お礼参り

強烈な信仰があるわけではありません
ただ日本昔ばなしを見て育ち
もったいないお化けに恐怖した
典型的日本人の中年なので
神社では二礼二拍手一礼してささやかに健康と繁盛を願います

2018年に音楽家たちに縁をいただいて以来
年に2回ここを訪れています
それまでの努力だったのか
インバウンドの影響なのか
はたまた。。。
この7年間
途中コロナの地獄も見ましたが
必死になって仕事をしてきた結果
まさに神がかり的な成長を遂げました

今回もお世話になったお札をお返しして
新しいお札をいただいて
大好きな鰻屋さんと
こびとづかんのイベントと水木しげるロードを楽しんで
本日からまた日常に戻りました

この旅行は単純に成果を神頼みするのではなく
気を引き締めてまた半年仕事をするという意志確認
要は自分の心の整備だと考えています

9月で有限会社Sanctumの2025年度が2/3終わります
ここからの1/3が強烈に忙しくなります
良い成果が上がるように
大胆に積んだコートたちを
慎重に皆様にお届けしてまいります

タスクって何?

最近、娘がAmazon Kidsのプログラムゲームで
『タスクを完了して!』と命令されるたびに
『タスクって何?たすく君をどうすんの?』
と保育所のお友達の名前とこんがらがりパニックになっております
ひたすら課されるタスクに
『またタスクー!タスクって何よ〜!』
と頭を抱える娘に
『タスク』を4歳児にもわかりやすく説明しなくてはならず
必死に考えた結果
私が出した答えは
『お約束』
これをやっといてとお約束したことを終わらせること
と教えたところ
娘も納得した様子で日々タスクをクリアしながら
羽の生えた猫を育てています

さて
誰からも何も命じられない『孤独のメルフ』は
自らに重いタスクをかけ続けております
現在追われているのは新春1月以降の新作のデザインアップ
今年の上半期に売りまくったコートたちを振り返りつつ
頭の中で出番を待っている待機品番をリストアップして
手元にある生地の候補から
1品番100枚以上売れるものを選抜していきます

店頭でご購入いただいたコートを手渡す時に入れる紙袋
それが送られてくる箱に
A3くらいの少し厚みのあるクラフト紙が入っているのですが
その紙が好きでずっと溜め込んでおりまして
まずそれにひたすら候補品番の絵型を描いていくのです
その中からコンディションを確認して
スターティングメンバーを決めるのです
9月6日の時点でレギュラー当確はまだ3品番
コートが2型にシャツが1型
少なくともコートジャケット品番をあと3型
シャツを1型は考えないといけません

『孤独のメルフ』
自分とした『お約束』
自らに課した『タスク』をクリアして
来年も途絶えることなく
ハンガーラックにコートを並べていきます

本日は土曜日
今週の土日は私が店番
接客の合間を縫って
天井を眺めながらラフを描いて
皆様のご来訪をお待ちしております

通勤途中のデンジャラス

毎朝
娘と妻を送迎してから会社に向かいます
その道のり8.6km
途中加茂街道を通り
比叡山と大文字の山を眺めつつ
穏やかにまず保育所を目指すのですが
加茂街道を右折したあたりから
幾人かの名物人物に出会します

最初に現れるのは名付けて『キープセントラル』
歩行補助カートを押しながら毎朝散歩するお爺さん
そのスピードは20cm/秒
そして車が近づくとちゃんと止まってくれるのですが
なぜかいつも道路の真ん中付近で立ち止まるため
対向車が来たらひとまず譲ってから
大きく避けないと前に進めないのです
抜け道で通る車が多く皆飛ばすので
事故に遭わないか心配しています

その『キープセントラル』を静かに交わして
寺町通で左折するタイミングくらいで現れるのが
『譲れないクーパー』
40km/hの道路でいつもいきがって飛ばす黄色いMINI
自分の側に止まっている車がいたり障害物があっても
絶対に譲らない
二車線が一車線になる箇所で
アプローチが自分が遅くても
絶対に譲らない
交差点で自分が右折でも
左折は愚か
直進車両にも
絶対に譲らない
きっと職場で誰からも認められないのだろうと
そう思って毎日応援しています

