Humphrey

名優の名を冠させました
昨年デザインしたトレンチコート
あまり使いたくない言葉ですが
『定番商品』と言うことになります
新たに何かすることが一年経っても見つからなかったと言うことです

少し真面目に語ります
トレンチコート
みなさんが今まで見てきたトレンチコートと
私の作るトレンチコート
正直パッと見て大きく何が違うかすぐにはわからないと思います
と言うことはしっかりトレンチコートとして認識できる仕上がりである
そう思うのですが
どこかに違和感を感じてくれていると嬉しんです

まずわかりやすく違いが出ているのは
この前のカッティングでしょう
大きく下半身に向かってシングルの位置までえぐっています
このカットにより前の生地の重なりが少なくなり
歩きやすくなると同時に
このカットされたラインを利用してこう言うこともできます

ボタンの止め方によるアレンジで
全く違うコートに見えるように
そう考えて設計をしています

生地はコットンとナイロンのウエストポイント
聞きなれない生地の名前だと思います
略してウエポンっていわれることもありますが
名前の由来は米陸軍ウエストポイント士官学校のユニフォームに由来します
チノクロスの上品版とでも言えばいいんでしょうかね
チノが単糸なのに対しウエポンは双糸の綾織
今回のこの生地は
そこにナイロンの横糸を使ったハードボイルドタイプです
少し重量もありますが
そこはパターンと仕様でカヴァーしていますのでご安心ください

着丈は120cmほど
寸法としてもmerphのコートの中で一番ビッグスペックのオーバーコートです
色々なものを中に着込んでお楽しみください
ちなみにMR2080をライナーとしてお使いいただくと
なかなか男前だと思います

ちなみに
少しバランスを変えた淑女用もございます
anm1089

9月中旬に差し掛かり
夜は完全に秋の雰囲気
洋服製作をしている人間に
この時期心が踊らない人間は少ないんじゃないでしょうか

merph ONLINE STORE “KAMMER”

MR1151

VICTRUM ONLINE STORE

なかなか全貌を話せないまま
北大路にできてしまったVICTRUM
今度はオンラインストアがオープンしました

早速
VICTRUMの開設記念したTシャツを販売しております

merphの紳士MR4129と淑女anm4082のwhiteボディーに
SEEDS_DESIGNのグラフィックがドンと乗りました

プリントパターンは2色
ドラゴンズブルーとカープスカーレット
どちらも鮮やかに仕上がりました

サイズは紳士用と淑女用で着丈の差がかなりあります
身幅ももちろん違いますが
共にドルマンスリーブをモチーフにしている設計ですので
かなりゆとりがあります
詳しくはオンラインストアの寸法をご確認ください

お値段見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが
もともとmerphで¥9,900(税込)で販売していたTシャツに
プリントして¥9,000(税込)です
ささやかですが
オープン記念で努力しました

各色各サイズ10枚前後しか作っていませんが
もしよかったらご購入下さい

VICTRUM ONLINE STORE

レイヤードスラックス

MR3072_charcaol

ひさしぶりのパンツ
全てのカテゴリの洋服を作ると言う発想がもうないmerph
ラインナップのレギュレーションは
『merphが作る意味があるもの』
そこに独自性がない限り
もう世の中には安くて品質の良いものが溢れているので

まず構造を説明します
レイヤードと言うだけあって
当然重なっています
そう、二本のパンツが重なっているんです

ポンチ(ジャージ素材)で作った伸縮性のあるショートパンツの上に
woolとcotton 50/50のツイルのスラックスが装着されています(脱着はできません)

ワンタックをつけた緩やかなストレートですが
しっかりとスラックスの品格は備えています
しかし
着用者に接するのは中のジャージショートパンツな訳です
だから着用感はいたってリラックスしたニット素材のショートパンツ
しかし側(ハタ )から見ればちゃんとしたスラックスとなります

