タスクって何?

最近、娘がAmazon Kidsのプログラムゲームで
『タスクを完了して!』と命令されるたびに
『タスクって何?たすく君をどうすんの?』
と保育所のお友達の名前とこんがらがりパニックになっております
ひたすら課されるタスクに
『またタスクー!タスクって何よ〜!』
と頭を抱える娘に
『タスク』を4歳児にもわかりやすく説明しなくてはならず
必死に考えた結果
私が出した答えは
『お約束』
これをやっといてとお約束したことを終わらせること
と教えたところ
娘も納得した様子で日々タスクをクリアしながら
羽の生えた猫を育てています

さて
誰からも何も命じられない『孤独のメルフ』は
自らに重いタスクをかけ続けております
現在追われているのは新春1月以降の新作のデザインアップ
今年の上半期に売りまくったコートたちを振り返りつつ
頭の中で出番を待っている待機品番をリストアップして
手元にある生地の候補から
1品番100枚以上売れるものを選抜していきます

店頭でご購入いただいたコートを手渡す時に入れる紙袋
それが送られてくる箱に
A3くらいの少し厚みのあるクラフト紙が入っているのですが
その紙が好きでずっと溜め込んでおりまして
まずそれにひたすら候補品番の絵型を描いていくのです
その中からコンディションを確認して
スターティングメンバーを決めるのです
9月6日の時点でレギュラー当確はまだ3品番
コートが2型にシャツが1型
少なくともコートジャケット品番をあと3型
シャツを1型は考えないといけません

『孤独のメルフ』
自分とした『お約束』
自らに課した『タスク』をクリアして
来年も途絶えることなく
ハンガーラックにコートを並べていきます

本日は土曜日
今週の土日は私が店番
接客の合間を縫って
天井を眺めながらラフを描いて
皆様のご来訪をお待ちしております

通勤途中のデンジャラス

毎朝
娘と妻を送迎してから会社に向かいます
その道のり8.6km
途中加茂街道を通り
比叡山と大文字の山を眺めつつ
穏やかにまず保育所を目指すのですが
加茂街道を右折したあたりから
幾人かの名物人物に出会します

最初に現れるのは名付けて『キープセントラル』
歩行補助カートを押しながら毎朝散歩するお爺さん
そのスピードは20cm/秒
そして車が近づくとちゃんと止まってくれるのですが
なぜかいつも道路の真ん中付近で立ち止まるため
対向車が来たらひとまず譲ってから
大きく避けないと前に進めないのです
抜け道で通る車が多く皆飛ばすので
事故に遭わないか心配しています

その『キープセントラル』を静かに交わして
寺町通で左折するタイミングくらいで現れるのが
『譲れないクーパー』
40km/hの道路でいつもいきがって飛ばす黄色いMINI
自分の側に止まっている車がいたり障害物があっても
絶対に譲らない
二車線が一車線になる箇所で
アプローチが自分が遅くても
絶対に譲らない
交差点で自分が右折でも
左折は愚か
直進車両にも
絶対に譲らない
きっと職場で誰からも認められないのだろうと
そう思って毎日応援しています

さて、ここでます娘を保育所におろします
しかしまだ会社までの1/3
気を抜けません

その次の難所に現れるのが
『小路から飛び出す青春たち』
今出川通から新町を左折すると
直ぐに左右から無数の自転車軍団が飛び出します
左からは
電動自転車という危険な道具を手に入れて
走力にブースターのかかったおばさまが
青春を取り戻したかのように
高速で主線道路へ飛び出してきます
あらかじめ予測してゆっくり進んでいるので
日々轢き殺さずに済んでおりますが
安心するのも束の間
その斜め右前から今度は『本物の青春たち』
遅刻しそうな学生たちが飛び出してくる小路があります
彼らは右しか確認しないのです
左には興味がない
普通に加速したら危ないのですが
私はまず左からの高速スライダーおばさまに対処しているので
この青春たちを交わすのは容易なのです
危険運転をするあの高速スライダーおばさまは
きっとお告げなのだと思うようにしています

青春の流れ弾を回避すると
新町通を突進してくる一人の女性が現れます
あまりにも堂々と
そして近づいても避けもしないので
『もしかして車両?』と呼んでいます
歩道もちゃんとあり
その横に自転車のレーンがありますが
歩道はもちろん自転車レーンも逸脱し
完全なる車道
完全なる中央を
真っ直ぐに突き進んできます
その威圧感に
『もしかして私にだけ人に見えるのではないか?』
と不安になります