さて、ここでます娘を保育所におろします
しかしまだ会社までの1/3
気を抜けません

その次の難所に現れるのが
『小路から飛び出す青春たち』
今出川通から新町を左折すると
直ぐに左右から無数の自転車軍団が飛び出します
左からは
電動自転車という危険な道具を手に入れて
走力にブースターのかかったおばさまが
青春を取り戻したかのように
高速で主線道路へ飛び出してきます
あらかじめ予測してゆっくり進んでいるので
日々轢き殺さずに済んでおりますが
安心するのも束の間
その斜め右前から今度は『本物の青春たち』
遅刻しそうな学生たちが飛び出してくる小路があります
彼らは右しか確認しないのです
左には興味がない
普通に加速したら危ないのですが
私はまず左からの高速スライダーおばさまに対処しているので
この青春たちを交わすのは容易なのです
危険運転をするあの高速スライダーおばさまは
きっとお告げなのだと思うようにしています

青春の流れ弾を回避すると
新町通を突進してくる一人の女性が現れます
あまりにも堂々と
そして近づいても避けもしないので
『もしかして車両?』と呼んでいます
歩道もちゃんとあり
その横に自転車のレーンがありますが
歩道はもちろん自転車レーンも逸脱し
完全なる車道
完全なる中央を
真っ直ぐに突き進んできます
その威圧感に
『もしかして私にだけ人に見えるのではないか?』
と不安になります

4つの危険を回避し
ようやく妻を職場に下ろし
あとは会社へ向かうだけ
あと少しです

最後のこの道のりで最初に現れるのは
『命知らずのママチャリ軍団』
とは言っても乗っているのは外国人労働者の若者たち
彼らはものすごいスピードで交差点を突っ走って
南へと向かっていきます
そして横に三人並び
後ろに3列ほどで突っ込んできます
先頭がいけたら後続のかなり遅れている数名も
全て突っ込んできます
国で家族が待っているだろう
もっと命を大切にしてほしい

このあと
烏丸通に復帰し
その後タイミングの良いところで
東洞院通に入り駐車場へ向かいます
この東洞院通は通勤の方が多く通るのですが
皆ヘッドフォンしたりスマフォを触りながら
ダイナミックにななめにスペースへ侵入してきます
そう『不意打ちのダイヤゴナル』
皆日本代表のフォワードを目指しているのでしょうか
その動きは古橋享悟のごとく
迂闊に進めば
サッカーならファールで済みますが
車なら大事故です

慎重に東洞院を進み
錦通で左折すると
大丸があります
最近は出勤する時間帯が
9時前なのでまだここは人通りが少ないのですが
そのさきに錦市場の入り口があり
そこにかかった若冲の鶏の大きな垂れ幕の前に
たくさんの人が群がり
写真を撮っています
道路の真ん中に若冲をバックに笑顔でたち
それをお連れさんが大きく股を開いて何枚も写真を撮るのです
『気軽に若冲』と名付けた彼らに
最後の最後の左折は邪魔されます

ようやく駐車場に車を止めたのは
自宅を出発して55分後
最短で向かえば20分の道のりを
ボス(娘)と中ボス(妻)の送迎による遠回りで
普通にいけば合わなくて良い危険に毎日自ら遭遇し
おかげさまでいつしか運転が慎重になってまいりました

結局何が言いたかというと
いくらこちらが交通ルールを守り
安全運転をしても
この世にはその理の外側の存在が無数に存在し
私たちの平和な日々を脅かすということです
常にYOUTUBEなどで危険な事故の映像を見て
明日は我が身と心に刻み
日々ハンドルを握りましょう

セプテンバー

ようやくやって来た
暦上の秋
気温は8月と変わらないのに
9月
セプテンバー
と聞くだけで
人々の秋の受け皿が稼働します
早速昨日もコートがよく売れました

しかし
昨年度
恐ろしく暇だったのが九月
朝鍵を開けて
夕方鍵を閉めるだけの日々が何日も続きました
真夏日に背筋が凍る思いをしたのを今でもはっきり覚えています
9月の最高売り上げは2009年
16年間更新されていません
魔の9月
今年こそと
現在逆襲の炎を燃やしております
本年度の9月の目標は昨年9月の287%
もちろん9月の歴代最高記録です

9月は毎週のように新作が届きます
まずは先日紹介したMR1199
そして2作品目はおそらく12COLLABORATIONSの8月作品
MR4160 merph x clambon mito
BIG SHAPE PARKAです

