真意の伝達

今日も気がつけば昼を過ぎていました
最近は毎日机に向かって新しい形と戦っています
秋冬の生産も発注が終わり
月初に届く不幸の手紙(請求書)に恐怖しております

しかしながら
昨年の10月以降
何かの歯車がガッチリとかみ合い
急速な業績回復が進み
その不幸の手紙に打ち勝てる体力がつき始めております
ちょっと楽しいではありませんか

洋服を長く作り続けていく上で
重要なことは
やはり自分の作った洋服が
真意以外の意思を纏わないことだと思います
人を介せば必ず情報は薄まるか余分なものがついて回ります
大きなビジネスに乗るにはそこに目を瞑るしかないんです
つまり歯車をいくつも理由をつけて回るようにしなきゃいけないんです
でもそれでは伝言ゲームのように遠い歯車に届く情報は
何百分の1になってしまうのでしょう

今merphは大きな歯車が動力源のエネルギーをそのままに回っています
確かにこれでは私が出すものが届く数は限りがあります
ただ内容は非常に濃いままで私の元を離れていきます
そして中途半端に歯車を増やし
出ていく数を増やそうとしたところで
その歯車の面倒をみることに時間や体力を使い
結果
一人で目一杯歯車を回していた時よりも
成果が得られないのです

冒頭
歯車が噛み合った
と書きましたが
違いますね

トレンチコートの販売数が40着を突破しました