炎夏の夜のiroiro

昨夜はウェブサイトの打ち合わせ

打ち合わせがしたいのか

彼と飲みに行きたいのか

まあ

どちらとも正解

ウェブデザイナーへの興味をもたせてくれたその男

頼んでいるサイトの新デザインがものすごく賢く美しく

何よりうちが抱えているデメリットをメリットにしてしまっていた

まさに錬金術

言い訳ではないが

打ち合わせと称し数多飲み干した黒ラベルは無駄ではなかった

その男はしっかりそれをデザインに落とした

僕は飲んで喋っていただけだ

宇宙の話や昔話を


その男曰く

『僕らがするウェブデザインは発注者がかっこいいか悪いかで決まる』

クライアントありきのデザインはそうあるべきだという

クライアントにデザインを説得したら素人

さあ

そういう彼が作った新しいSanctumのウェブサイト

かっこいいか

かっこ悪いか

皆様に判断を委ねることになる

僕はこう思っている

『彼に頼んで良かった』

見積もりまだだけど…

そんな実に興奮する打ち合わせをしながら

昨夜は不思議なほどiroiroな出来事があった

書けないこともあるけども

そのドラマチックな夜を

東京の大事な友人から届いた一通のメールが

完璧に仕上げてくれた

昨夜みたいな興奮が続いた夜にあのメールは

たまらん

上顎と耳の中間あたりに感情が集まって

目に汗が浮かんだ

汗だしあれは


東京で毎日が刺激と恐怖でいっぱいだった20代半ばに

ずっと一緒に仕事したり遊んでいた

まさに戦友ってやつだった女性が二人目の子どもを産んだ

その旦那がまた僕の大事な後輩で

まあ

所謂あれだ

キューピッドしちゃったわけで

その旦那からすごく嬉しいメールが届いたから

もう

もう一つ向こう側まで行ってしまって

またしても深酒

でも

いい酒だった


神戸のオープンの寸前で

なんとも素晴らしいプレゼントをiroiroもらった昨夜

野心と責任感をアップデートして

いざ

港町へ

皆様

土曜の夕刻

お会いしましょう