入した

今回はこのカーディガンと

merph_animaでローブとAラインのカットソーを創っている

ボーダーも生産してmerphでVネックのカットソーを創った

ボトムは後ろ姿が迫力のあるコンビネーション

リンクでご確認を


さて

3月が始まった

昨夜午前2時

ふらりと先輩の洋服をwebsiteで拝見した

圧倒された

ほんとに嫌になる

追いつこうなんておこがましい事を考えてはいないが

せめて差は縮めたいのに

なんだかまたひらいてしまった様な気がする


確か

僕が彼に初めて会ったとき

彼はちょうど今の僕くらいの年齢だったと思う

既に数多くの取引先を全国に獲得し

いよいよ海外で羽ばたき始める

その時期だったと思う


僕はあの時の彼程の成功にはほど遠い静かな製作を続けている

でも

いつか彼に僕の洋服を見てもらいたいと思っている

酔っぱらったあの一言が

僕に服を創らせた

だから彼が突っ走っている間は僕も走っていないといけない

創っている洋服はポディションが違うけれども

昨夜見た洋服達は

僕に創作の意欲を与えてくれる大いなる服だった

まだまだひよっこどころか羽化もしてないのが僕の現状だ

鳥だと思っていたがどうやら蝉だったようだ

8年経ってしまった

そろそろ地上に出て背中をバックリわって羽を広げたい

ただ

その後が蝉の命じゃ困るけど


martial wear



股下にゆとりを与えて

更に2方向のストレッチ素材を使い

更に更に縫い目のほとんどないパターンで創った格闘服

だからMR3023をmartialと名付けた

上がりヅラは上品なルーズシルウェットパンツ

今年のシャツと合わせてみた

the 春 コーディネート


今日は温かい

京都も16度あったそうだ

これでようやく春の気配が感じられるか

2月は完全に冬に飲込まれた

そんな中次々と春物を投入したcassowaryは

それはもう街角で白い目で見られていたに違いない

でも気にしない変われない

春がようやく来るとなると

天の邪鬼は夏の服を送り込む

そして

夏が来る頃には

秋の空を思いながらウールのジャケットを送り込む

今年もずっとその調子

明日から3月

明日も16度

その後少し寒くなるみたいだけど

もう冬の力も弱まって行くようだ

春はあまり好きじゃない

でも春自体が嫌いなわけではなく

その後に夏が来るから嫌いなだけ

花見は展示会準備が忙しくてどうせ出来ないし

新緑の季節にゆっくり出来る様に

3月はしっかり仕事をしよう

この週末は忙しくなる気がする

六角も北山も在庫をしっかりマネージして店を開ける

MR4035_ash

こちらが入荷してからというもの
店頭でのご試着が絶えません
またご遠方の方からもお問い合わせをいただきましたので
先日ご紹介したMR4035の色違い
ashの方もご紹介させて頂きます
上のアップ写真をご覧いただくとわかりやすいですが
こちらの色は糸が杢目調になっています
糸の色の濃い部分と薄い分が混ざりあって
クレーター状の凸凹感がより立体的に見えると思います
裾のワンポイントはパープルにて配色
こちらのカラーもお勧めです

冬の終わりに。

こんにちは千葉です。
先週の土日は
優しい吉川店長に
お休みを頂いてましたので
久々のcassowary入りです。
春物がすべて出揃った店頭は
とても爽やかで
綺麗に整列している姿にうっとりしてしまいます。
弊社専属モデルの多郎吉さんの
merph stylingショットを見ても
色んな意味で
本当にうっとりします。

そして
merph_animaにも新しく
とても柔らかな生地のカットソーが入荷しています。
これからの時期大活躍するであろう
インナーたちのラインナップを見た御陰で
嫌いな春が待ち遠しくなりました。
2月も明日で最後。
今日は先週に比べるとかなり温かく感じます。
関西弁で言う、
“言うてるうちに”コートも着なくなって
待ってましたの春服到来の季節ですね。
cassowaryの春を着て、
お花見なんていかがですか?
本日も沢山の新作とともに
お待ちしております。
お時間がございましたら
ぜひ
cassowaryへ。

MR4035

シンプルに仕上げたV-neck
このカットソーは生地の魅力を活かすために
極力デザインは削ぎ落とし
そこへ
裾にアクセントを少しだけ加えています
インナーとして使った時に
アウターの裾からちらっと覗く淡いピンクの色使い
素敵だと思います
毎シーズン膨大な数の生地サンプルと格闘して
選び抜いたものだけが洋服になって店頭に並びます
弊社のようなメーカーであれば拘るのは当然の事ですが
諦めずに探し続け見つけた今回の生地
生地の値段が高かかったのでお値段は¥11,550(税込み)
当初
シンプルなカットソーとしては
少し高めに感じられるかと思いましたが
店頭に並んでからの反応は真逆です
創ったものに対して
そう感じていただけるのは有り難く嬉しい限りです
寸法は着丈と袖丈のバランスを少し長めにとり
インナーで活用していただく事を念頭に置いて創った作品ですが
店頭でご試着をいただいた姿を見てると
1枚で着ても良い雰囲気だと感じました
web shopの写真では生地のアップもご覧いただけますので
ご遠方の皆様はそちらでご確認下さい
お近くの方はぜひお試しに

category2


好評につき現在追加生産進行中

3月の中旬には上がるのではないかと思う

size1をご希望の方

もう少々お待ちを


春にシャツがしっかり提案できる様になったのは大きい

得意のコート類をいくら春に乱発しても

着る時期が限られるし

僕の創る服はコートはそうは安く上がらない

だから特徴のあるシャツに製作の範囲を広げる様にした


最初は凄く退屈だった

でも

ほんの少しのアイデアで劇的に存在が強くなるこのシャツと言うものに

次第に次第にはまって行った

僕の創りたいものは細かいディテールに拘り抜く伝統的なシャツではなく

気軽に日常に使い込めるもの

その上すこし

変わってるヤツ

ただ

それを狙って手数が多くなると子供っぽくなる

慎重に打つ手を吟味して

“これだ”

と思う一撃を限られた表現スペースに打ち込む

MR2014はそれが上手く行ったと思っている


現在来年の秋冬の製作に毎日飛び回り

事務所に帰ったら机にかじりつき

寝る間を惜しんでパソコンで企画書に文字を打ち込んでいる

相変わらずコートは次々と企画が決まり

もう既にパターンやサンプルが進行しているものばかり

その次はカットソー

これも長年のやりくりで今やたくさんのネタが手元にある

後はアレンジとそこから新しくアイデアを生む作業

パンツはあまり新しい事に挑戦しない

それより悪かった点を見直してじっくり完成させて行くのが良いと思っている


苦労しているのはいつもシャツ

考えても描いても目をつぶっても

長い時間何も出て来ない

それでも何かあるはずだからずっと企画書の“category2”を睨みつける

現在の秋冬の企画

“category1”コート 13型

“category3”ボトム 6型

“category4”カットソー 10型

“category5”アクセサリー 2型

そして

“category2” 1型

今日もここの攻略に一日を費やす

苦手な教科でA判定を取ってみせよう

展示会まで後42日