Flavorichのオイルドクロスハンタージャケット
これ
欲しい
でも
サイズがまったく無理
残念
相変わらずしっかりしてらっしゃる
安心して店頭にだせる優等生ばかり
サイズさえ合えば
数着つれて帰りたいのだが
そのためには全力自転車出勤で後3年はかかると見ている
だからこのジャケットは誰かに譲る
炎天下での30分の自転車通勤をしなくても
既にサイズの合う誰かが買えばいい

葵橋は夕焼けだけじゃない

今日の蒼空は奇麗だった

この清々しい空を信号待ちしながら眺めて

またいつもの金持ち通りをこれから北上する決心をした

そしていつもよりも軽いギアで

ただ黙々と北へ向うその途中

1人の見知らぬ小学生がこちらを見ながらこう言った

『遅刻?』

突然の問いかけに意表をつかれた

『社長だからいいんだよ』

洒落の効かないつまらん答えをしてしまった

なぜそう思われたのだろうか

実は

確かに今日は遅刻だった

バレていたのか

あいつは何者なのか

明日も会えるだろうか

もし会えたら明日はなんて言われるだろうか

北山への通勤もあと半月ほどで終わる

2月からの6ヶ月間

この出勤中に起きた様々なドラマを噛み締めて

そして

残すところあと十数回となった出勤で

何か面白い事が起きる事を期待している

C/#sand
先日からC/#blackの画像は何度も登場していたので
本日はこちらのC/#を公開
毎シーズン
我が作品集に登場するベージュともカーキともグレーとも言えない
狭間の領域にあるこの色を
勝手に”sand”と名付けている
砂場の色に見えるからそう呼んでいるのだが
この色が僕は大好きである
今回は微起毛のストレッチサージを選んでいるので
更に光の具合に寄って曖昧な立場を取っている
太陽を浴びればベージュに見せかけ
部屋に入ればカーキを装う
夜になるとグレーを被って襲って来る
日本の政治家の様なユーティリティー
いや
例えが悪い
まるで吉川店長の様に仕事をしている振り
これも例えが悪い
サッカー日本代表の伊野波の様に
センターバックにボランチ
サイドバックまでこなすユーティリーティー
登録の限られたワールドカプ予選において
こういう選手は必ずベンチに欲しいもの
このC/#sandはそういう考えで監督である僕がコレクションに登録した
それからこちらも絶好調
吉祥寺ROL様と弊社直営店舗のみのスペシャリテ
真夏の太陽が調子に乗って人様の命を脅かす中
次々と売れて行った
残すところ後わずか
嬉しい限り
そろそろ次の納品の山が来そうな予感
少し遅れていたカットソー類もお盆明けには登録されそうだ
他にもパンツにキルティングジャケットに
それからシャツの一番人気のナンバーも上がって来る
8月は遠方からのご来店が多い
なんとか皆さんがいらっしゃるまでに
一つでも多く入荷を完了できる様に
工場様に柔らかくソフトな手触りながらとてつもなく重いプレッシャーを電信しておく

昨日
いつもより30分早く南へ向った
京都府立大学の敷地の開けた空に見えたのは
栄光を風景にした様な夕焼けの始まり
これを見たなら
リチャードアシュクロフトやトムヨークは
美しいスケールのでかいロックを書くのだろうなぁ
そう思いながら
立ち止まって暫く眺めていた
夕焼けにしろ雷にしろ満月にしろ
その瞬間を逃すとあっという間にさっきまでの迫力は消えてしまう
だから飽きるまで見つめ続けるしかない
昨日は用事があったから仕方なく5分程で諦めた
この風景を見て
苗場で荘厳なROCKを聴いている友人達の事を思い出した
7月31日
今日も暑い
至る所からradioheadの自慢が聞こえて来る
本気で行こうとしたのは第一回と一昨年のFUJI ROCK
一度目は大学生だったか?
もしくは卒業1年目だったか?
当時働いていたメーカーの都合でいけなかった
大学生から店長やらバイヤーやら企画をやっている事を初めて恨んだ
二度目は一昨年か
友人が出演する事になり
ホテルまで予約をしていたところに嫁のつわり地獄で参加を辞退
おそらく縁がないのだ
今はそう思っている
行けないのなら自分で唄う
今日は息子と二人で留守番
夕食を終えた後
ヤイリのギターをかき鳴らし
出演アーティストのカバーライブを計画している
息子は3分くらいなら飽きずに聴いてくれる
だから3分のメドレーになる
1曲目は
『high & dry』
キーは1音下で行く

