企画書

東京の展示会中

同時にとある企画を急激なスピードで展開させていた

会社を始めて丸10年

今年の冬は激動の年の瀬になりそうだ


物事を新しく始める時

打合せを繰り返し

色々な人と話す訳だけども

どこかに一本しっかりとした共通理解が無いと無駄な時間がかかる

なので

出来るだけ企画書というものを仕上げて全員に渡す

言葉と数字を分かりやすく並べて

まだ始まっていない事柄に具体的なイメージを抱ける様にする

これがたのしいのだが

開けてみたらやっぱりその通りには行かないのが毎度の現実

一度でいいから企画書を上回る誤算を味わってみたい

これは誰もが抱く淡い夢


今回ももれなく僕は超希望的観測の実現を願いながら

出来る限りシビアな書面を書き上げた

果たして

その結果はどう出るか


僕は洋服をデザインしているが

実際やっている仕事は店舗の構築だと思っている

今のcassowaryにはちょっと不満がある

始まりの頃のあの箱は

もっと幻想的だった

と自分では感じている

長くここにいるうちに

非現実的だった空間が少し所帯染みて来た様な気がする

この秋冬が好調のまま終わったら

少し店舗にテコ入れをしたいと考えている

出来るかどうかわからない

アイデアがでない限りはやらない

そんな事考えていると

あっという間に時間が過ぎていく