スーパームーン。
おおよそ、40年生きている間に、
おそらく、僕が生まれる以前から変わっていない物に、
なぜか、新しい名前がついて下世話騒ぎ。
流行言葉や短縮語が嫌いだ。
個人的な感想だが、何か、それを話したり使ったりする事が恥の様に感じる。
だから、世の中に付いていけない
“いかない”
それはそうとして、月は奇麗だった。
時々架かる雲に暫く見とれた。
先日の虹といい、昨夜の月といい、
こんな街中でも、案外地球や宇宙の仕業は身近に現れる。
月にいきたいなど思った事は無い。
虹の袂にいきたいと思った事も無い。
あれらはここから見てる方がきっと良い。
5月6日。
今日は虹は架からなかった。
連休の最終日、北山も昨日までの賑わいは無く、
静かないつもの雰囲気に戻っている。
いつも座っているソファに向いのビルのどこかに反射した太陽がまぶしくなった。
昨日までと、太陽の位置が違う事を確認した。
もうすぐ、夏が来る。
ややっこしい。
今日は体調が少し悪い。
昨夜、眠れなくて、今、無性に、眠い。
僕は多分、所謂、ムズムズ病。
夜中、くるぶし辺りと、腕と手の関節辺りが、
むずむずと眠りを妨げる。
昨夜のは少々タチが悪く、まったく眠れなかった。
そこに美しい比叡山と心地良い風。
本日、ずっと瞼と戦ったいる。
夕方から立て続けに来客があり、なんとか乗り越えた。
あと1時間で店じまい。
濃い珈琲を飲んで、なんとかする。
そういえば、そろそろ、蛍の季節だ。
今日は帰り道を河原町方面にシフトして、
二条木屋町で蛍を確認してから帰ろう。
それでは皆様、明日から、再び浮き世の生活頑張りましょう。

夏気味だ。
cassowaryのエヴァーフレッシュがやる気に満ちあふれている。
新芽も沢山付いていた。
毎年、この時期、言っているが、
ぜひ、吉川君にも、この観葉植物の様に育って頂きたい。
彼の新芽は、今日も、芽吹いていない。
いよいよ連休が終わろうとしている。
そんな5月5日こどもの日、
嬉しい知らせを持ってなじみの顔が北山にやって来た。
来年の2月10日。
遂に結婚式をあげる事になったと。
僕の会社の歴史をすべて見続けて来た北海道出身の生魚が食えない青年と、
天真爛漫な熱狂的ホークスファンの彼女。
光栄にも、お祝いの席にお招きいただいた。
夏の展示会の寸前、うちの息子の誕生日の2日前だが、
意地でもスケジュールを空けておく。
ぼけ〜としているが京大出身の優しい旦那に、
計画的で管理能力の高い明るい嫁さん。
楽しい家族がまた身近に一つ増える事になった。
明日で今年の連休も終わる。
今年も例外なく、沢山の人々に会えた。
仕事では有るが、連休を休めないストレスはまったく感じなかった。
明日もきっと誰か来てくれる。
良い場所を創った。
ここは自慢の箱庭だ。

先月、展示会前に撮った満月の写真。
明後日、再び、満月だ。
このひと月、あっという間だった。
関西弁で言うところの
『言うてる間に』ゴールデンウィークがやって来た。
まさに、そんな時間の過ぎ方だった。
この『言うてる間に』という慣用句、
実に関西弁らしい。
僕は名古屋出身だが、東京で仕事している頃も、
同じ表現をするなら、皆、
『そうこうしてる間に』となった。
やはり関西は、常にみんな喋っているんだと思った。
月も満ち欠け一回り、その間に大仕事を終えて、
仕事しながら過ごしている今年の日々是黄金。
毎日の様に誰かが会いに来てくれて、
そのまま食事に出かけて楽しい時間を過ごしている。
今日を含めて黄金はあと3日。
その間、何人の訪問があるか。
楽しみにしながら、比叡山を眺めている。
その比叡山には、
今、どでかい虹が架かっている。
この仕事を始めた頃は、
もっと都会の、おおよそ、
この職業をする人間が密集する場所で仕事をする事しか想像していなかった。
中目黒か、恵比寿か、代官山か、南青山か。と。
あれから15年経ち、
僕は比叡山の見える京都の閑静な住宅街の一角で洋服の絵を描いている。
若い頃、想像していた未来より、
地味で、静かで、平凡だが、
ずっとすばらしい環境が手に入った。
案外、洋服の仕事をする上で、
僕のいる環境の方が特異かもしれない。
このまま、楽しく、穏やかに仕事が続けられる様に、
今日も明日も、明後日も、正しく、美しく、頑張ろう。

