盛り付け

華吹雪くイサキ
打ち合わせで久しぶりの福松
料理好きだが盛り付けが苦手
料理人たちの三次元造形にはいつも感心する

勝手な解釈だが
素材の質感や重量なんかを踏まえて
頭の中でイメージするんだろう
洋服をデザインするときも同じく
生地の厚さや柔らかさ
重さや肌触りなどを脳のmerphデザイン領域にインプットしてイメージする
こんな服をイメージできるなら盛り付けもできそうなものの
そこはやはりデータ不足や経験不足のせいか
全くうまくいかない
カッコつけて高く盛った刺身は5秒で崩れ去り
皿に散らしたソースはただの汚れと化す
自分が食うものだからそこまでこだわる必要はないのだが
家族に振る舞った時に
『デザインなんかしてる割にセンスないよね』
と母親に言われたりするもんだから
意地でも綺麗に漏れるようになりたいわけだ
夜な夜な料理屋を伺う理由は
そんな勉強のためである