展示会前に一輪咲いたKAMMERの八重は、
その後、展示会中に主人の目の届かぬところで満開の花を咲かせた。
あれからひと月。
今、桜餅に巻くあの葉っぱを大きく広げて、
来年の準備に入っている。
春の準備を始めるのは、僕と同じだ。
今、時々思いつく新作のアイデアを、
脳のどこかしらにストックし、
気が向くその瞬間が来るのを待っている。
絵を描くには、それ相応の覚悟と、精神衛生が必要だ。
今は、無理。
5月も半ば。
中日が何となく勝ち続けていたから、
ネルソンも吉見も朝倉も高橋も、
1軍にいなかったのを忘れていた。
別に中日が強いんじゃない。
セリーグみんな弱いんだ。
だから、交流戦が始まるのが憂鬱だ。
交流戦のせいで、5月病になるセリーグファンは、僕だけじゃないはずだ。
今月は沢山の友人が京都を訪れてくれた。
これからもまだまだいろいろやって来る。
京都の魅力なのか、僕の魅力なのか。
おそらく、京都だろうが、
何にしろ、京都に来る時に僕を思い出してくれるのは嬉しい事だ。
だから、全力で返り討ちにしてやろうと思う。
中日にもぜひ、勝ち星稼ぎに来るパリーグの面々を、
自慢の投手陣とで返り討ちにして頂ければと、
そう、
思う。