夏を消す

七月は終いと始まりの交わるうねりのひと月

ちょうど一年前

デスクに向かってひねり出した作品が

もうすぐ役目を終える

そこへ

秋を彩る作品がジワリと現れて

次第に店の四面を埋めていく

どこが際か

見極めて

潔く

夏を消す

この数週間のうちにそれが完了する

ちょっと寂しく

ちょっと浮つく

一年に二度あるこの反省と期待のひととき

少し店が慌ただしくなること

お許しを


店頭に届いた秋の新作

なかなか好評

週末

ぜひ