he is the designer

そろそろwebsiteにも慣れてきたので
ここをデザインした男について今日は書こうと思う

その男
サノワタル
京都では、いや、デザイン業界じゃ少し名の知れた男
自らが代表を務めるiroiroデザインというデザイン事務所の他
事務所に併設?いや、事務所が併設されているといたほうがいいのか
人が毎日集うカフェダイニングも運営
さらに
京都の幾つかの大学の教壇にも上がるまさにフロントマン

なぜこの男にデザインを頼んだかというと
ある日のSNSへの書き込みがきっかけだった
大まかにまとめると
『デザインはクライアントがカッコよければカッコよくなるし
クライアントがカッコわるければカッコ悪くなる』
って潔い一文が書いてあったのだ
つまり
クライアントありきの場合
相手が望む形を仕上げてこそのデザイナーの力量
って言い切っているわけだ
僕はそう多くのデザイナーと関わったことがあるわけじゃないが
これまで見てきたwebやグラフィックのデザインをする人々は
どうもこう、自分のデザインが優秀であり
それを受け入れろと言わんばかりの説明というか
説得をする人々ばかりで
その上作ってるデザインってのがどこにでもあるようなもので
発想も安易でひねりがなく
何がすごいのかわからなかった
ところがこの男は違った
おそらく本来この手のデザイナーというのはこういうものなのかもしれない
やっと本物に出会ったのだ
だから
彼に僕を分析し
僕を反映させたweb siteを創ってもらおうと思った

出来上がったweb siteはご覧の通り
法則とまとまり
シンプルながら工夫され尽くした構成
我々の持っている素材をよりよく見せることができるそれぞれのコンテンツ
それにトップページ
ひたすら酒を飲み
僕という人間を観察し
思考と嗜好をちゃんと理解してくれたのだと感じる仕上がり
つまり
悔しいくらい見事なまでに
彼はデザイナーとしての仕事を完璧に仕上げたことになる

僕ら洋服のデザイナーの成果の上げ方は少し違うが
これからこのサイトと新たに始まる展示会で
彼に負けないように仕事を仕上げて見せる
そして半期の仕事が終わったら
また関わってる全員集めて黒ラベルを一星雲飲み干す
今日は事務所で資料製作
コーヒーを入れて窓を開けた
明日はサンプルの出荷
いよいよ展示会が始まる