葵橋からの夕暮れを見るのが最近楽しみだ
昨日の日中の豪雨の置き土産は
黄金色の黄昏だった
ここのところ毎日
橋の真ん中に暫く自転車を止めて眺めている
途中にコンビニでもあれば黒ラベルを片手にと行きたいが
最近じゃそれはおとがめを受けるとのことだ
そして
始まってしまった
今日からは少し長めに葵橋で夕暮れを眺めてから
御所南の飲み屋を順番に廻って帰ろう
どうせ23時頃にならないと家の前の人だかりが消えない
あそこに我が愛車 重厚騎兵CASPERで突入すれば
高い町内会費を払って祭りに貢献しているにも関わらず
通行人から非国民を見る様な目でにならまれ
交通整備の警官には一通だから迂回しろなどと言われる
だから毎年こう言ってやる
『わかった迂回してやるから町内会費返せ』
すると警官はめんどくさがって通してくれる
汗と屋台のいろんな食い物の匂い
自宅マンションの僕の自転車を停める定位置で
いろんな屋台の食いもんを広げて喰らうおばちゃん
写真を撮る人々の前を自転車で通る時に聞こえる舌打ち
明け方から始まる鴉のバイキングパーティー
高い町内会費の対価は無数のストレス
だから今年でこの街から去る事にした
祇園祭を見に来る絶好のホテルを失う名古屋の母は
相当ショックを受けているが
仕方が無い
歴史的なすばらしい祭りだが
ちょっと近くで見すぎてしまった
僕には
この祭りより
葵橋から見えるあんな風景が必要なので
中京区よ
さようなら
話しはがらりと変わる
今日
出勤途中の信号待ちで隣に停まった八百屋のトラックに
こう書いてあった
『野菜はともだち』
するとなにか
おまえは友達をトラックに乗せて京都中に売りさばき
人に食わせてしまうのか
酷いヤツだ
7月13日の金曜日
今日も眠気と戦いながら
北山で19時までの長丁場