黙祷と敬意

私の生まれた名古屋も
戦時中は辺り一面焼け野原だったと聞きます
祖父もシベリアで捕虜となり
当然生まれる前の出来事とはいえ
戦争の存在は私の世代にも影を落としていました
その影は広島に比べれば大きくはありません

広島のmerphの部屋はあの日
悪魔の兵器が炸裂した真下にある原爆ドームから歩いて5分ほど
おそらくあの日何もかもが吹き飛び
焼き尽くされた場所だと思います
今その街から感じ得るものはその惨劇ではなく
その地獄から立ち直った人々の生命力です

私たちの国の歴史で最も悲しい日ですが
犠牲になった人々への黙祷を捧げるだけでなく
ここまで立ち直った生き残った人々への敬意も払い
ご縁をいただき関わることができたこの素晴らしい街に
恥ずかしくない部屋にしていきたいと思います