the straight

the straight

足の隆起の内側に線を引くのではなく

その隆起のピークを最短距離で結んで行くストレートパンツ

微起毛されたホールスキンのキャメルベージュ

今シーズンのmerphの上物にことごとく合う


羽織っているのは


カモフラージュの中で一番好きな柄


このコーディネート

凄く気に入っている


所謂

『奇をてらう』のは好きではない

でも

極平凡なのも好きではない

わざわざ言うなら
コーディネート全体で調和のとれた色合わせが好きだ

このコーディネートに

まっ黄色のステンカラーコートなど合わせている人とすれ違ったら

勇気を出して面と向って賞賛したい


今日の2品番

展示会で大きくオーダーが付くタイプの作品ではない

最終ラインから

地味ながら確実なフィードを打ち込めるセンターバック

レーベルとしてオーダーが付くものばかり創っていても

cassowaryという店はやっていけない

店の運営はリーグ戦
リーグ戦を戦い抜くにはバランスよく様々な選手を揃える必要がある

ただ

このところ

cassowaryではそれが出来ていない

生え抜き選手だけで戦って来たので

来シーズンからはちょっと助っ人獲得や移籍市場にも顔を出そうかと思う

早速だけど

10月

ちょっと良いものを皆さんに紹介出来そう

お楽しみに


けれど、それがどうした。

空の写真を撮るのが好きだ

特に夏から秋にかけて

気が付けばシャッターを切っている

最近じゃiphoneのカメラも凄まじく綺麗に撮れるから

気に入った空の瞬間を撮り逃す事も無くなった


10月になっていた

信じたく無いがなっていた

展示会に向けてもう全力で走っても間に合わない

きっと今回は燃え尽きた状態で会場入りとなる

その分

サンプルは良い仕上がりである事を約束したいが

上がって来るまで分からない

ショートムービー


予告編を観てくれた友人知人から嬉しい言葉を頂いた

本編は11分の大作

飽きずに観てもらえると良いのだが

情熱を注ぎ込みすぎたので

冷静な客観的判断は不可能

皆さんからの声を真摯に受け止めるしかない


この物語は

ash

つまり

灰色を曖昧と理性二つの意味で表現したお話

曖昧だった青年が

相反する2つの衝動を選択させられた後

理性を手に入れて未来に向かう

僕はその登場人物達の洋服をデザインした

そしてそれがそのまま2014年の春夏のラインナップとなる

面白い製作方法だったけど

兎に角

時間と体力を消耗しすぎた

今日も車でえんやこりゃ

明日も朝からえんやこりゃ

ずっと続けて行くのはほんとに努力の積み重ね

いつか楽になる日が来るなんて

会社を始めた頃は

自分にそう言い聞かせてがんばっていたけど

正直

あの頃なんて能天気な毎日だった

これからもきっと今日が楽な方だったと思うだろう

けれど

それがどうした

努力なんて報われなくて当たり前

ずたぼろになって地べたにぼろ雑巾のように張り付いて

そこから立ち上がって

初めてスタートだ


はい

HONDAのCMのパクり

あのCM好きなので

明日もがんばる

それしか無い

杉と千鳥


夕暮れ時の比叡山の色ががらりと変わって来た

秋はどんどん進んでいる模様

福松の土鍋御飯がシャケといくらの親子御飯になったし

帰り道に秋刀魚を焼く香ばしい匂いが香っている

cassowaryも秋冬の進行が再び始まる

写真はお気に入りのニットカーディガン

これは絶対に活躍する

昨年無地で展開したので

今年は杉綾と千鳥で

共に上品で思った通りの仕上がりになった


コートが本格的に活躍するまでのエース

これにあわせるためのマフラーも創ってある

ジャケットやブルゾンの代わりになるカーディガン

自身の経験から

おすすめのアイテム
ぜひお試しを



trailer “ambivalent ash”

“ambivalent ash”