現在20:12。
今日は北山KAMMER、非常に忙しかった。
懐かしい顔にも会えたし、ご無沙汰の後輩にも会えた。
常連さんとも楽しく話せたし、ご新規も6組来てくれた。
すこしずつ、すこしずつ、店らしくなって来た。
『事務所併設で、そんなにがむしゃらに売らなくても良い。』
そんな事は微塵も考えていない。
店として構えた以上、どんな環境だろうが全力で行く。
この洋服屋を出しては行けないと言われる今の北山で、
何が何でも、店としてKAMMERを成り立たせてみせる。
それが、今、僕の最も熱量を帯びる案件だ。
そんな野心とは裏腹に、穏やかな北山の日々。
仕事の質、向い方、共に変化しつつ有る。
そう感じる。
明日もまた北山で親友が東京からやって来るのを待ち受ける。
北山に店を出して一番嬉しいのは、
僕を知る人が皆、ここを気に入ってくれる事だ。
落ち着く小さな箱庭は、彼らのために創った。
もちろん僕のためでもあるが、ここは僕と僕を知る人の休憩所。
明日も、明後日も、それを確認ための日々である。

北山のグレッチは、最近マーチンの弦に張り替えて、
非常に奇麗な音が鳴る。
六角のヤイリの12弦は、ずいぶんほったらかしにしているから、
鈍い濁った音になっていた。
今日はとりあえず、チューニングをしてやろうと思っている。
連休の合間の2つの平日。
天気は恵まれず、じっとりとした湿気の立ち籠める雨模様。
それでも、観光都市京都を訪れる人は多い。
お向かいの甘味屋さんのおかげで、
我がcassowaryにも沢山の観光客がやって来る。
それから通ってくれる方も沢山いるのだから、
お向かいさんには頭が上がらない。
今日は北山を田和に任せて、久しぶりに六角cassowaryで店番。
換気のためにドアを開放して、
雨音を聞きながら、卸先さんへの資料を制作している。
その間も次から次へとご来店いただき、
15時の時点ですばらしい売上になった。
これから20時までの5時間、気合いを入れて、
眠気との闘いだ。
店頭には半袖の入荷が加速している。
トラブルに見舞われた品番がまさかの怪我の功名?的に、
当初のデザインよりよくなって上がって来たり、
いろいろな事が起きたが、なかなか、おもしろい物が揃っている。
明日からは再び北山に戻り、壁の後で仕事しながら、
誰かが黒ラベルを呑みに、
否、
洋服を見にやって来るのを待ち受ける。

こんにちは。
従来のweblogを制作していたサーバーが少々使い勝手が悪いので、
本日より暫く、こちらでわたくしのweblogをアップする事にしました。
サーバーの契約更新を2月に済ませたばかりで、
契約金も無駄に出来ないので、
weblogのみはとりあえず、ここで更新を続けようと思います。
今後とも、どうぞ、宜しくお願いします。
さて、昨日からはじまりました2012年の黄金の日々、
皆様、如何様におすごしですか?
わたくしはもちろん、KAMMERに休みなく出勤です。
水曜日だけ、吉川の休養のためcassowaryに入る以外は、
連休中、毎日北山です。
この時期の北山、それはもう、緑が美しく、
毎日の自転車出勤が楽しくて仕方ないんです。
最初の数日間は、道選びの失敗と向かい風と上り坂に、
何度も心が折れそうになり、
もう、自転車通勤はやめようと思いました。
しかし、いろいろな人の情報を集め、
比較的楽な道と、寒さと風が和らいで来たこの頃の天候で、
出勤は驚くほど、楽で楽しいものになってきました。
しかし、今日の暑さは少しきつかった。
京都は春を削除して、昨日あたりから、夏です。
店頭にはいよいよ今年の春夏最後の入荷部隊が届き始めました。
半袖のシャツやTシャツ、どれもすでに好調に動いてます。
京都で連休をお過ごしになる皆様、
KAMMER&cassowaryでお会いできたらと思います。
それでは、良い、休日をお過ごし下さい。
127 128 129 130 131 132next