4つの危険を回避し
ようやく妻を職場に下ろし
あとは会社へ向かうだけ
あと少しです

最後のこの道のりで最初に現れるのは
『命知らずのママチャリ軍団』
とは言っても乗っているのは外国人労働者の若者たち
彼らはものすごいスピードで交差点を突っ走って
南へと向かっていきます
そして横に三人並び
後ろに3列ほどで突っ込んできます
先頭がいけたら後続のかなり遅れている数名も
全て突っ込んできます
国で家族が待っているだろう
もっと命を大切にしてほしい

このあと
烏丸通に復帰し
その後タイミングの良いところで
東洞院通に入り駐車場へ向かいます
この東洞院通は通勤の方が多く通るのですが
皆ヘッドフォンしたりスマフォを触りながら
ダイナミックにななめにスペースへ侵入してきます
そう『不意打ちのダイヤゴナル』
皆日本代表のフォワードを目指しているのでしょうか
その動きは古橋享悟のごとく
迂闊に進めば
サッカーならファールで済みますが
車なら大事故です

慎重に東洞院を進み
錦通で左折すると
大丸があります
最近は出勤する時間帯が
9時前なのでまだここは人通りが少ないのですが
そのさきに錦市場の入り口があり
そこにかかった若冲の鶏の大きな垂れ幕の前に
たくさんの人が群がり
写真を撮っています
道路の真ん中に若冲をバックに笑顔でたち
それをお連れさんが大きく股を開いて何枚も写真を撮るのです
『気軽に若冲』と名付けた彼らに
最後の最後の左折は邪魔されます

ようやく駐車場に車を止めたのは
自宅を出発して55分後
最短で向かえば20分の道のりを
ボス(娘)と中ボス(妻)の送迎による遠回りで
普通にいけば合わなくて良い危険に毎日自ら遭遇し
おかげさまでいつしか運転が慎重になってまいりました

結局何が言いたかというと
いくらこちらが交通ルールを守り
安全運転をしても
この世にはその理の外側の存在が無数に存在し
私たちの平和な日々を脅かすということです
常にYOUTUBEなどで危険な事故の映像を見て
明日は我が身と心に刻み
日々ハンドルを握りましょう

セプテンバー

ようやくやって来た
暦上の秋
気温は8月と変わらないのに
9月
セプテンバー
と聞くだけで
人々の秋の受け皿が稼働します
早速昨日もコートがよく売れました

しかし
昨年度
恐ろしく暇だったのが九月
朝鍵を開けて
夕方鍵を閉めるだけの日々が何日も続きました
真夏日に背筋が凍る思いをしたのを今でもはっきり覚えています
9月の最高売り上げは2009年
16年間更新されていません
魔の9月
今年こそと
現在逆襲の炎を燃やしております
本年度の9月の目標は昨年9月の287%
もちろん9月の歴代最高記録です

9月は毎週のように新作が届きます
まずは先日紹介したMR1199
そして2作品目はおそらく12COLLABORATIONSの8月作品
MR4160 merph x clambon mito
BIG SHAPE PARKAです

ちょっと間に合わず9月になってしまいましたが
多めに見てください

月末にはMR1201が入荷します
リバーシブルのバルマカーン
チラッと見せただけのこちらにも
早速たくさんお問い合わせいただきました

コートばかりとの恨み節も私にとっては褒め言葉です
今年も皆様を悩ませる出来栄えをご覧いただけるのではないかと思います
クローゼットに隙間を作って
ぜひ新作を見に来てください

merph satellite store November.

2025年11月
下記の日程でmerph satellite storeを東京と名古屋にて開催いたします

merph TOKYO satellite store 5DAYS
11月7日(金曜日)〜11日(火曜日)
@NAKAGAMI nakameguro
OPEN 12:00〜18:00

merph NAGOYA satellite store 2DAYS
11月29日(土曜日)〜30日(日曜日)
@Baroquck design works NAGOYA OFFICE 1F
OPEN 12:00〜17:00

両開場とも
2025年9月〜11月に販売される新作の
全サイズ全カラーのご試着いただける環境を整え
翌日以降にご自宅に商品を配送する形での販売となります

名古屋の2日目の開催後
同会場の3階にてmerphnoia NAGOYAを開催します
オオヤユウスケ(Polaris)anzu堀嵜ヒロキの三人の演奏に加え
私の実弟が運営するwine shop salutによる
ワインバーも参加します
チケット予約も始まっております
詳しくはこちらをご覧ください

両開場とも私が終日会場におります

皆様ぜひご来場ください

merphonia NAGOYA + merph NAGOYA satellite store

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merphonia NAGOYA + merph NAGOYA satellite store
supported by Baroquck design works

merphonia NAGOYA
2025.11.30(SUN.)
@Baroquck NAGOYA OFFICE 3F
merphonia SAKABA 15:00開場 
drink:wine shop salut
food:居酒屋うかい
DJ:山内 貴之(ex. the ARROWS)

