今年私が一番興味を惹かれた映画『ゴッホ 最後の手紙』が
いよいよ明日11月3日に公開となります。
主役である天才画家のゴッホには謎が多く、
この世を去ったのも一般的には銃による「自殺」とされていますが、
自殺では説明がつかないことが多いことも知られています。
物語は、謎に包まれたゴッホの死の真相に迫るというサスペンス映画なのですが、
更に興味深いのが、
全編が動く油絵で構成されたアニメーション映画だという点です。
油絵が動く
しかも、ゴッホの様々な名画が現在に蘇って動き出す
いったいどのようにすれば動くはずのない絵画が動くのでしょうか。
製作はゴッホの絵を再現し動きを与える為に、
まずは俳優による実写撮影が行われ、
その映像を世界各国からオーディションで選ばれた125名の画家の手によって
油絵へと描き変えられ、
それらを最終的にアニメーションとして仕上げるという
簡単に言ってしまえば芸術と映像技術の融合なのですが、
気の遠くなるような作業があったことが想像できます。
新しい試みがなされる時、賛否両論あるのが世の常ですが、
ゴッホ自身の目に映った世界をほんの一欠片でも現代で体感できるかと思うと
楽しみで仕方ありません。
「我々は自分たちの絵に語らせることしかできないのだ」
これは、ゴッホが残した言葉です。
merphの洋服も一人のデザイナーの頭の中から、
多くの人の手と技術から1つの作品が出来上がっています。
そして、
誰かに身に纏われたときにmerphの洋服達は語り出すと私は感じています。