冒頭の写真ではただのクルーネックスウェットにしか見えないと思います
しかし
こうなっています
まず生地は30/10の国産裏毛
カラーはoliveとoff whiteの2色を展開しました
構造の説明は少し細かくなりますが
まず前身頃はフェイクのセットイン(ただの切替線が入っているだけ)
後身頃はドルマンの一枚どり
ただ袖の先まで一枚でとると取り都合が悪く用尺がかかりすぎるので
袖裏は肘で切り替えています
さて問題はこの歪な前身頃と後身頃をぬい繋げるワザ
そこで登場したのが脇を走る1本のテープパーツ
袖下をそれぞれこのテープに縫い付けて
不都合を解消しました
このパーツには副産物があります
ドルマンスリーブの弱点は腕を上げるときに裾が釣り上がる点
これをこのテープパーツが少し解消してくれます
さらに
このドルマンベースの袖にしてこの細さ
脇の後ろを見ていただくとスペースが余っているのがわかると思います
これによって動きの取りやすさも担保しています
merphとして
作る意味のあるスウェットができたのではないかと
思います