LIVE開演 17:00開演
ARTISTS:オオヤユウスケ(Polaris)anzu堀嵜ヒロキ

entrance fee
一般:5,000jpy(with 1 drink)  
高校生 :2,500jpy(with 1 drink)
(ウェルカムドリンク付き)
中学生以下無料

 
チケット予約方法

merphonia公式インスタグラムダイレクトメッセージにて予約
merphへメール(merphonia@sanctum.co.jp)にてご予約
 以下の内容をご記載の上、送信してください
 A:merphonia NAGOYA(文頭にこちらをご記載ください)
 B:ご予約者名(複数のご予約は代表者名をお願いします)
 C:ご予約人数

 

同時開催
merph NAGOYA satellite store 2DAYS

2025.11.29(SAT.)-30(SUN.)
OPEN12:00-CLOSE17:00
@Baroquck NAGOYA OFFICE 1F
*satellite storeへのご来場に入場料はかかりません
*会場でご試着ご注文いただき
 翌日以降にご自宅へ配送いたします

会場
(株)バロック NAGOYA OFFICE
1F:merph satellite store
3F:merphonia & merphonia SAKABA

アクセス
名古屋駅より徒歩16分

地下鉄桜通線
国際センター駅より徒歩13分

名古屋市バス 
柳橋より徒歩7分
八角堂前より徒歩4分
下広井町三丁目より徒歩9分

駐車場はございませんので
公共交通機関をご利用ください

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merphの音楽祭
merphoniaが再び京都を飛び出し
今度は我が地元、名古屋へまいります
15:00から開場し
merphonia SAKABAと銘打って
実弟のwine shop salut がナチュラルワインを
料理は居酒屋うかいが担当
そしてその会場の音楽は
DJとして山内貴之が担当します
お気づきの方がいるかもしれませんが
wineshop salut
居酒屋うかい
DJ山内
この三人は元theARROWSのメンバーです
2009年にリリースしたアルバム『アロイ』のプロデューサーでもある
オオヤユウスケのライブに駆けつけます

さらに
ライブ前日11/29からmerph satellite storeも2DAYSにて開催します
今年の下半期の作品を可能な限り持参し
デザイナーが接客いたします

会場は名古屋の建築事務所 Baroquck design works NAGOYA OFFICE
代表長縄氏にお誘いいただき
merphとmerphoniaを素敵な空間でお披露目いたします

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記憶力と視力の低下とハレー彗星

ギターを趣味程度に嗜んでおります
その昔
楽譜もなしに何十曲もコード進行を覚えた脳みそが
今や3つのコード進行の順番が頭に入りません
歌詞もそうです
4小節分の歌詞しか出てきません

おそらく
30代から徐々に記憶力が低下し始めました
つまり今年20周年を迎えたと
しみじみとそしてしつこく言い続けていますが
感傷に浸るほど自分が何を作ったか覚えていません
よくお客さんに『むかし緑のこういうコート買いました』
などと言われるのですが
それがどのコートのなのか突き止められることは珍しくなってまいりました

そして
ついに今年始まったのが
視力の低下
そう伝説の『老眼』です
先日、取引先に電話をかけようと
午前中から2度かけたんですが繋がらず
いつもならすぐに折り返しあるのに
全然かかってこないなあと仕事しながら待っていると
全く知らない電話番号から電話がかかってきて
話してみると古い友人だったんですが
その人物の名前が取引先さんと一文字違いで
『樹』と『輔』を見間違えてるんです
もうぼやけてるから輪郭では完全に『樹』に見えてるんです
また折り返しを別の電話からしてくるもんだから
こちらの表示は見知らぬ番号だったわけです
お互いもういい歳になったなあと忙しい中笑って対応してくれましたが
本当に申し訳なかった。。。
まあ怪我の功名で次の東京のPOPUPで会えることになりそうです

人生100年時代
Amazonプライムで映画観てると
スポンサーの保険会社がこぞって使う安易なキャッチフレーズ
しかし実際そういう時代になったんでしょう
医療の進歩じゃなく
栄養状態が良くなったんですよ
不況だなんだと言いながらもうまいもん食えるこの時代
自然と長く生きることになっていきます
半世紀生きてもまだまだ先は半世紀
小学校の頃
次にハレー彗星が来るとき生きてるのかなんて話してたのが懐かしいです
その時に
果たして私はどうしてるんでしょう
優雅な余生を過ごしているか?
まだまだ現役で働いているか?
ハレー彗星の向こうの国へ行っているか?
ちなみにそれは2061年
36年後
とりあえず歯は命
お口はいのちの入り口
ということで
最近歯のメンテナンスに必死に通っております

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