ちょっと間に合わず9月になってしまいましたが
多めに見てください

月末にはMR1201が入荷します
リバーシブルのバルマカーン
チラッと見せただけのこちらにも
早速たくさんお問い合わせいただきました

コートばかりとの恨み節も私にとっては褒め言葉です
今年も皆様を悩ませる出来栄えをご覧いただけるのではないかと思います
クローゼットに隙間を作って
ぜひ新作を見に来てください

記憶力と視力の低下とハレー彗星

ギターを趣味程度に嗜んでおります
その昔
楽譜もなしに何十曲もコード進行を覚えた脳みそが
今や3つのコード進行の順番が頭に入りません
歌詞もそうです
4小節分の歌詞しか出てきません

おそらく
30代から徐々に記憶力が低下し始めました
つまり今年20周年を迎えたと
しみじみとそしてしつこく言い続けていますが
感傷に浸るほど自分が何を作ったか覚えていません
よくお客さんに『むかし緑のこういうコート買いました』
などと言われるのですが
それがどのコートのなのか突き止められることは珍しくなってまいりました

そして
ついに今年始まったのが
視力の低下
そう伝説の『老眼』です
先日、取引先に電話をかけようと
午前中から2度かけたんですが繋がらず
いつもならすぐに折り返しあるのに
全然かかってこないなあと仕事しながら待っていると
全く知らない電話番号から電話がかかってきて
話してみると古い友人だったんですが
その人物の名前が取引先さんと一文字違いで
『樹』と『輔』を見間違えてるんです
もうぼやけてるから輪郭では完全に『樹』に見えてるんです
また折り返しを別の電話からしてくるもんだから
こちらの表示は見知らぬ番号だったわけです
お互いもういい歳になったなあと忙しい中笑って対応してくれましたが
本当に申し訳なかった。。。
まあ怪我の功名で次の東京のPOPUPで会えることになりそうです

人生100年時代
Amazonプライムで映画観てると
スポンサーの保険会社がこぞって使う安易なキャッチフレーズ
しかし実際そういう時代になったんでしょう
医療の進歩じゃなく
栄養状態が良くなったんですよ
不況だなんだと言いながらもうまいもん食えるこの時代
自然と長く生きることになっていきます
半世紀生きてもまだまだ先は半世紀
小学校の頃
次にハレー彗星が来るとき生きてるのかなんて話してたのが懐かしいです
その時に
果たして私はどうしてるんでしょう
優雅な余生を過ごしているか?
まだまだ現役で働いているか?
ハレー彗星の向こうの国へ行っているか?
ちなみにそれは2061年
36年後
とりあえず歯は命
お口はいのちの入り口
ということで
最近歯のメンテナンスに必死に通っております

13時の静寂と時々サマータイム営業

旗艦店のある堺町六角の交差点は
年中多くの人が通り行き交います
京都ならではですが
チェックアウトの10時ごろから
チェックインの15時まで
多くの来客があります
そして17:00ごろには皆さん目当ての料理屋に向かうので
来店数がぴたりと止まります
これが私の出勤日に16時や17時に閉店する理由(言い訳)です

洋服屋は12時からオープンして
20時や21時まで営業するところが多いんですが
京都という特殊な街のおかげで
一般的な会社のような勤務時間で生活できております

ただし
この8月〜9月の彼岸が明けるまで
日中13時〜16時くらいの間
人通りが激減します
これだけ暑ければ当然です

先日スタッフたちと話し合って
彼らの出勤する日は営業時間を
12:00〜19:00とすることにしました
このまままさに彼岸が明けるまで
サマータイム営業とすることにしました
私の出勤する日は相変わらず16、17時に閉めますが。。。

一応
随時人財探し継続しておりまして
環境が整えばもう少し営業時間を長くしたいとは思っております
期待せず、お待ちください

サマータイム営業日12:00〜19:00
(下記以外は〜17時まで)

8月
25、26、28日
9月
3、5、8、9、10、14、16、21、24、27、29日

晩夏に春を睨む

夏の勢いがなくなってきました
雲の姿
光の色
風の匂い
半月前とは明らかに違います

暑さに顔を顰めて通り過ぎる人々を
強めにかけている空調に震えながら
店内から眺めています
BGMのフィッシュマンズも歌っています
『季節の中を走り抜けてもうすぐ秋だね』

