新境地です
これまでの洋服は基本的には極力前に降り立体的な構造をしています
だからお買い上げいただく時
非常にたたみにくい
パターンによって形成した平面のパーツを縫い組み立てる事で立体に持っていく
何型作ってもその都度しっかり寸法の設定を吟味する必要があります
それが長年こういう洋服製作に取り憑かれた要因の一つです
さて
それに反しましてこの冒頭の写真 MR1147は実にヒラペッタイ
着物のように平面的
ただし
肩線は多少傾斜あり
そうしないとステンカラーがつけられない
このまま続けると難しくなるので
角度を変えて説明すると
パターンではなく
生地の特徴とディテールの組み合わせで形を成す洋服を作ったということです
しかし
センターをステンカラーのディテールで柱を立てて
ベースに漂う和服のニュアンスを相殺しようと考えました
あからさまにならないように
そしてできる限り私の作る服の姿になるように
うまく仕上がったと思います
この写真だとわかりやすいかと思いますが
肘のあたりで袖が切り替わります
その袖穴を少し前傾斜にしているので
平面設計の弱点の肘のハリを軽減します
いや
無くしてくれています
素材は私の大好物スプリットファイバー系統の微起毛撥水素材
起毛の反射により店頭だとネイビーに見えるようですが
黒です
サイズは男性用(MR1147)と女性用(anm1086)の二つです
とはいえかなりの寸法で設計していますので
どちらでも好きな方をお選びいただければと思います
ご遠方の方からのお問い合わせも多数いただいていますので
なるべく早くオンラインに載せたいのですが
黒の撮影、、、難しいんです