予告編

youtube

merph+merph_anima

2014 spring&summer

その制作をテーマを掲げて行なおうとしたところ

洋服とテーマがしっかりとマッチする事が

僕の頭の中では不可能だという事に気が付いた

それならば

そのテーマで物語を作り

その登場人物の洋服を僕がデザインするというのはどうだ

友人の映像作家

小川多郎吉の意見に大人の遊び心は大きく揺れた

それは

間違いなく楽しい

一度動き出すとブレーキをかけないのが自分の長所兼短所である

その道のプロに声をかけまくった

結果集まったのは全員のみ仲間だった


本編は10分

諸々の事情が整い次第

こちらあちらで公開予定

秋冬の入荷が最終章に入る前に

気が早い話で申し訳ないけど

来年の春夏の制作もちょっと気にしてもらえると

嬉しい





飲めば飲む程思いつく

size1が完売していた

あとsize2が1着とsize3が2着

やはり

どうしても自分が欲しい

今年はこれだけにするから許してください


この生地の作り方に関して

もう一度

まず180cm幅のミニ裏毛を90cm幅x長さ110cmに裁断する

それにA3のコピー用紙を専用のバインダー材で張り付けて行く

生地に生まれる皺の様な模様はこのバインダー材を塗る刷毛の跡
そう全て手作業

工場に感謝

紙がしっかり引っ付いたところで天地を縫い合わせ

輪っかにする

それをサンドウォッシュ

バリバリだった生地の腰はしなやかに崩れ

生地の表面はしっとりとする

そして真っ黒に染め上げる

染め上がった輪っか縫い目をほどき

そこから裁断し縫製する

仕上がりは革のように

着心地はスウェットのごとし

様々な長所を同時に持つ素晴らしい生地だ

これの誕生は行きつけのおでん屋での打合せ風の飲み会

何かの始まりはスタートラインの上だけじゃなくて

控え室や移動中の車の中でも動き出す

それを見逃さず

酔っぱらっていたってものにする

『瓢箪から駒』

この生地はおでんから生まれた


フィッシュマウスラペルのロングジャケット


美しくし上がりました

生地も非常に美しい

ずっと創り続けているこのデザイン

今年も少しだけ変化を付けてみました

メルトンでのリリースはひさしぶり

今年も少量しか生産出来ませんでした

申し訳ない


このデザインは着用していると非常に褒めてもらえると

嬉しい報告を沢山聞きます

そう

何か特徴的な作業があるわけでは無いけれど

着用時のフォルムを美しくする事に執着して創った作品です

そこに美しい生地を乗せ

綺麗に縫ってくれる工場にお願いしました

グレーのツイードパンツと合わせた姿

非常に気に入ってます

是非

お試し頂きたい

絶対ににやけてもらえると思います





houndstooth

この生地はとても気に入っている

ニットハウンズトゥースの起毛された裏側を表にして使っている

ぼけた様な柄が少し落ち着いた雰囲気に見えたから


昨年

長い秋を軽いコートではなく

重いシャツやボリュームのあるカーディガンを着る事を提案し

それが非常に好評だったので

今年は一歩攻めて迫力のある生地を選んだ

中に裏地代わりになる高密度のシャツを着れば
役割は既にコートだ


この生地

女性に大好評

デザインは違うけど

もちろんmerph_animaでもリリースするので


最近

cassowaryは急激に女性客が増加中

卸先も増えたし

在庫が本当に乏しい

何とか弱小財源を駆使して追加生産をして行かなくちゃ

11月売る物が無くなってしまう



目標62型


凄く気に入っている

ひさしぶりにパンツで改心の一撃をぶち込めた

ツイードヘリンボーンの太めのストレートパンツの裾から

ボリュームの有るテレコを付属させちらりと見せた

突き上げる寒さを防ぎたい

底冷えの都ならではのデザインだと思う


ここに来て少し夏の醜い未練みたい暑さが続いている

それでも料理屋のメニューには秋刀魚や松茸が並び

北山の田舎風景の伴奏は秋の虫にバトンタッチ

心が穏やかになるこの季節
毎晩でも飲みに行きたいところだけど

展示会の準備に向けてぐっと我慢の毎日

一段落つくまでは黒ラベルはお預け


撮影のため

着工は早かった2014Spring の制作

そのゆとりが仇になり

ここに来てケツどころか全身が火だるまになって来た

撮影に使ったサンプルは全体の1/4程度

急がなくちゃせっかく借りた展示会場がスッカスカになってしまう

目標

merph 30型

merph_anima 20型

formula 12型

関係各位

よろしくどうぞ


まっすぐ


展示会でオーダーは付かない

それでも

これは絶対に創っている

merphの洋服をコーディネートするのに必要だから

いや

洋服を美しく着こなすのに絶対に必要だから

ずっと創り続けて行く


それ自体でプレゼン出来るボトムも創るけど

これは違う

ずらりと並んだ上半身を飾る鎧みたいなコートや

ボリュームのあるスウェットパーカの下に

すらりとまっすぐ伸びるストレート

一気にしまりが出せると

そう思っている


今年はモールスキンで創ってみた

しっかりとした密度と厚さがありながら

ふわりと柔らかい優秀な生地

色は写真のkhakiと


少し濃いベージュ

キャメルってカラー品番にすれば良かったかも

もうすぐ入荷する今季のアウター類の土台となり得るユーティリティープレイヤー

まだお試し頂いた事の無い皆様

今年こそいかがでしょう


anm6013 ivory

大阪の取引先

Hemming shop様からの別注

おそらく別注頂かなかったら創る事は無い“白”

いかがでしょう

黒とはただの色違い以上の差を感じる
ショート丈のベージュのムートンベストを創りたくなった


昨日ようやく追加生産が上がって来たanm6013

black ash ivory

3色がまず入荷

追って来週

camelが到着する

ただし

camelは予約でほぼ完売状態

size1が1着のみフリー

blackもsize2はあと1着

ashは最初から5着しかない

同じ生地を使用しているmerphのMR4044も好調だし

10月下旬から11月上旬を目標に

もう一度追加生産をしようか

しまいか

今日吉川店長と1分会議を開こうと思う


暑過ぎた夏が以外と潔く消え去り

急速に秋が進行している

9月は3連休が2発
店が忙しくなる

わたくしは北山で展示会に向けてせっせと仕事をこなして行く

時間はいつも足りなくて

やりたい事はいつも多過ぎる

食べ物も酒もうまくなる一方のこれからを

誘惑に負けず

半年先の準備に全力投球