夏の名残で売れていくTEEシャツを見送っていたら
そろそろ新年の準備に取り掛からなくちゃいけない時期になりました
もうすでにいくつか生地を買い込んでいますが
まだ何を作るか決めていません
生地を睨みながら
最適な答えを探して彷徨う日々です

merphの10〜12月
そして新年明けて1月〜5月まで
ずっと繁忙期です
どれだけ魅力的なものが作れるか
そしてどれだけ仕込みを適正にできるか
比較的に暇な6月〜9月の間の仕事がものを言います

冬のコートの仕込みは終わりました
ここからはその向こう側の準備
まだぼんやりしているシェイプをくっきりさせていきます

新システム

スリーバック
ゼロトップ
サッカーにも画期的なシステムが突如現れることがあると思います
それは既存のやり方で真っ向勝負しても
強豪国に歯が立たず
自国の特性を活かす戦略を懸命に考えた結果生まれたものだと思います

洋服業界は長く呪いにかかっています
どんなに時間が流れて
気候が変動しても
黎明期に誰かが考えた
その当時画期的だった方法を皆がずっと続けています
もちろんそれを続けていく立場の人たちがるのもわかっています
しかし
盲目に右向け右で考えることをせず
歩いている人たちがたくさんいます

私もその一人でした
しかし早くからこの業界に身を置き
30歳で独立した時
はたと立ち止まって
ちょっと考えてみたんです
果たして皆が同じようにならなきゃいけないのか
そしてなれなかった人々は洋服を作る資格がないのか
目の前の当たり前は本当に自分にとって有効なのかと
そこで
どうせ期待されていないのなら
一度嫌なことを全てやめてみようと思い
次から次へと洋服業界のあたりまえを削除してみました
その結果
ご存知の通り
看板も名前もタグもない店が出来上がったわけです

そして辺境の地京都で
ただ洋服を造り自ら販売していく中で
大きな発見をしたんです
それがシーズンごとの製作の廃止です

サステナブルだ生産ロスだと言う割に
洋服の国の住人は皆
腐りもしない服に自ら大声で賞味期限を叫びます
20XX年SPRING SUMMER!!
20XX年AUTUM WINTER!!
半世紀以上前に画期的だったこのやり方は
当時大きくもてはやされ
セレブたちの社交場と合間見えて一時代を築いたのです
しかし
あれから50年60年の時が過ぎ
世界中がリアルタイムで可視化されて
社会全体が豊かになった今の世界では非効率で破滅的です
もう今や『流行』などというものが
旧メディアとともに滅びつつあります
個人に基軸を置いて
製作者は自分で発信し
消費者は自分で選択しています
この状況になるまで
情報を手に入れる術のない時代
その伝達役としてバイヤーやジャーナリストが
洋服の普及に一役買った時代は確かにありましたが
その時代にあまりにも無責任に振る舞い過ぎたため
製作者と消費者が直接繋がれる現代において
これまでの彼らの発信した情報の希薄さが露呈してしまい
その居場所を瞬く間に失ってしまいました。
もちろん本物もいました
そして本物は今もなおその信頼を失っていません
しかし残念ながらその大半は大きな勘違いをして
洋服の界隈にただたまたまいただけなのに
世界を支えているような気になっていたのでしょう
私の知人のファッションジャーナリストの中には
『私は上級国民だ』と発言した者もいました
まさに裸の王様です

merphは京都という国際都市で
無差別に世界中の人々に極力情報を公開せず
ガラス張りの店で剥き出しで洋服を展示してきました
たったそれだけのことで
呪いにかかっていた頃(展示会をして取材を受けていた頃)と比べ
店舗売り上げが4倍になりました
単にインバウンドの恩恵を受けただけではなく
洋服を売るシステム自体を変えた結果です