暑いしまぶしい
植物にとっては今一番良い季節なのだろう
気が付けばまた更に枝を広げ
あまりにも奇麗な葉を広げている
何度も絶滅の危機を乗り越えた窓際の木賊もこの繁栄
やがてやって来る底冷えの季節を乗り越えるため
今出来る限りの事をしているように見える
それを見てしっかりしなくてはいかんと思い
午前中からcassowaryでいくつか用事を済ませた後
14時の一番危ない時間帯に北山までのツーリングに出た
快晴の中
夕立ちにでも遭ったかの様に汗をかき
分厚いコートだらけのKAMMERにたどり着いた
先程15時の睡魔との闘いを制し
これから19時までエンジン全開で仕事に打ち込む
明日で7月も終わり
8月だって気が付いたら大文字に火が灯る
頑張るしか無い
暑いけど眠気覚ましの珈琲をぶちかまして
生地と睨み合いながら
次から次へと段取りを組んで行こう

今日は写真は無しで行こう
最近夕焼けの写真ばかりで飽きて来たし
今している仕事について書いてみようと思う
現在
北山の事務所では
8年間溜め込んだ生地スワッチを緑の絨毯に目一杯広げ
決まり始めた2013年春の作品にどんな生地をのせるか検討中
来年の春も相変わらず今まで通り
自分の創りたい物を創る
それは変わり無し
ただ生地の選定は毎年少しずつ趣味が変わって来ている
北山に引っ越す際にいろいろと過去の作品が掘り起こされたが
今見てみると
こう思う
『これほんとに自分が選んだのか』
やはり8年やって来て
ずいぶん選ぶ生地が落ち着いて来た
以前働いていたメーカーで
上司が選ぶ生地を見ながら
『全然かっこ良くないなぁ』
そう思っていた生地を今は探し求めている
色気のある生地を選ぶ様になって来た
自分で言うのもなんだが
そう思う
今日も暑かった
ガラス張りの北山事務所はなかなか冷えない
生地の色を太陽光で見ようと軒先に出よう物なら
十数秒で汗がにじむ
そんな訳で突然三ツ矢サイダーが飲みたくなり
コンビニエンスストアへ勇気を出して買いに行った
グラスに氷を入れてサイダーを注いだ
三ツ矢サイダーを飲むと地元名古屋の
矢田川花火大会を思い出す
『炭酸は骨を溶かす』
我が家は小学生の頃
炭酸は正月と子供の日と矢田川花火大会の日だけしか飲ませてもらえなかった
その反動が炭酸麦酒への偏愛を生んだのではないかと思う
今日は眠たくなると困るからビールは1本だけ
25時からサッカーを見なくてはいけない
今日は福松の上映会も無いだろう
自宅のリビングで大声を出さない様に気をつけながら
若き日本代表を信じて3時まで応援する

昨日のも奇麗だった
暑さとひきかえにこの夕焼けが手に入るなら
いや
やはり夏に少しでも気を許したくはない
早く終われ
葵橋の夕景に見せられて言うのは僕だけじゃない
ここを通るほとんどの人が西の空にカメラを向けている
近々
僕も会社のcanonでもっと奇麗に撮影してみようと思う
merph_animaも上がり始めている
先陣を切るのはanm1012レイヤードジャケット
こちらに使用している生地
コットンシルクビーバーがとてつもなく美しい
それも当たり前
基本的に秋冬の素材がお高い弊社に置いて
群を抜く
いやそれどころではない高級素材
¥4,850/m
天文学的価格のエレガント
会社立ち上げ当初
まだ何も掴めていないころに買ってしまった若気の至り
4反作って使い切ったと思っていた
ところが2月の事務所引越の時
奥から出て来た包みを破いていないW巾の反物
開けてびっくり愛しのビーバー
ちょうど生地を迷っていたanimaのお気に入りのデザインにのせる事にした
どうしても堅苦しいデザインに偏るが
こんなかっちりした洋服を着た淑女にお会いしたいと言う
わたくしの願望をよりどころに製作しているので
仕方が無い