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どうやら
今週が暑さのピークのようで
お盆休みまでの1週間
踏ん張り時です
街行く人が半袖の中
cassowaryでは2013AWコレクションが
大好評
秋の訪れが待ち遠しい日々を
過ごしております。
旧暦の七夕に行われる
京の七夕
わたしも
京都に引っ越して来る前に1度
参加した事があるのですが
堀川を流れる水に浮かび上がった
友禅流しがとても美しかったのを
覚えています。
今年で4回目になる今回は
堀川と鴨川の2会場で開催されるらしく
開催期間も
来週の12日月曜日までと
長めとなっているので
ぜひこの週末京都にお越しの際は
竹と光を用いた美しい演出と
様々なイベントで暑い夏の古都を
楽しんでみてはいかがでしょうか
もちろん
秋が恋しい
cassowaryへも
どうぞお越し下さいませ
自慢の新作達と共に
お待ち致しております。

リトルボーイ

ここ数年広島に縁が深まり何度も原爆ドームを見た

あの日炸裂した真下に連れて行ってもらい

空を指して

『ちょうどあの辺りで炸裂したんだよ』

そう教えられた

見上げた空は快晴で

その下には朽ち掛けのあの建物が

あの日のまま残されていた


確か

リトルボーイ投下の第一候補は京都だったと歴史の授業で習った

人口と盆地という地理的な要素が原爆の効果を計るのに最適だったからだと

一部の将校は7月まで京都に落とす事を強く求めたが

結局は文化財の多い京都を破壊する事は

敗戦後の統治活動で日本人の反感を買うから避けられたと

そして最終の候補として上がったのが

新潟

小倉

長崎

広島

アメリカ人

勘違いするな

何処に落としたって差などない


原爆が落とされた事実は

あの日

広島に居た人々とその子孫にとって

今もなおあの日のまま残っている

縁あって酒を飲む仲になった広島縁の友人達の日常にも

必ず1945年8月6日が消えずに残っている

残酷

無数の命を奪い

助かった命の未来をねじ曲げた殺戮兵器につけられた名前

”リトルボーイ”

虫酸が走る


理由なんて興味もない

誰の責任かなんて話してもしょうがない

どんなに深刻に考えても僕も両親も爺ちゃんも婆ちゃんも被爆していない

そんな人間達に当事者の理解は出来ない

でも

起きた事をちゃんと知っておくべきだと思う

あの日の事を教えてくれる人の話

ドキュメンタリー

書物

絵画

写真

目をそらさず

耳を塞がず

居ようと思う









8/6

&
履いているのは昨日ご紹介したパンツ
ポケットに手を入れてない状態で
膨らみが自然と形作られます
ワンタックを入れて腰回りに少しボリュームを
腿のあたりから裾までは
弊社のパンツの中では1番細身のシルエットです
生地は
ストレッチが利くウールのフランネル
ウールのチクチク感をほとんど感じない
しっとりした手触りです
昼間の暑さは相当なものですが
朝晩は意外と涼しく感じるようになった気がします
暑さが和らぐ夕方以降にでも
ぜひご来店下さい

破壊豪雨と妥協の金色

猛嵐のなか現在進行中の制作の打合せのため

古の街へ向った

今出川辺りから降り出した雨は

最速稼働のワイパーに仕事をさせない歴史的豪雨となり

視界はフォトショップの加工画像の様になってしまった

当然徐行運転

南に向う道の遥か向こうに

極太の稲妻が天と地をつなぐのを何度も見ながら

慎重にアクセルとブレーキを踏み分けて前に進んだ


五条当たりに着いた頃

ようやく雨が常識的な範囲内に戻った

そして

ふと横を見るとそこは川になっていた

後から前から横から消防車がやって来て

地下駐車場のある何かの施設に水を吸い上げ始めた

消防車が水を撒かずに水を吸うという笑えない状況を横目に

大幅に遅れたため一般道ルートから高速ルートにナビを変更し

Sanctum号に搭載されたビンテージもののナビゲーションシステムには無い

新しい高速を飛ばした

そう

文字通り飛ぶようにして橿原神宮に到着したのは

約束の時間20分前だった


恐怖すら覚える豪雨を乗り越えた僕らを待っていたのは

旨いスペイン料理を酒を飲まずに頂きながら

打合せをするという悲しい試練

途中

ノンアルコールビールという

どこかの悪い神様が与えたもう妥協の金色に魂を売ったが

すぐに後悔をして中国四千年の歴史が生み出したお茶に路線を戻し

ハモンセラーノとイワシのマリネを咀嚼した


何かに試された様な半日の大人の遠足

この成果は9月の中頃に皆さんにご覧頂けると思う

遊んでように見えるかもしれないが

本気で遊ぶと意外と仕事になる

そんなものだ






anm3013

merph_animaの2013A&W
スウェットワンピンースのヒットで
素晴らしいスタートダッシュを切りました
あれよあれよと在庫はなくなり
今や風前の灯火となりました
そこへ届いた次なる一手
ジョッパーズパンツの雰囲気をもつ
ウールスラックスが到着しました

着用時のシルエット
どこから見ても抜群かと思います
ポケット付近に膨らみを持たせて
そこから一気に細くなる細くなる独特のツラ
見た目上品なウール生地ですが
ストレッチが利く優れものです
この秋冬
women’sからリリースするパンツはこちらのみ
それだけ渾身のパンツです
ぜひともお試し下さい

真夏の魔術

大都会には何でもあるようで意外と沢山手に入らない物がある

京都は有名で伝統のある街だけど

正直都会ではない

だから

東京や名古屋に行くといろいろとうらやましい事があるが

洋服の制作などと言う特殊な仕事をしながら暮らせる田舎町は京都以外にない

我が儘を言わせてもらえば

あと旨い焼き鳥屋があればここは完璧だ

洋服で成功したら

焼き鳥と手羽先とカレーうどんが旨い店を次の目標にしたい


ただ

京都の八月は堪え難い

昨夜も

少し涼しいな

そう思いながら歩いた帰り道

なぜか次第に朝がにじみ出て来る

湿気という真夏の魔術

じっとりと身体にまとわりつき

不快感から自律神経でも狂わせるからだろうか

汗が身体から吹き出して来る

そこに37℃とかいう気温が重なれば

ここはもう熱帯盆地

憶測だが

クラー病の発症率日本一なのではないか

それでも僕らの商売の主戦力は既に秋冬の新作

怒濤の入荷にストックルームは洋服の壁になっている

まだ夏のピークは少し先だろうけど

魔京へお越しの際はどうぞ我々の新作をご覧頂きたい

コンクリートの箱をキンキンに冷やして

お待ち申し上げる