バイヤーやジャーナリストがとりあえず言う
『merphの世界観が見たい』という初々しい初期呪文
これに踊らされてフルアイテムの企画し続けてきましたが
そんな必要は全くないんです
シンプルなシャツやカットソー、パンツの製作など
今やユニクロに任せれば良いのです
我々が半年待っても使わしてもらえないミシンで
美しいTシャツを作って1000円で売ってくれます
某ブランドと同じデニムを使ってそれより遥かに美しく縫い上げて
1/10の値段で売ってくれます
だから
merphはとにかくコートを作ります
そこが一番得意であり成果をあげるから
その中でこれはどうしても作りたいと思えるTEEシャツやパンツは
コートの生産数の1/4程度は作ります
しかしコートに関しては
初回100〜200生産して
初動が活発ならば
すかさず50枚単位で追加生産をします
それらが完売するとすぐさま新しいコートを生産します
季節で無理に区切らず
売れるものを売りまくって
完売を待たず次から次へと新作をリリースする
だから定番なんてありません
ずっと新作をリリースしていきます
この生産サイクルとシステムが実に効率が良く
merphの最適解なのです
春夏
秋冬
さらに20XX年と
カテゴライズ(賞味期限表示)することがグローバルになった今の時代では
ナンセンスなんです
merph旗艦店は夏でもコートが売れ続けます
南半球北半球の季節の違いだけでなく
『気に入ったコートを見つけたら
それを今着なくても手に入れたくなる
ただし、その価値があれば』
merphのコートを買ってくれた人たちにそう教えてもらいました
世に漠然と需要があり
そこに目掛けて商材を投入する
大量生産大量消費のマーケティングを我々がやっても
どこにも攻め込む隙は見つからないんです
だから
merphのコートと現代の環境と京都という国際都市
全ての要素から絞り出した新しいシステムで
洋服業界のカッチこちの脳みそに
風穴を開けていくのです

半期終了

あっという間の半期でした
2月1日から7月31日の181日間
予想を遥かに超えるご来店誠にありがとうございます

上半期の売り上げは昨年の上半期に対し
なんと160%
実店舗売り上げは98.2%
オンラインストアを使わずに世界中にmerphが飛び立ちました

しかし
奢れるもの久しからず
調子が良い時に手を抜けば
そのつけはしっかりと後から回ってきます
これまで何度その苦い汁を
罰ゲームのテキーラ(ジョッキで)のように飲まされたことか

今年の私は一味違います
酷暑の7月8月
いくらコートが売れるといっても
Tシャツもご期待いただいているので
今年はコラボレーションを駆使して4型の新作を投入できました
さらに9月リリースのバッグも先行販売にて売り上げに貢献
2月から7月まで
6月は少々苦戦しましたが
それ以外全てレコードを更新しました
そして下半期の仕込みも怠らず
先日こちらでも書きましたとおり
多種のコートやジャケットを仕込んでおります

店舗の営業体制もスタッフも増えて
休業日もなく
さらに私が出勤できなくても売り上げを下げないどころか
しっかり売ってくれるんです
その結果が昨対比160%です
2023年の上半期と比べると200%になっています
おかげで
今年に入りかなり休みを取れるようになりました
20年間ずっと待ち続けた私の人権を確保できる環境が
ようやく整いつつあります

ここから第21期の下半期
残りの6ヶ月を目一杯働いて
2026年1月31日にまた諸手を挙げて喜べるように
スタッフと共に頑張ります

年表

7月に入りもう20日を過ぎようとしています
京都は祇園祭の前祭りが終わり
後祭りへと移行しました
油断すると交通規制の罠にハマります
伝統都市の宿命

35度の真夏日と
南国のスコールのような雨が変わるがわる襲う中
今月はたくさんの顧客さんにお越しいただいております
弊社立ち上げからのお客さんのお子さんが今年大学4年生
学生の頃から通ってくれているお客さんにお子さんが産まれ
働き盛りでうちに通い始めた方が年金受給が始まる。。。
どなたと話しても実に感慨深く
改めて長年支えてくれる皆様の存在を心強く感じています
まさに20周年を日々実感しております

顧客さんだけじゃなく
新たにドアを押し開けてご来店いただくご新規様も
フランス、ドイツにデンマークから
東京、神奈川、岡山に買い物帰りの中京区のご近所さん
宣伝も取材も口コミもいらない
堺町六角ガラス張りの看板のない店は今や無敵です

今日もコートが5着売れて
半袖とショートパンツも何枚包んだか。。。
最後は疲れ果てて
少々店頭が荒れたまま逃げるように帰宅しました
明日は少し早く行って片付けます

7月で第21期の半分が終わります
今月もまた新しい夏の作品が上がります
8月は東京にも参ります
9月からはいよいよ冬将軍merphの甲冑が届きます
暑い暑いと項垂れている暇はありません

back 12 3 4 5 6