MR1147&anm1086

新境地です
これまでの洋服は基本的には極力前に降り立体的な構造をしています
だからお買い上げいただく時
非常にたたみにくい
パターンによって形成した平面のパーツを縫い組み立てる事で立体に持っていく
何型作ってもその都度しっかり寸法の設定を吟味する必要があります
それが長年こういう洋服製作に取り憑かれた要因の一つです

さて
それに反しましてこの冒頭の写真 MR1147は実にヒラペッタイ
着物のように平面的
ただし
肩線は多少傾斜あり
そうしないとステンカラーがつけられない
このまま続けると難しくなるので
角度を変えて説明すると
パターンではなく
生地の特徴とディテールの組み合わせで形を成す洋服を作ったということです

しかし
センターをステンカラーのディテールで柱を立てて
ベースに漂う和服のニュアンスを相殺しようと考えました
あからさまにならないように
そしてできる限り私の作る服の姿になるように
うまく仕上がったと思います

この写真だとわかりやすいかと思いますが
肘のあたりで袖が切り替わります
その袖穴を少し前傾斜にしているので
平面設計の弱点の肘のハリを軽減します
いや
無くしてくれています

素材は私の大好物スプリットファイバー系統の微起毛撥水素材
起毛の反射により店頭だとネイビーに見えるようですが
黒です

サイズは男性用(MR1147)と女性用(anm1086)の二つです
とはいえかなりの寸法で設計していますので
どちらでも好きな方をお選びいただければと思います

ご遠方の方からのお問い合わせも多数いただいていますので
なるべく早くオンラインに載せたいのですが
黒の撮影、、、難しいんです

 

 

2月27日8時7分

merphonia中止から一週間が経ちました
たくさんの激励の言葉とともに
このイベントへの期待とその中止への無念
様々な言葉で受け取りました
コロナウイルスは未だ収束の気配を見せません
そんな中で軽はずみなことは言うべきではないですが
このイベントは必ずいつかリベンジをとげようと決意しました

2月27日の朝7時半
私は製作の主任へ電話をかけました
早すぎるとわかっていたのですが
一刻も早く決断を伝えなくちゃいけないと思い
ベッドの中からかけました
『今回、悔しいし怖いけど中止しましょう』
ベッドから立ち上がり
寝室をうろうろ歩きながら話しました
足は震えていました
開催二日前の突然の中止
さらに前の晩寝る前まで
私は
『うちはやりましょう。責任は全部私が追います』
そう主任へメールを打っていました
そこから朝が来るまで
決断が変わった理由はなんだったのか
未だにはっきりとこれだと言えません
つまり何かを理由にしたのではなく
『今回はやってはいけない』と最初からわかっていたもう一人の私が
『今回はやらなきゃいけない』と最後まで気を張っていた私を説得したのだと感じます
こんな普通ならありえないタイミングでの中止の連絡にもかかわらず
主任は冷静に話を聞いてくれて
そして私の判断を尊重してすぐさま関係各所への対応を始めてくれました
こうして2月27日午前8時7分
merphoniaは正式に『中止』となりました

いざ中止を決意すると不思議なことに
未だで冷静に考えられていなかった事が
正しく判断できるようになってきました
『責任を取る』などと軽々しく言いましたが
このイベントで万が一感染を拡大させてしまった時
どんな状況に陥るかを考えて再び足が震えました
(その後、大阪のライブハウスでの感染拡大を知り、三度震えました)
しかしどちらの不安
つまり中止にして降り注ぐ不安
そして開催して降り注ぐ不安
この二つの不安の質の
どちらがたちが悪いかは明確でした
中止して降りかかる不安ははっきりと対処の方法が見えているのに対し
開催して降りかかる不安は本当に降りかかるかどうかもわからず
さらにもし降りかかったらどうしたらよいかわからないことだらけでした
未曾有のウイルス感染パニックに洋服のデザイナーが取れる責任などないんです
だから『責任を取る』という事が本当に発動できるのは
中止するという選択肢でしかなかったとわかりました

逆手に取ります
本番に向けて全力で準備してきました
しかし一世一代の大イベント
本番が近づくに連れて
『ああしておけばよかった。これもやりたかった』
と言う欲が次々と噴出してきておりました
そう
今回の中止により
それにもう一度チャレンジできるんです
2月29日はリハーサルだったと
中止にかかった損失を宣伝広告費だったと
やがてみんなで笑える日を
そうmerphoniaリターンズ開催を目指して
とにかく私はまずはmerphを創ります
リベンジはやり直しじゃ話になりません
倍返しが最低限のマナーです

感謝

イベントが中止になり
ライブや美味しい食事を届けるとができなくなりました
でも
グッズはお届けできる方法が残されていたので
急遽オンラインショップを立ち上げて
アーティストさんや関係各所のご協力のもと
28日より販売して居りました

