鳴り続ける鈴

8月30日

久しぶりに高鈴のライブ

それ以来


が頭の中で鳴り止まない

これを夏の終わりの夕刻に聴いちゃあいろんなものが溢れてくる

テラス席でひたすら走り回っていた友人の子供たちも

この曲の時

呪文にでもかかったようにぴたりと動きを止めて

歌う山本高稲を見つめていた


歌の力

音楽の力

そこらじゅうで安っぽく使われている商業文句

しかし

彼らの口からそれを聞くと

巷のそれとまったく違う言葉に聞こえる

昔からの友人だから

そりゃあ贔屓目もあるのかもしれない

でも

その下駄を履いていたとしても

高鈴の音楽に感じるものは桁外れに高くそびえ立っている

ここを読んでくれている人にも

高鈴を聴いてほしい

みんなが同じように感じるとは思わない

だけど

きっと多くの人が私と似たことを感じるんじゃないかと思う

彼らは続けていく

ずっと同じことを

自分たちの中にある何かを音楽にして

また誰かと関わって

少しずつ少しずつ自分たちの音楽で気持ちを伝えていく

いい旅をしている

羨ましい