耐性ウイルス

何気なく観ていたブンデスリーガーの試合

落ち着いた声で話す木崎さんという現地在住の解説員が

面白い意見を話していました

実況の方から日本人のシュートに対する意識の低さと

ゴールキーパーが育たない事に関して

ドイツではどういう育成方法を行っているのかと聞かれてこう答えました

『ドイツでは育成段階のもっとも年少カテゴリーで

通常よりも軽いボールを使用します

するとまだ体の小さな子供たちがいつもより強いシュートが打てます

当然小さなキーパーではそんなシュートは止められません

だからシュートを打てば入るようになります

そうなればどんどんみんながシュートを打つようになります

逆にキーパー達は皆悔しい思いをします」

そしてなんとかそのシュート止めようと一生懸命練習して工夫します

やがてそのシュートを止めるキーパーが現れ

シュートを打つ側はさらにコースを狙い強く正確に打てるように練習します

そうやって練習するからシュートの意識が高くなるし

キーパーが育つのではないかと思うんです』

共感いたします

日本人の発想はど根性美学

なんのためかわからないど根性トレーニングを要求します

それじゃダメなわけです

成長に必要なのはシャンパンシャワーの疑似体験ですよ

僕もその考えの元

ど素人の若造に大きな仕事をさせて裏で操作し成功させ

徐々に手を引いていくという方法をとってきました

しかし

いるんです

この完璧な育成方法が通用しない耐性ウイルスにたいな奴が

我が人生最大の敵は

振り向けばそこにいます

今日も我が社の低反発素材Mr.トゥルースリーパーは

遅刻しました