29日の朝
オーダーメールの数に驚きました
かつてこれほどまでの数をオンラインショップで対応したことのない弊社は
朝から大混乱
クラムボン ミト氏とのコラボレートパーカは即座に完売いたしました
ドルマンのアーティストシャツも二色で80枚用意したにもかかわらず
すでに半分以上が売れました
Tシャツの黒も完売
白も残り数枚となりました
皆様本当にありがとうございます

まだシャツは両色両サイズとも
Tシャツは白が在庫ございます
イベント会場での価格で販売しております
一旦は中止となりました我が社の15周年
しばらくはこの幻の記念品たちに周年の重役を担ったもらいます

merphonia限定グッズ特設販売サイト

 

merphonia 公演中止に伴う払い戻しのお知らせ

新型コロナウイルス感染症対策本部にて政府に要請された方針に従い
公演中止とさせていただきました本公演につきまして
以下の期間でチケットの払い戻しを行わせていただきます。

■各種プレイガイド
3月4日(水)10:00~3月22日(日)23:59

チケットのご購入方法により手順が異なりますので
それぞれ下記の方法にてお手続きくださいますよう、お願い申し上げます。
払い戻し期限を過ぎますと払戻手続きはできなくなります。
予めご了承下さい。

ローソンチケット:http://l-tike.com/oc/lt/haraimodoshi/
e+:https://eplus.jp/refund1/
チケットぴあ:http://t2.pia.jp/guide/refund.html
楽天チケット:https://ticket.rakuten.co.jp/change

【お問合せ】
夢番地(大阪) 06-6341-3525(平日11:00~19:00)
http://www.yumebanchi.jp/

■各店舗購入チケット
それぞれの販売窓口だった店舗にてご返金致します。
こちらに関しましては期限はございませんが
可能な限りで結構ですので早めにお手続きください。

※チケットを紛失されている場合、払戻しはできませんのでご了承ください。
上記以外での払い戻しは受付致しかねますので予めご了承ください。
皆様には、多大なご迷惑をお掛けいたしますことを重ねてお詫び申し上げます。

merphonia.com

merphonia 限定グッズ発売します!

直前での中止の決定にもかかわらず
大勢の方から激励と今後振替のイベント実現を希望するメッセージをいただきました
おかげでもうダメージから回復し歩き出しました
ご心配いただいた皆様
本当にありがとうございます
このまま終わらずいつかmerphoniaをより充実させたイベントにバージョンアップし
皆様に開催のご報告をできるように頑張ります

さて
その激励のメッセージとともに
今回ご用意した現てグッズの販売に対するお問い合わせをたくさんいただきました
そこでクラムボンさんのご承諾をいただき
旗艦店cassowaryとオンラインストアにて販売することになりました
価格も当初予定していたmerphonia会場特別価格にてご提供致します
グッズを楽しみにいただいてくれていた皆まさ
ぜひご利用ください

merphonia 限定グッズ 特設オンラインストア

merphonia 開催中止のお知らせ

まず、開催をお待ちいただいていた皆様、それに向けて共に準備を進めていただいていた皆様へお詫びをお申し上げます。

熱意で乗り越えられる困難ではありませんでした。こんな中でも開催を熱望してくれる皆様のご厚意に一時は甘えようかと思いました。しかし、開催できなくなることよりも、その後に巻き起こるかもしれない被害とご迷惑の可能性を考え、一晩、悩むというより正直に申しますと、自分を説得してこの結論に至りました。

まずは事態を収めることに専念いたします。多くの皆様にチケットもご購入いただいておりますし、その対応も迅速にいたします。しかしながら未曾有の事態ゆえ、関係各所も混乱をしております。できる限り誠意を持って対応いたしますので、申し訳ございませんが、今しばらくご辛抱をお願いいたします。

なお、記念に製作した記念グッズに関しては、会場で販売する予定だった価格にて、merphの店頭とonline storeにて販売を準備しております。こちらに関しても整い次第お知らせいたしますので、お時間いただけると幸いです。

最後に
この困難がのちに全て糧になるように、今は全力で対処に向かい合います。
そして全てが収まったその日に、もう一度この夢だった音楽祭の実現に向けて立ち上がろうと思います。

主催
有限会社Sanctum
取締役 坂井真吾

 

以下公式発表文です
「merphonia merph 15th anniversary」に関しまして、2 月 26 日午後に新型コロナウイルス感染症対策本部にて政府に要請された方針に従いまして、直前で大変申し訳ございませんが、開催を中止とさせて頂きます。

苦渋の決断ではございましたが、検討の結果、未だ収束時期の見通しが立たない状況下においての公演の実施は難しいと判断させて頂きました。
イベントを楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳無い気持ちですが、今は感染の拡大収束を第一 に考えこのような判断とさせて頂きましたので、何卒ご理解を賜ります様、お願い致します。
チケットの払い戻しに関しましては、近日中にオフィシャルサイトにてご案内をさせて頂きます。
それまではチケットの紛失等が無い様に大切に保管をお願い致します。

公演間近のご案内となりましたことをお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

merphonia.com