その着用姿が
こちらです

過去色々なシェイプで仕上げてまいりましたが
今回が私の中でとりあえずは完成したと感じています

素材とデザイン
そして寸法
全てにおいて納得しています

merph online store KAMMER

MR3072_charcoal

変化の夏

有限会社Sanctumとして
この夏から劇的に変化しています
今まで一人で何でもやらなきゃ行けないと思い
というか一人でやるしかなかったんですが
merphという洋服と
それを作る会社に舞い込んだ様々な依頼に対し
人材が揃って来て
逆に私の処理スピードを上げていかないと追いつかない状況になりました
日々が非常に切羽詰まっていますが充実しています

そんな中
店頭に一人スタッフが入りました
彼女たち若い力によって
私たち世代が苦手なSNSなどを使った
セルフメディア戦略にも遅ればせながら力を入れていこうと目論んでいます
まずはInstagramのテコ入れから
これまでの無理してスカした低出力から
せっかくの製作にまつわるmerphのストーリーを
ブログだけでなく
そういった場面からも伝えていきたいと思います
是非、フォローお願いします

さて明日は
久しぶりに新型のパンツが仕上がって来ます
コートはもちろんのこと
merphであるしっかりとした所以が発揮できるものを思いつけば
パンツやシャツも作っていきます
今回のパンツは自分がこの秋に履きたいと思い作ったものです
明日写真を撮ってInstagramで公開できればと

名作は死なず 

loto5115 C/# denim

朝夕が少しずつ過ごしやすく
いよいよ秋の気配が色濃くなってまいりました

およそひと月続いた猛暑と豪雨の最中
ぴたりと試着が途絶えていたデニム転写プリントのスウェットパンツが
再び動き出しました

今回の仕上がりの勝因は
この新しい裏毛素材にあります
何度も書いてきましたが
昇華転写プリントはまず第一にポリエステル素材に行います
立体的に見えるように整えられたデータを特殊紙に一旦プリントし
それからその図案を熱と圧力でポリエステルに溶かし込みます
元のデニムの縫製やダメージも計算されてプリントされた各パーツを縫い合わせてまさにデニムにしか見えない偽物のデニムパンツが仕上がります

しかし本来ポリエステルは光沢のある素材です
その艶が違和感を生んでしまうのですが
今回使われている素材はポリエステル100%なのにもかかわらず
見事なまでにコットンのツラをしています
光沢がなく、色もしっかり濃く青く仕上がってます

元々名作
全国にその存在を知らしめたこの作品
今はもうどこに行っても手に入りません
merph旗艦店を除いて…
その上
過去のものよりまたしてグレードアップをオプション標準装備です

Sサイズがもうすぐ完売します
他のサイズは先日少量ですが補充完了しました
暑くじめじめした季節のもうすぐ終わります
STAY  homeにも
出張や旅行にも活躍を約束します

果たして、誰だったのか…

この夏
わたしたちmerphと
タチの悪い先輩デザイナーのIとがほくそ笑んで展開した悪ふざけ
“merphonia by SEEDS_DESIGN”というレーベル
その中でも一番の問題作がこの”Martin”でした

T-21-T-01M C/# white
T-21-T-01M C/# mix gray

店頭では
この人物が誰なのかこっそりお伝えしましたが
果たして、誰だったのでしょう。。。

ヒントは
この人
世界的に有名なファッションデザイナーです
にもかかわらず
みなさまはこのプリントを見て誰だかわからないですよね
そうなんです
この方
めちゃくちゃ有名なのに
本人の姿が公開されていないんです
ドキュメンタリー映画も製作されましたが
ご本人は出てきませんでした
察していただけましたか?

そうなると
今度はなんでおまえらはその人物を知っているんだ?
ということになりますよね
我々ももうこの業界に入り四半世紀の長い時間を過ごしてきました
そんな長い時間やってくると何の因果か
色々な方々とつながっていくものなんです

さあ公で話せるのはここまで
詳しくは店頭にて
そして
彼の正体だけでなく
まだ続く素敵なストーリーもお話しします

 

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